La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

やっぱり 白いカップボードが 人気です

私たちが家具を作り始めた頃
もう 20年近くの年月が経ちますが・・・
カントリースタイルという言葉さえ まだ確立されていないような時でしたが その頃は ペイント
家具を望む方は ほとんどいませんでした。
それが 日本のライフスタイルの中に 「カントリー」 がしっかりと根づき 認められてくると
カントリースタイルでも たくさんの枝葉が出てきています。
そして今、フレンチとナチュラルが最も旬なスタイルになっています。
だからでしょうか ? ペイントに対する意識が変わってきています。 ずーっと ペイント家具を
作り続けている 私たちとしては うれしい限りですが、何故かその色は 「白」 に集中しています。
ひと言で「白」と言っても さまざまなニュアンスの 白 があって、
それが ベースとなるパイン材の飴色とうまく調和して、
はじめてHEART&HOMEのペイント家具になるのです。

今回、「白いカップボード」をオーダーして下さった東京・葛飾区の佐藤さんは新婚ホヤホヤです。
すっきりしたインテリアがお好みで リビング・ダイニングには家具らしいものをまだ置いていない
とのこと・・・ それだけに、唯一の家具として私たちの作るカップボードを選んで頂けたことは
何より光栄に思っています。
多忙を極めるお仕事の中、山梨まで足を運んで頂き 打ち合わせをしました。 私たちとしても
実際にパイン材に触れていただき ペイントも自分の目で見ていただけたことは 制作する上で
とてもスムーズに作業できるので とてもありがたいのです。

今の作業プロセスは、ベースになる大事な部分の構造組み立ての最中です。 全体にパイン無垢を
使っているので 将来的に湿気・乾燥の影響を受けることを踏まえ 技術的な対策を密にします。

白いカップボード 作業中1

白いカップボード 作業中2

白いカップボード 作業中3

白いカップボード 作業中4

白いカップボード 作業中5

幅/1500mm  高さ/1950mm
用材/北米・オレゴン州産ポンデロサパイン

ここまで来ると これからは各パーツの取り付けに入ります。 どんどん完成に向かいます。

世界にたったひとつの家具

白いカップボードの次に欲しいもの

デザイン画

7月に 白いカップボードを制作納品した神奈川県・川崎の加藤さん。
カップボードも お部屋の中にしっくりと馴染んできたようです。
そんな加藤さんから 次に欲しいものとして、「ローテーブル」という お声をお伺いしては
いたのですが…   せかすのもと 思いつつ待っていたところ
“ やっぱり 早く ローテーブルを・・・”と 再度ご連絡 頂きました。
カップボードの存在で やはり、気にしていた  『今 使っているローテーブルの違和感が』 増大
したようです。 家具の持つ力ってすごいものですね。
加藤さん宅は 外観からフレンチスタイルなので 私たちの家具と相性が良いのでしょう。
お部屋の中も 少しずつトータルコーディネイトしていきましょうね。

さて、本題の “ ローテーブル ” です。
ぜひ Provence Tile を使って欲しいとの要望で タイルトップでデザインしました。
それぞれの部材が整いつつあり 組み立てもそろそろ始まります。

ローテーブル1

ローテーブル2

ローテーブル3

一つ一つのパーツを形造りながら 想います。
加藤さん家族の一員になっている このローテーブルのこと

ローテーブル4

ローテーブル5

ローテーブル6

世界にたったひとつの家具

フレンチ レストラン リフォーム プロジェクト Vol.1

7月の ある日、
私たちの HP をご覧になった 栃木のフレンチレストランのオーナーから お電話を頂きました。
開店7年目のレストランを プロヴァンススタイルに リフォームしたいとの事でした。
立派なお店です。

栃木のフレンチレストラン

オーナー夫妻は このレストランをopenした時には まだフランスを訪れたことがなかったそうです。
その後、 何度かの渡仏経験や 国内でのフレンチスタイルの流行もふまえ、
“ もっと ディテールに こだわった店づくりを ・・ ” と 今回のリフォームを考えたそうです。
店内はレストランウエディングを出来るくらいの広さがあり、別に個室もひとつ用意されています。
provence の話を交えながら 時間をかけて ご夫妻の希望を聞いていきます。
フランス人や渡仏経験のあるお客様も多いとのことで、自分たちの生活空間と違い お客様の立場で
お店を見ることが とても大事になってきます。
そうした視点でもって改善し、より本物志向にしていく必要性を強く感じました。
駐車スペースになっている お店の前のアスファルト部も 心地よいお庭にしたいとの希望です。
必要な部分を写真に収め、ある程度のサイズを計り 持ち帰ります。
私たちの中に浮かんでくるイメージを 今度はご夫妻にお伝えできる準備。 ラフ案を作成します。
お盆をはさみ 8月末、今度はオーナー夫妻が私たちの家を訪ねて下さいました。
出来上がったデザイン画をもとに こちらからの提案をお話していきます。

デザイン画

これらをもとに、お互いに 又イメージを膨らませていく作業です。
希望のあるところは もっと詳細なデザインをしていくことで 全体から次第に部分的な所にへと
具体的に話を進めていくことができます。 予算を含め、その中で最大限の効果を得られるように
アイデアを出していきます。 まだまだ 詰めていかなければならないことが たくさんありますが
“ Story 性のある空間作り ”を目指し 最初の一歩を踏み出しました。
これからは このリフォーム プロジェクトを 進展あるたびに紹介していきたいと思っています。
どうぞ お楽しみに ・・・

ミニチュア

世界にたったひとつの家具

上品に… そして 少し甘く フレンチ カントリー

以前、 「カントリーハウス」に 紹介された 韮崎市・大柴さんの “コレクションボード” が
完成しました。
リビングの 白いカップボードとの調和を考え、ソフトな印象のブルーグレーで仕上げてみました。

コレクションボード

H / 1400 × W / 1200 × D / 430

コレクションボード上部

上部は アイアンのカーブで やさしく上品なイメージになっています。
それに、鏡をプラスすることで ディスプレイした時の奥行き感も 表現できます。

チェスト部分は 2種類の大きさの 引き出しの組み合わせで たっぷりの収納力です。

コレクションボード引き出し

フレンチ カントリーの流れの中で ちょっと都会的なパリスタイルも あこがれの的ですが
もう少し あたたかみのある カントリースタイル がおすすめです。
でも あくまでも上品に。
そして、少し 甘さもミックスして 自分の フレンチスタイル を作りましょう。

世界にたったひとつの家具

愛されてこそ “ 家具 ” も輝くのです。

白いカップボードをお届け

川崎の加藤さん宅の「白いカップボード」を 届けに行ってきました。
空模様はちょっと怪しかったものの、降らないだろうと思っていたのですが 着いた途端パラパラと
雨が落ちてきました。 大切な家具が濡れないように、傷つけないようにと細心の注意を払いながら
お部屋の中へ運び入れ、その頃には汗だくになってしまいました。
調整をしながら、扉、引き出しを あるべき位置へ納め終え いよいよ私たち作り手から、
これから 幾年月 この家具と過ごしていくであろう加藤さんの手に お渡しする時が来ました。
私たちが一番 ホッ とする瞬間です。

白いカップボード1

白いカップボード2

次の日、加藤さんから うれしいお礼メールがきました。

木の香りが部屋中に漂い たまらなく幸せな気分にしてくれます。

あの後、
最初に帰宅した息子は、「おぉ~~~!」と一言。

次に帰宅した娘は、
「こういうの だ~~いすき ♪ もう、さいこう!」と 顔をすりすりして、
聞いたことない笑い声を立てていました。

夫も、 「いいねえ。 何が良いってバランスがいい。」と 喜んでいました。

届くまでは、どこまでピッタリのイメージになるか、やはり心配は少しありましたが
質感といい、収納量といい、大変満足しています。
          ・
          ・
あまりの存在感に、部屋の雰囲気が変わり リビング入口のドアも、
同じテイストのドアになった空想を描くほどです。

このメールから、この家具が加藤家に受け入れられ 愛され続けていってくれると感じました。
ありがとうございます。

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