La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

フレンチ アンティークスタイル の カップボード

横浜の尾崎さんから 送られてきた一枚の画像 ……..
そこに映っていた アンティーク カップボードをもとに
尾崎宅に合わせ、サイズ変更をしながらも 限りなく似せるようにデザインして創り上げた
カップボードが完成しました。

カップボード1

カップボード2

カップボード3

カップボード4

カップボード5

カップボード6

カップボード7

前回 「ペイント直前のフレンチカップボード」編で紹介したものです。
希望色に合わせ ペイントを混色・調合し、尾崎さんに確認して頂き この色に決定しました。
いつものペイント作業に加え 最後にエイジング処理をしていきます。
“ あまり やりすぎない感じ ”で と いうことだったので ポイントを絞ってエイジング。
全体には 本来のペイントに 少しシェードが入る程度に抑えています。

カップボード8

デザイン性の高いカップボードで 本体の制作もバラエティーに富み
やりがいのあるものでした。
本来、扉にはヒンジ( 蝶番) が使われますが このカップボードにはヒンジがありません。
アンティークに挑戦するように ヒンジを使わずに扉を開閉出来る構造は ????? と

何度もチャレンジして ・・・  完成させました。

その部分については  ヒ・ミ・ツ です。

世界にたったひとつの家具

サイドボード 納品

三重県・四日市市の 土屋さん宅のサイドボードを お届けに行って来ました。
朝6時出発のはずが ちょっと寝坊してしまいました。
それでも何とか約束の時間に到着することができました。

土屋さん宅

土屋さん宅2

外観は南欧風の素敵なお家です。 ご主人がお休みをとって待機して下さっていたので
車からの 運び入れの お手伝いをお願いしました。
このサイドボードの ずっしりとした重みを きっと感じたことでしょう。
無事 リビングまで入れました。

サイドボード設置風景

サイドボード設置風景2

棚板の構造やら ひととおりの説明をして ご主人も棚板のセッティングにチャレンジです。

薬液

金具

今回使った金具は 真鍮にアンティーク処理を施したものです。 この薬液を付けると
ピカピカの表面が あっという間に 年月が経過したがごとく くすんできます。
ただ、やみくもに付けるのではなく 様子を見ながら 薬液を感覚的 ? にふき取ることが
ポイントになります。

サイドボード1

サイドボード2

サイドボード3

楽しいひとときを 過ごした後

次回の オーダーまで頂きました。

次に訪問した時には このサイドボードに 全てがセットされ 使われている姿が
見られると思うと 何だかうれしいです。

サイズ / W 1850 × D 450 × H 650

世界にたったひとつの家具

ブランケット ボックス

洋書をめくると ベッドルームのページに必ず登場する“ ブランケット ボックス ”ですが
今、日本では アンティークのブランケット ボックスを ローテーブルの代わりに素敵に
使用している方がたくさんいます。
甲府市のS様宅も そんなふうに使う目的で 私たちにオーダーして下さいました。
希望は蟻組を用いた仕様です。
蟻組で ただの四角い箱だと “ごつい”イメージになってしまうところですが
その蟻組でも ちょっとオシャレに見せるために 「奥行き」になる部分に足元に向かって
4度の角度をつけています。 これによって全部の部材のどこかに4度の角度が付く訳で
作業の難度は高くなりますが 仕上がり感は従来の物と違って とてもいい感じになりました。

ブランケット ボックス1

ブランケット ボックス2

ブランケット ボックス3

蟻組加工した部材を一気にハタガネやクランプを使って組上げます。

ブランケット ボックス4

ブランケット ボックス5

蓋になる天板は 湾曲・歪みを発生させないように
用材をタテ・ヨコにかみ合わせた創りにします。

ハンドル
ハンドル

真鍮のヒンジ
精度の高い 分厚い真鍮のヒンジ 

ヘッドは造作デザインに合わせて 使い合わせます。

キープレート
キープレート

ブランケット ボックス6

ブランケット ボックス7

ブランケット ボックス8

ブランケット ボックス9

ブランケット ボックス10

金具は イギリス・バーミンガムで買い付けた しっかりした物を使用しています。

仕上げの色については こちらからブルーグレーをお勧めし 決定しました。
これから いざペイント・・・
と いうところです。

サイズ / 長さ1050 × 幅500 × 高さ450

世界にたったひとつの家具

フレンチスタイルTVボード 納品

横浜の宮森さん宅へ 先日ブログで紹介した フレンチTVボードをお届けに行ってきました。
我が家のポンコツ・ナビは 早々にナビを終えてしまい、結局 くるくると同じところ をさまよい
おまけにメモしていった電話番号も 私のミスでつながらず……… たまたま 宮森ファミリーに
通りがかった所を見つけて頂き やっとたどり着きました。

フレンチTVボード 設置風景

昨年8月に完成したばかりの新居は 何とも心地よいフレンチスタイルでまとめられていて
私たちの創ったTVボードを置いたら 少し高さも出て 全体のバランスが より良くなりました。
セッティングの際 元気な兄弟のお兄ちゃん そうた君(7才) は とても興味深々でのぞき込んでは
ひとつ ひとつ 驚き 喜んでくれました。
“ 大きくなったら おじちゃんの弟子になる ? ”って聞くと はにかみ笑いをしていましたが
まんざら 嫌ではない様子に 私までうれしくなってしまいました。 弟の えいすけ君(3才)は
よくわからないけど よろこんでくれているようで 兄弟ではしゃいでいました。

フレンチTVボードとお子さん

家具

家具2

揃えていた家具と並べてみて “もっと 早く 知っていれば・・・”なんて
嬉しいお言葉を頂きました。

こうやって またひとつ、素敵な出会いを重ねていけることが
私たちにとって 大切な宝物になってゆくのです。

世界にたったひとつの家具

丸脚 サイドボード

三重県・四日市、土屋さんのオーダーのサイドボードが 形になってきつつあります。
使用目的は TVボードなのですが 従来のTVボードのようにガラス扉で中の機器類を見せる
タイプのものではないため どちらかというと サイドボードと言った方がよいのでしょう。

サイドボード

用材は 北米産のポンデロサパイン 20mm厚の無垢材を基本に使用しています。
長期的に見て 湿気や乾燥等の影響による変化を発生させないように タテ・ヨコの接合部は
彫り込み、はめ込むような構造にしています。 多少の手間は必要ですが 狂いのない組み立てに
仕上がります。

組み立ての様子

本体の組立てには最も神経を使います。 全ての個所が直角になっていないと いろんな所に
狂いが生じてきます。 後で 引出し・扉等がピタッと収まるように あらゆる個所のチェックを
確実にしていかなければ 後で余計な苦労をすることになってしまいます。
ハタガネやクランプは第二・第三の腕となって 確実な力になりますが 力関係を甘く見ると
取り返しのつかないような失敗も ・・・・

組み立ての様子その1

組み立ての様子その2

組み立ての様子その3

いつもの事ですが デザイン画はあっても 細かな寸法を書きこんだような図面などは 全く存在
しません。 資料として残せば 次に生かせ楽なのですが 制作を依頼して下さった方だけの為に
創っていますので 次に同じデザインを引用することを あえて出来なくしています。
その都度 デザインを考え出すのはかなりのエネルギーを使い大変なのですが 最近では それが
楽しみにもなっているのは なぜなのでしょうか。

かわいい丸脚その1

かわいい丸脚その2

このサイドボードの一番の特徴は 全体を支える かわいい丸脚です。
脚のデザインを猫足にしょうと考えていましたが 高さの設定がある中では 本体の容積に
影響することもあったり また 幅が1850mmサイズですので 全体のバランスを考え
丸脚を選択してもらいました。

前部モールデザイン
前部モールデザイン

棚板
わん曲しないように創られた 棚板

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