Saignon 2日目の朝。 時差ボケのせいか France に来てから やけに早く目覚めます。
チェックアウト準備をしている私を残し、主人だけ まだ暗い村の写真を撮りに 外へ・・・・
小さい村ながら 一晩中村全体がライトアップされていて 夜明け前の薄暗い中でも風景が
浮き上がるように写し出され、何とも云えぬ雰囲気を醸し出します。
Hotel のシンボルにもなっている Isabella のシトロエン。 絵になります。
こういう provence らしい村は、いつまでも 観光化されてほしくないと思います。
チェックアウトの時、Isabella から 小さな絵と ポストカードをプレゼントして頂きました。
このHotelを拠点に制作活動をした作家さんの描いたものでしょう。 思いもよらないプレゼントに
心が あたたまります。
名残惜しげに私のあとをついてくるチャチャと彼女に“A la prochaine fois ! ”また会いましょうと・・
村を離れる直前、突然の雪です。 Apt までは10分位ですが、ずっと下り坂。 異国でのトラブルは
絶対に避けなければなりません。 ノーマルタイヤでの走行は 勿論全身に力が入っていたことは
いうまでもありません。 Apt に無事到着。 N100を Avignon アヴィニョン方面へ…..
L’lsle-sur-la-Sorgue リール・シュル・ラ・ソルグは BROCANTE や ANTIQUE 好きな人なら
誰もがあこがれ、一度は行ってみたいと思う村です。
迷うことなく いつもの parking へ車を止め、そこから一番近い 常設のアンティーク マーケットへ。
足を踏み入れた瞬間、目に入った男性がこっちを見て微笑んでいます。
私のホーローコレクションのほとんどを購入している shop のオーナー Ronald です。
久しぶりの再会を喜び、大きくなった娘たちそれぞれに驚き・・・それもそのはず
初めて会った時は 風香が3歳の時なのですから。
お気に入りを見つけ、また一つコレクションが増えました。
このマーケットの中にもうひとつ 必ず立ち寄る shop があります。 古い照明器具を扱う
この shop では ちょっとダンディーな いでたちの Jacques が 出迎えてくれます。
珍しいタイプのライトを見つけ、思わず 買い!!! です。
いいものを見つけ満足して今度はソルグ川沿いに立つテントへ・・・
ここでも 忘れてはいけない “ あの人 ”を 探しながら歩きます。 いました。 いました。
遠くからだってすぐわかってしまう その人 近づいて“ Marie ”と声をかけると、食べかけの
サンドイッチを置き、日本人からすると ちょっと大げさに思えるほどの リアクションで
迎えてくれます。
彼女のところでのお目当てはアンティークサイン。
常設マーケットの中にも shop を 持っているのですが、日曜日はこうやって川沿いでテントを
張ります。 地面に所狭しと無造作に広げられているサイン。
その中から気に入った物を見つけ、さっそく値段交渉・・・。
彼女はイギリス人なので フランス人の英語よりかなり聞き取りやすく
値切り作戦もヒートアップしていきます。
おまけに 古い Savon de Marseille をあげると言われ、ずうずうしい主人は ふたつも おねだりし
Get しました。
「Shop も 見ていってね」と 彼女は宣伝も忘れません。
もっと見たいのは山々だけど、寒さで テントも早々にたたみ始める所もあり、今日はここまでと
いわんばかりです。
私たちも 今日のHotel のあるVaison la Romaine ヴェゾン・ラ・ロメーヌへ向かうことにしました。
D938 を北上。 途中Carpantras カルパントラの広場でガラクタ市をのぞき、15:00 時頃
Vaison に着きましたが 日曜なので開いているshopはほとんどありません。
Hotelの都合でチェックインが17:00時ということで、caféで時間つぶししているのですが
な・なんと雪が降り始めてきました。 あっという間にあたりは雪景色に変わっていきます。
ここはprovenceであることを忘れるような雪が 次から次へと降ってきます。
ほとんど雪などの心配のないこの地方 ノーマルタイヤの人ばかりです。 早く移動して良かったと
ホッとするのでした。 1時間遅かったら 途中で動けなくなっているところでした。
無事 Hotel にチェックイン。 大量の荷物を部屋のある3Fまで ひたすら運び、やれやれと窓の外を
見ると 雪はやむ気配を見せず どんどん降り積もっています。
主人はしきりに明日のことを心配しています。 そうはいっても家族だけののんびり旅。
明日は明日の風が吹く・・・で 部屋で子供たちにのせられ 大騒ぎの夜でした。