La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

Wardrobe 完成

濃い色と違い 白くなるほど重ね塗りが不可欠になります。 本体高さ2000㎜・幅1000㎜・奥行き600㎜    横にしたり逆さにしたり何度繰り返したことでしょうか。 ¨塗っては乾かし¨の繰り返し。           おそらく4回塗りはしています。 扉・引出しを含め ひたすら塗布作業の毎日です。

奥に貼っているクロスは甘利宅より送られてきたものです。 後にご自分たちで貼るようなお話でしたが工程の中で貼った方がきれいに仕上がるという事で送って頂き処理してしまいました。

複雑な創りではありませんが 何もしなくてビッタリと収まるわけにはいきません。 何度も調整を繰り返し   ようやく仕上がりました。

        

 

姉妹それぞれに一台。 同じものを2台創ってしまいました。

 

世界にたったひとつの家具

大きな食器棚

    サイズ / 高さ2400㎜ 幅1820㎜ 奥行き450㎜   用材 / 仏産ホワイトオーク 

着手から完成まで随分時間がかかってしまいました。                            一般的には高さ1800~2100㎜に設定してデザインしていますが 今回は天井に接する高さで創っています。    天井の構造を利用しての倒壊防止になっています。

   大きな食器棚だけに 中に置いているものがストレートに見えないようなガラスを選びました。 (仏製) 

 

       横スライド開きの扉

                     棚板は可動式 2㎝刻みでコントロールできます。

 

 

             収納力バツグンの引出し構造。 整理に力を発揮します。

 

  モールディングデザインと上部観音開きの扉。

                      金具選びも機能とデザイン性は欠かせません。

 

  画像で見るより実物は大きく感じます。 合板と違い無垢材で創っていますので重量感・存在感たっぷりです。

 

 

 

 

世界にたったひとつの家具

工房から加藤宅へ

      お届けからすでに1ヶ月たってしまいました。                              

大きなキャビネットタイプのTVボードは上下分割で下部の高さ600㎜ 上部高さ1700㎜で高さ幅とも2400㎜。      確認の為とは言っても形を作るだけでも一仕事。 天井いっぱいの大きさです。                               カラーは希望色。 シルバーの取手は加藤さんが海外から取り寄せたものを使わせてもらいました。

2点共に加藤さんからの原案をもとにデザインし 要所で幾度となく確認して頂きながら進めています。

 

  いざ、搬入ですが 搬入路と人手の問題で手伝って頂ける日程に合わせての搬入となりました。

外階段を使い2階に運び入れるのですが アプローチは事前に確認していたもののイメージと現実では大違い。          しばらくいろんな試みを模索しましたが 何だか無理っぽい空気が漂う始末。                 

重ささえクリアーすれば何とかなると 思いきってスタート。 途中で止めることは出来ません。        難関は L形になっている箇所で手すりの高さを越すまで抱え上げ左折しなければなりません。          2階入口の幅50㎝。 皆で大騒ぎです。 振向く間もなく・・ あっという間の搬入に終わりました。       短時間でしたが ただただ大変でした。

 壁に換気扇・空調関係のコントローラーやスイッチ等があり それらを見えなくする創りです。         換気の為 密閉にならないよう上下に開口部が施されています。

                 工房で確かめるのと違い ¨安堵¨です。

 

   後日 ディスプレーされた画像が送られてきました。

 

次回 ¨こんなものが欲しいんです¨ と   画像を見せて頂きました。 

世界にたったひとつの家具

TVボードとローテーブル

京都の榊原さんから制作依頼があって随分時間が経ってしまいました。 「イメージしている図を描き知らせて下さい」に始まり 送られてきた資料を基にデザインしました。 今でこそデザインする時間もそれほどかけずに制作に取り掛かれるようになっていますが 依頼して下さった方の想いを ¨どのように形にするか・・・¨ 時間をかけイメージを組み立てていきます。 サイズだけで¨デザインはお任せ¨といったお話が多いのですが今回は送られてきた資料を基にデザインし制作に。

TVボードは 幅1800㎜×高さ550㎜と幅1000㎜×高さ450㎜の組み合わせで全幅2800㎜のものになっています。 

 ローテーブルは 長さ1000㎜×幅700×高さ450㎜

 

TVボード脚の加工。 手間のかかるパーツを創ることから始めます。 簡単な作業から始めると進むにつれ大変な思いになってくるので先に済ませるようにしています。 

ローテーブルの脚。 全て手作業で削っています。 4本の脚を均一にするために一番時間を費やしています。

 

   脚の取付。 底になる箇所は先にペイントしておきます。

 

      TVボードの用材はほとんどをフランス産マリタイムパインを用いています。

 

ローテーブルの天板は早いうちに貼り合わせています。 無垢材は合板と違い用材の特性や生活環境によっては変化(若干ですが)することもあるので出来る限り放置した状態を長くして様子を見ています。 今回の場合4か月位でしょうか。  直前に裏表フラットにカンナがけし更にサンダーで仕上げ取付けます。

   天板は直線ではなく緩やかなカーブにカットしています。 用材は北米産ウォルナットを使っています。

 

        天板は植物から抽出されたオイルで塗布仕上げします。

 

   ホワイト・グレーのツートーン仕上げ。 細かなチェックを残すのみで完成です。

 

              この後 京都へは15年ぶりのお届けになります。

 

 

世界にたったひとつの家具

ドレッサーボード完成

都内にお住い 中島さん宅のドレッサーボードが完成しました。 すでにお届け設置済みですがHPアップが後になってしまいました。 窓際に設置することもあり上部が四面ガラス張り構造のデザインになっています。 それだけに制作中の取り扱いにも慎重になります。 中でも上部のモールディング制作に一週間はかかっていると思います。 厚み 6 ㎝の用材をデザインに合わせカット。 彫り込んだり削ったりして形を創りそれを更に細かく磨き込み仕上げています。

中島さんから頂いた ¨こんな感じ¨ といったスケッチ?にラウンド状になったモールデイングが描かれていたので出来る限り忠実に創ろうとチャレンジする気持ちで挑みました。

   中央のレリーフも要望にあったものです。

 

   ペイントに入ると完成感が高まるのですが 3~4工程塗布するので簡単には終わりません。

棚板になっているガラス厚は5㎜。 周りは3㎜厚になっています。 2㎝刻みで可動出来るようになっています。

       ガラスケースになっている扉にはアレンジした鍵状のノブにしています。

        引出し部の取手

        下部扉のノブ

完成

      一般的には蝶番は正面に見えるようになっていますが あえて横位置に取り付けています。

   サイズ  /  高さ 2100㎜ × 幅 1300㎜ × 奥行き 450㎜  (モールデイング幅 1400㎜)

 

      中島宅 次に創ってもらいたいものがあるらしいです。 

 

1 2 43