福岡と大分の県境にある 小石原 (こいしわら)。
以前から訪ねてみたかった陶芸の里です。 窯元の数は60を越え、それぞれが伝統を守りつつ
独自の世界を作り出しています。
何のあてもなく向かった私たちは まず、多くの作家さんの作品が展示されている「道の駅」へ・・・
心ひかれた作品を手に取ると それは「蔵人窯」のものでした。 さっそく訪ねてみました。
応対してくれたのは息子さんです。 この窯元は 父と息子 ２人の作家がいます。
お父様 小野 蔵人氏の作品はさすが・・ 芸術的です。
息子さんの 小野 雄大さんの作品はシンプルですがあたたかく素朴で私たち好みです。
言葉少なに語る姿はまさに好青年。 将来有望な若者です。
小石原焼の伝統技術である 「飛びガンナ」も ほどよく器のアクセントになっておしゃれです。
これだったら 私の家の他の器たちとの相性も良さそうです。
化粧土の上から「飛びガンナ」で模様をほどこします。
鉄分を多く含んだ土 化粧土なしだとこんな仕上がりに
いままで 萩・唐津・備前など etc… たくさんの陶芸の里を訪ねてきましたが ここで
またひとつ新しい出会いをすることができました。
九州に旅する機会があれば ぜひ訪ねて欲しい村です。