「フレンチシックな お家作り」を目指す 大阪の富澤さんオーダー 扉つき TV ボード制作の
経過報告です。
ひとつ ひとつのパーツ制作も終わり、だいぶ全体像が見えてきました。
デザインを描いた時点で 立体的なイメージが出来ていますので まずは、ベースとなる
部材を準備していくことに集中します。
紙面で見るデザイン画は 平面で あくまでも目安にすぎず、幅を3cmにするか 4cmにするかは
全体像をイメージした状態で 現物を作り、決定しています。 既製品は全く使わず すべてを
手作業・手作りで揃えます。
20cm厚の無垢材で構成していますが、環境によって膨張・収縮の変化を受けますので ズレが発生
しないように 接合部は全ての個所で はめ込むように組んでいます。
棚板も 変形しないように、手をかけています。
扉のフレーム
デザインの中で 欠かせなかった造作。 パーツを創るのに一番力を入れてとりかかったかな ?
この金具は20年来使っていますが、アメリカ製で シンプルな構造ながら威力を発揮します。
ヒンジの台座を作っています。 テンプレートを作り トリマーで彫っています。
木目によっては微妙なズレが出て 不正確なものになります。 グリップして取り付けます。
ペイントも少しずつですが 組立て前に済ませた方がいい部分は塗り始めています。
削り込みは感性が求められます。 根気よく、指先の感覚をフルに使ってベストを求めます。
ヒンジのフィッティング作業も済み、これから いよいよ 仕上げ段階に入っていきます。
いろんな部分に こだわりと ひと手間を加えていくことで 仕上がりのグレードがぐんと
アップします。
コツコツ 地道な作業の繰り返しですが、出来上がりをイメージしながら 楽しんで創っています。