洋書をめくると ベッドルームのページに必ず登場する“ ブランケット ボックス ”ですが
今、日本では アンティークのブランケット ボックスを ローテーブルの代わりに素敵に
使用している方がたくさんいます。
甲府市のS様宅も そんなふうに使う目的で 私たちにオーダーして下さいました。
希望は蟻組を用いた仕様です。
蟻組で ただの四角い箱だと “ごつい”イメージになってしまうところですが
その蟻組でも ちょっとオシャレに見せるために 「奥行き」になる部分に足元に向かって
4度の角度をつけています。 これによって全部の部材のどこかに4度の角度が付く訳で
作業の難度は高くなりますが 仕上がり感は従来の物と違って とてもいい感じになりました。
蟻組加工した部材を一気にハタガネやクランプを使って組上げます。
蓋になる天板は 湾曲・歪みを発生させないように
用材をタテ・ヨコにかみ合わせた創りにします。
ハンドル
精度の高い 分厚い真鍮のヒンジ
ヘッドは造作デザインに合わせて 使い合わせます。
キープレート
金具は イギリス・バーミンガムで買い付けた しっかりした物を使用しています。
仕上げの色については こちらからブルーグレーをお勧めし 決定しました。
これから いざペイント・・・
と いうところです。
サイズ / 長さ1050 × 幅500 × 高さ450