ラヴェンダーの絶好の撮影ポイントのある Vaiensole・RIEZ から D952を ひたすら走らせると
切り立った岩山のふもとにMoustiers-Ste-Marie ムスティエ・セント・マリーがあります。
村を見下ろす ふたつの岩山の頂上を結ぶ一本の鎖の中央に 輝く星がぶら下がっています。
この星には伝説があって…….
13世紀 十字軍遠征から帰還した騎士が無事に帰ってこられたことを感謝して
かけられたと 言われています。 それから数世紀の間 何度か掛け替えられているものの
村を見下ろすこの場所で 輝き続けてきたのです。 なんともロマンチックなお話しです。
この村は ムスティエ陶器で有名です。 昔 東洋の白い磁器にあこがれた人々が
陶器を 上薬で真っ白にし その上に繊細な 鳥などの絵付けを施して
磁器に似せたことが始まりだと いう話もあります。
村の広場では お決まりの ペタンクを楽しむ老人が ・・・と 思いきや
こんなかわいい子供たちが 夢中になっていました。
ペタンク文化が 脈々と受け継がれているのです。
輝く星を見ることが目的でしたが 村の中には岩山から流れ出るせせらぎで
しっとりと 何とも心地よい空気が広がっていました。
長い石段を登り終え 村を一望すると ノートルダム・ド・ボーヴォワール礼拝堂を中心とした
すばらしい景色を見渡すことができます。
プロヴァンスの中心からは ちょっと遠いですが ・・・。