ラフデザインでは蝶番を用いた扉でしたが ボードのサイズが幅1200mmあり その扉になると制約のあるキッチンでは何かと支障をきたすのではと横スライド式に変更しています。 耐震も考え 天井との間に中途半端な空間を作らないように完成すれば高さ2300mmの外国サイズになっています。 隙間の処理をすればボード単独の倒れはありません。 電子レンジ・炊飯器を設置する関係で全体のデザインバランスをとるのに時間を費やしています。 作業の面では 蝶番を用いた扉の構造の作りと違い横スライド式になると一変して複雑になり 時間も大幅に変わってしまいます。 トップのモールディングや扉の制作には相当の時間をかけていますが デザインの大事な箇所だけに妥協はありません。
歪みガラスを用いた扉になります。
棚板の作りは 彎曲を発生させないよう 板目で分かるようにタテ・ヨコで固めています。 手間はかかりますが いつもやっている通りです。 棚受けの構造も独自のものですが 一般的な金属のダボと違い かなりの重さに耐えます。 このような構造的な部分について以前は見せることもなかったのですが いつの間にかオープンになっています。 2㎝刻みで棚板の位置を帰られます。
ここまでが上の部分
下部は電子レンジ・炊飯器を置くスペースと引き出し・収納部の創りになっています。 最終的には上部を合体させて完成させます。
引き出すとテーブルになり物を置けるようになっています。 引き出しにはスライドレールを用い 重いものでもスムーズに出し入れできるようにしています。 背板や細かな細工はこれからですが もう少しで完成です。