高さ2400㎜ 幅2450㎜ 奥行き600㎜サイズの食器棚 工房での作業はほとんど終了状態にまでになりました。最終的には現地に運び入れ組み立てて完成となるわけですが それも大変です。 大きく3ブロックに分けて創っていますが 一度組み立てたものを分解し現地での作業に振り分けながら整理しています。 完全な状態は現地でしか見れませんので ずっとイメージを追いかけながらの作業です。
上部を支えるような形のスピンドル。 全体のボリューム感に負けないようなサイズ・形をデザインしました。 旋盤にあるうちに回転を利用して塗布すると早くきれいに仕上がります。
スピンドルに支えられた上部の幅は1800㎜サイズ。 扉には4㎜厚のガラスが入り重さもあるので工夫を凝らしています。 棚板も左右に分け 可動式で使い良くなっています。
ガラスを入れたイメージ
ガイドに浅い溝を施し 扉をスライドさせます。
深さのある引出し。 スライドレールを使い容易にしています。
金具はフランス・ニースの金物屋さんに送ってもらいました。 古い家具には鍵が施されているものが多くありますが 盗難を防ぐために普及していました。 その名残でダミーの金具が「取手」として使われています。
高さ85㎜の「袴」があり その上に全体の家具がセッティングされます。 中間の空洞部には電子レンジを設置するように構造的に準備されています。 下部はダストボックスになっています。