京都の榊原さんから制作依頼があって随分時間が経ってしまいました。 「イメージしている図を描き知らせて下さい」に始まり 送られてきた資料を基にデザインしました。 今でこそデザインする時間もそれほどかけずに制作に取り掛かれるようになっていますが 依頼して下さった方の想いを ¨どのように形にするか・・・¨ 時間をかけイメージを組み立てていきます。 サイズだけで¨デザインはお任せ¨といったお話が多いのですが今回は送られてきた資料を基にデザインし制作に。
TVボードは 幅1800㎜×高さ550㎜と幅1000㎜×高さ450㎜の組み合わせで全幅2800㎜のものになっています。
ローテーブルは 長さ1000㎜×幅700×高さ450㎜
TVボード脚の加工。 手間のかかるパーツを創ることから始めます。 簡単な作業から始めると進むにつれ大変な思いになってくるので先に済ませるようにしています。
ローテーブルの脚。 全て手作業で削っています。 4本の脚を均一にするために一番時間を費やしています。
脚の取付。 底になる箇所は先にペイントしておきます。
TVボードの用材はほとんどをフランス産マリタイムパインを用いています。
ローテーブルの天板は早いうちに貼り合わせています。 無垢材は合板と違い用材の特性や生活環境によっては変化(若干ですが)することもあるので出来る限り放置した状態を長くして様子を見ています。 今回の場合4か月位でしょうか。 直前に裏表フラットにカンナがけし更にサンダーで仕上げ取付けます。
天板は直線ではなく緩やかなカーブにカットしています。 用材は北米産ウォルナットを使っています。
天板は植物から抽出されたオイルで塗布仕上げします。
ホワイト・グレーのツートーン仕上げ。 細かなチェックを残すのみで完成です。
この後 京都へは15年ぶりのお届けになります。