12月はじめのある日、1本の電話がかかってきました。 訪ねていらしたのは、甲府市の湯原さん、1歳の男の子を連れた若いご夫婦でした。 電話では「テレビ台が欲しいんです。」と、おっしゃっていたのですが、いろんな話をしていく中で、現在新築中でもうすぐ入居する事や、エクステリア関係がまだぜんぜん決まっていないなどとお聞きし、私たちが今まで関わってきた、デッキ・お庭・フェンスなどの写真をお見せすると、デッキ作りをお願いしたいという事になりました。 早速新築中のお宅を、拝見させていただきに行きました。
湯原さんの当初の希望は、リビングからの出入りのみの小ぶりなもので、という事でしたが、リビングの扉と並ぶキッチンの扉を見て、やはり便利さの面では、両方から出入りするサイズにした方が良いと提案しました。 3パターンのデザインを考えました。 まずひとつは全て木製で、あとのふたつは床部は木製・手すり部分がアイアンと木のミックスされたものです。 アイアン加工も自分でするため、オリジナルになります。 アイアンミックスのデザインに決まりました。 木の部分は濃い色を希望されていたので、それはそのままに、アイアン部は家本体のカラーバランスを見て、ホワイトを提案させていただきました。
工房でアイアン溶接・さび止め・ペンキ塗布、木部のパーツ作り・オイル塗布など手間のかかる作業。 現場では、それらを組立・調整し、床部は、切り出しのみを工房で、あとは一枚一枚土台の上に張っていきます。 張りながらオイル塗布し、全体を張り終えもう一度塗布しました。 ちなみに、この時使用したのは、H・P内でも紹介しているドイツ・リボス社のエクステリア用オイルで、100%天然原料でできた自然健康塗料です。 お子さんが、間違ってなめたって平気なのです。
サイズ/幅・4.6m × 奥行き・2m 用材/ブラジル原産 IPE 仕上げ/ドイツ・自然健康塗料
こうして、外仕事もけっこう楽しいねなどと言いながら、完成しました。 日本中いえ世界中探しても、ここにしかないデッキです。 湯原さんご夫婦も満足された様子で、暖かくなったらバーベキューをすると楽しみにしていました。 デッキが増えただけで、生活まで変化していくなんてステキなことです。 これから先、お庭にいろんな花や木が植えられ・・・と考えただけでも夢が広がります。 まだまだやりたいことがたくさんある湯原夫妻ですが、そのお手伝いを今後もさせていただく予定です。 このお宅にまた変化がある時には、ブログにてお知らせします。