「パン処 東海林」さんです。
前回までの3回はステンシルでしたが、4回目の今日はメイン看板の設置です。 これで 全ての
作業が終了します。 このサインボード ・・・ イメージを固め、資材・用材を選択しながらデザイン
していくのですが、どこまでイメージに近づけられるか 感覚の作業です。 アイアン部分は デザイン
どおりに一本づつ 手作業で曲げるのですが、簡単には曲がりそうもない 鉄の棒を相手に 懸命に
念力をかけながら(?) この微妙な 曲がり具合を追求します。 その後 それぞれを溶接でつなぎ
合わせていきます。
センターの木の部分は 板厚4cmのハートパイン(古材)を使用。
ここでちょっと このハートパインについて説明したいと思います。 正式にはHistoric Heart Pineと
いって その昔、アメリカ合衆国建国当時の 駅舎や教会の構造材として 使用されていたもので、
歴史的建造物として 保存される時にのみ 取り出されるだけで、大変希少価値のある材です。
この なんともいえないアメ色は、着色剤では 決して出すことが出来ない 長~い 年月の色です。
それだけで 圧倒的な迫力があります。 それに店名とパンの絵を彫り込み 色付けしました。
見た目には ちょっときゃしゃな感じですが、これが相当な重量で 積み込む時、現地で下ろす時、
設置する時と 多くの人にお世話になりました。
サイズ 幅/1800 高さ/3000 (単位/mm)
クレマチスや つるバラが絡んで咲いたら
いっそうこのサインボードの良さがひきたつことでしょう。