11月28日(金)~30日(日) 2泊3日の家具教室を開催しました。
各地から、 この日を楽しみにしていた参加者の面々が集まりました。
制作するのは 「コレクション キャビネット」 ということでしたが、実は 直前に 参加者から 「デスクと
して使いたい」 との要望もあり、少々デザイン変更をし ライティングビューロータイプになりました。
どうせ作るなら 手がかかって大変な方が 皆も喜ぶだろうと、あえて全員にこのデザインで制作して
もらうことにしました。
いよいよ作業開始です。 まずは、6個の引き出しと本体上部の棚の組み立てからです。
この作業をあなどると、後でとても苦労することになります。 いつもいうのですが、“1mmにこだわる”
これが鉄則です。 初めての参加者は、3組です。 慣れない手つきで差し金を持ち、慎重に測って
線をひきます。
昨年も参加してくれた佐溝さんは親子で、そして今回は奥様の妹さんも参加。 お父さんは1人で
1台、あと1台を 奥様と妹さんで力を合わせて制作します。
長田さんは3年連続参加。 何故か余裕の表情(?)でテキパキと作業していきます。
夕食後、8時より親睦会が始まりました。 それぞれの自己紹介から始まり、アルコールも入って
楽しい会話でついつい時の経つのを忘れ、終わったのはもう深夜0時をまわっていました。
この日、遅れて到着した大阪の岡島さんと、主人だけを残し就寝。 2人は深夜2時まで作業して
いました。
この岡島さんは、家具教室に通い続けて10数年 ・・・ 自ら作った家具でマンションは
いっぱいです。 南仏provence にも 2度一緒に旅をした、自称 HEART&HOMEの1番弟子です。
さあ2日目です。 昨日紹介しそびれた埼玉から参加の桑原ファミリーです。 彼らも新婚当時から
何度も参加してくれていて、今では3人の子を持つお父さん・お母さんです。 彼は大工さん。 道具
の扱いに慣れていて、そつなくスピーディーに作業します。 余裕で、この日は午後から近くの温泉に
家族で出かけて行きました。
佐藤さん親子も初めてですが、数々の失敗をものともせず、必死で皆についていきます。 JALの
パイロットのお父さんは南米ブラジルからのフライトを終え、そのまま参加。 木工は中学校以来と
言いつつも、さすがに形が見えてくると嬉しそう。 息子さんは非常に慎重派で、その分作業は遅れ
気味ですが、“できる限り自分の力で・・”と頑張ります。
昨年に続いて参加の木崎さん。 やけに早いと思いきや 皆の見本も兼ねて、主人と共同制作です。
そして迎えた最終日。 皆一様に本体が立ち上がって、完成間近? いえいえここからが正念場。ライティング扉の金具取付という、正確さと根気のいる作業が待ち構えています。
テンプレートを使い、ルーターで金具の埋まる溝を彫っていきます。 細かい作業を何度も繰り返し、
やっとピッタリ納まるようになります。
いち早く完成したのは、やっぱり桑原さん。 親子でニッコリ記念撮影です。
木崎さんも満足の出来栄えで、1枚。 近くにある別荘へ運び込みます。
アッという間に過ぎていく3日間ですが、それぞれが作る楽しさを実感しながら、心地よい疲れと共に
充実した顔をしているのを見ると、我々の疲れなど どこへやら ・・・
うれしい気持ちでいっぱいになります。
用 材 / 北米産ポンデロサパイン
サイズ / H1440×W960×D400