私たちが家具を作り始めた頃
もう 20年近くの年月が経ちますが・・・
カントリースタイルという言葉さえ まだ確立されていないような時でしたが その頃は ペイント
家具を望む方は ほとんどいませんでした。
それが 日本のライフスタイルの中に 「カントリー」 がしっかりと根づき 認められてくると
カントリースタイルでも たくさんの枝葉が出てきています。
そして今、フレンチとナチュラルが最も旬なスタイルになっています。
だからでしょうか ? ペイントに対する意識が変わってきています。 ずーっと ペイント家具を
作り続けている 私たちとしては うれしい限りですが、何故かその色は 「白」 に集中しています。
ひと言で「白」と言っても さまざまなニュアンスの 白 があって、
それが ベースとなるパイン材の飴色とうまく調和して、
はじめてHEART&HOMEのペイント家具になるのです。
今回、「白いカップボード」をオーダーして下さった東京・葛飾区の佐藤さんは新婚ホヤホヤです。
すっきりしたインテリアがお好みで リビング・ダイニングには家具らしいものをまだ置いていない
とのこと・・・ それだけに、唯一の家具として私たちの作るカップボードを選んで頂けたことは
何より光栄に思っています。
多忙を極めるお仕事の中、山梨まで足を運んで頂き 打ち合わせをしました。 私たちとしても
実際にパイン材に触れていただき ペイントも自分の目で見ていただけたことは 制作する上で
とてもスムーズに作業できるので とてもありがたいのです。
今の作業プロセスは、ベースになる大事な部分の構造組み立ての最中です。 全体にパイン無垢を
使っているので 将来的に湿気・乾燥の影響を受けることを踏まえ 技術的な対策を密にします。
幅/1500mm 高さ/1950mm
用材/北米・オレゴン州産ポンデロサパイン
ここまで来ると これからは各パーツの取り付けに入ります。 どんどん完成に向かいます。