閑静な住宅街の一角にあり、区画された敷地18m×18mの中で、隣の建物がすぐそばに見えて
いる条件のもとでデザインしています。
その背景をまったく無視するわけにもいかず、隣接するお隣さんから不快に思われないような
バランスは意識しています。
お隣の外機が丸見えになっている近くに小屋を建てており、全ての作業が終われば リビングから
見える感じは中庭となり、隣りが気にならなくなってしまいます。
6m×6mの石張りの上に幅2.4m×奥行き1.4m×高さ2.4mの小屋が出来ます。
小さな小屋ですので軽量ブロックで積み上げています。
瓦も南仏プロヴァンスから取り寄せたもので、下丸・上丸とあって 下から瓦が見える施工に
しています。 この方法はプロヴァンス地方の古い建物に多く見られます。
壁材も、プロヴァンス地方で製造された石灰石モルタルを使ったりと 出来る限りリアルに
再現するようにしています。 store (日よけ) は今年3月プロヴァンスを訪れた時に得たヒントを
もとにデザインしたもので、曲げ加工・溶接して作り 建物本体に埋め込み固定しています。
よしずを乗せ ここでバーベキューパーティーです。
ワイヤーメッシュを敷きコンクリートでベース作り。 ここではあくまでもフラットにすることが
求められます。 石張りにする際にベースが歪んでいると密着せず手間取ってしまいます。
つづく