東北 仙台まで お届けに行って来ました。
今回の依頼主は 広島カープから MLB ロスアンゼルス・ドジャースに移籍した前田健太投手です。
前田宅には何度か家具制作をしています。
遠くアメリカから 「出産祝いに ベビーチェストを制作してほしい」とメールが来ました。
プレゼントする相手は 楽天イーグルスのエース 則本昴大投手です。
私たちの 忙しさゆえ 随分とお待たせしてしまいました。
ベビーチェストと言いながら この風格です。 フレンチホワイトオークを使っています。
高さ・幅共に 1000ミリと スタンダードなチェスト並み。
奥様のご希望により 木目を生かしたステイン仕上げで 重厚感がアップしています。
我が家の長女・風香も休暇をとり ワクワクしながら親子3人で仙台へ向かいました。
お届けに仙台を訪れるのは5回目になります。 5年前 震災直後に訪れた時は
高速道路も 周りの景色も 震災の傷跡が深く残された状態で 胸が苦しくなったことが
鮮明に思い出されます。
のどかに見える“松島”の風景。
復興が進んでいるようにも見えるのですが 特に港界隈では大掛かりな工事が行われており
もう少し時間がかかりそうです。
この日は 地元仙台で試合があるため 昼過ぎには家を出るということでしたので
午前10時頃 お届けに伺いました。
お2人とも笑顔で迎えて下さり 玄関から所定の位置までは則本投手自ら手伝ってくれました。
「我が家で一番立派な家具だね」と言って チェストの写真を早速 アメリカの前田健太氏に
送ると言っていました。
愛娘の Kちゃんも すでに5ヶ月 ……. 自分の孫のように抱っこさせてもらいましたが
ずっしりと重く さすが 体格のいいお父さんの子だなと感じました。
お父さん似で ぐずることもなくニコニコと 愛想良く抱っこされてくれました。
お茶を頂きながら 楽しいお話しに花が咲き 気がつけば もうお昼近く。
出発前から「当日の楽天とオリックスの試合観戦チケットを用意しておきます」と
嬉しいサプライズ。 お言葉に甘え 家族3人で観戦させて頂きました。
則本投手
全ての野球選手が憧れる エースとして その存在を体現し続けている素晴らしさ。
私たちには想像も出来ないくらいの努力の積み重ねがあるのでしょう。
そして それを しっかりと支える奥様の存在を見た時 本当にお似合いの2人だと思いました。
将来は メジャー ? 等という下世話な質問に 照れながら首をかしげていた則本投手ですが
夢は大きく….. かなえて欲しいと願っています。
又 お会いできることを楽しみにしています。