La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

ラベンダーを探し求めて (1)

Provence が・最も・輝く・季節。
それはやっぱり、一面にラベンダーが咲き乱れる 6月末から7月にかけてです。
一度この季節に訪れたら多少無理しても、次もまたラベンダーの咲くころに行きたい
と思ってしまうほど景色は一変します。 最初の頃、仕事上最も行きやすい3月に
旅していて、それはそれで満足していたのですが、あの景色を見てからは もうこの
季節以外は考えられないと思うようになりました。 何度か旅するうちに どんどん
欲張りになり、ガイドブックを読みあさり すっかり頭でっかちになった私は、次の
目的は ガイドブックに載っている目抜き通のProvence ではなく「地元の人たちしか
知らない とっておきの場所へ行きたい」そう思うようになっていきました。
そのためにはより多く動き回るしかありません。 朝早くから車に乗り込み 一日中
ラベンダーのポイントを捜し求めて走り、見つけると しばし写真をとりまくる。
そして又次のポイント探しへ・・初めて6月に行った時は連日こんな感じ。
この時期は夜10時近くまで明るいのでホテルに戻る頃はもうヘトヘトです。 でも、
もう次の日朝食をとる時は今日はどの辺を回ろうか? と意気揚揚となるのです。
「ラベンダー街道」 に沿って Provence のさまざまな地域を めぐりめぐりました。
何年もかけて気づいたのは 今年最高のポイントだった場所が、次の年には
ラベンダーがまったく無くなっていることも少なくありません。 畑を休ませる
ためなのか 突然 麦畑に・・・
「一期一会」 そんな気持ちでシャッターを押しながら 心に刻みつけていきます。

Valensole

その広大さ・・・色鮮やかさ・・・
あのむせるように香る 甘い香りと ミツバチの飛び交う 羽音まで・・・
目を閉じると蘇る あの日 あの時・・・です。

Toulourenc

Sault

Dieulefit

Aurel

Bedoin

日常のこと

長崎の街を さるく

異国情緒あふれる街として、横浜・神戸・函館・長崎などが思い浮かびます。 横浜、神戸も好きだけれど、今回 長崎をゆっくり歩いてみてその良さを満喫しました。
街中を走る路面電車はとても便利で 乗ってみるとどこか懐かしい車内。 停車ブザーの音も今どきの “ブー” ではなく、 “チリンッ” と鳴って何だかうれしくなりました。 街並みも 少し歩いただけで、そこここに明治のハイカラな雰囲気が残っていて感激しました。 グラバー園内には日本最古の「木香バラ」の大木。 他にもたくさんのバラが植えられており、これからの季節、きっとすばらしい風景を作りだすのでしょう。 “次はバラの季節に” と心に誓うのでした。
グラバーと縁の深い坂本竜馬の話は 主人 に任せるとして、私は食べ物の話をしたいと思います。
長崎といえばチャンポン、皿うどんですが、今回 行きがけにガイドブックで見た 「トルコライス」 を ぜひ食べたいと気構えていました。
「トルコライス」とは 名前の由来はいろいろ説があるようで、はっきりしたことは不明らしいのですが
「長崎風トルコライス」 を一言で説明すると、豚カツ・ピラフ・スパゲッティ・サラダを一つの皿に盛った料理で長崎の洋食屋で一般的に見られるローカルメニューです。 豚カツの部分にいろいろバリエーションがあり、ハンバーグやコロッケ、エビフライなどなど 自分の好みで選べるのが嬉しいですね。 肉が食べられない私にしてみればアウトなのですが、そのガイドブックにはカニクリームコロッケ バージョンが掲載されていて ぜひともこれを食べたいと浜町通りを行ったり来たり。 ようやくたどり着いた洋食屋さん  「オリンピック」。

「トルコライス」 ハンバーグ・生姜焼

「トルコライス」 豚カツ

「トルコライス」 チーズハンバーグ

「トルコライス」 カニクリームコロッケ

ボリューム満点でカニクリームコロッケは衣がサクッとしていて とてもおいしかったのですが 欲をいえばスパゲッティがちょっぴり酸味が強かったかなぁ・・・ と思いました。 家族それぞれも一様に満足な様子。 私のワガママで食べたもののと思っていた心はちょっとホッとしたのでした。

私の中にある歴史的人物の一人「坂本竜馬」の足跡がここ長崎の地にあるということで、今回の家具のお届けは今までと違った楽しみがありました。 昨年は山口県・萩の「松下村塾」を訪れ、また、その前は鹿児島・西郷隆盛の地、札幌にお届けの時は函館の「五稜郭」と、チャンスがあれば幕末・維新の動乱期に変革の時を駆け抜けた群雄たちを訪ね、いつものように自分の姿を志士たちに重ねています。
時代に先駆けたその国際感覚と商才をもった坂本竜馬は 慶応元年(1865年)、薩摩藩などの援助により長崎・伊良林に日本で最初の貿易会社 「亀山社中」 を創設しました。

と・いうわけで、長崎における 「坂本竜馬」 幕末史ゆかりの散策路を “ さ る く ” ことにしました。
《 “ さ る く ” とは方言で、「歩きまわる」「散策する」様子をいいます。》
浜町から路面電車に乗り公会堂前で下車。 寺町通りの深崇寺と禅林寺の間からの小路がスタート地点で 亀山社中 を経て風頭公園に至る道が 「竜馬通り」 と呼ばれ当時の面影を残す道として親しまれ長崎らしい坂道が続きます。

竜馬通り

手作りの案内板や一息つける休み石がありとても和ませてくれます。

川柳

案内板
「亀山社中」

「亀山社中」資料館

『亀山社中ば活かす会』 の方が丁寧にわかりやすく解説してくれました。
坂本竜馬をはじめ、海援隊士、幕末の志士、幕末・明治期の長崎に関する古写真、竜馬の手紙等の貴重な資料を見ることが出来ます。 海運業,通商、商業活動の他、薩長同盟など倒幕運動にも参画し幕末・維新史に重要な役割を果たしました。
鎖国時代 西洋への唯一の窓口となっていた長崎。 そのころの長崎の街は、倒幕の野望に燃える志士たちや西洋の学問を志す若者たちなど、日本の新しい夜明けを夢見る人々の熱気にあふれていたのでしょう。

竜馬のぶーつ

ぶーつ像
ブーツを履いた竜馬

船が長崎の港内に入るたびに 「長崎は わしの希望じゃ」 と胸躍らせながらこの坂道を駆け下りて行った。

坂本竜馬銅像

長崎港を一望できる風頭山には坂本竜馬の銅像があります。
まるで見果てぬ夢を追い求めているかのように・・・

わずかな滞在の中ではありましたが140年前の史実に触れ、普段の生活感がまたまた何処かへ飛んで行ってしまいました。
あと一日いたい感じでしたが、多くの仕事が待っていますので帰路につきます。 長崎から山梨まで1,400km。 ひたすら一気に走ります。

日常のこと

長崎街道の温泉宿場町

和歌山、兵庫で学習机をお届けし、次の目的地長崎に向かいます。 いつも思うけど大阪から九州までが、なんと遠く感じることでしょう。 山梨を出ておよそ1,300kmを走行。 ようやく佐賀県に入り今日は金立SAで泊りです。
 翌早朝、 am6:30より温泉に入れるとあって一旦高速道を出て 「武雄温泉」 へ。
その昔、長崎街道の温泉宿場町として栄えた1300年以上の歴史をもつ古湯で、佐賀藩主の鍋島氏、伊達政宗、宮本武蔵、シーボルト、吉田松陰など名高い歴史上の人物も入浴し、 幕末に長崎を往来した勤皇志士や文人らが盛んにこの湯を訪れたといいます。

武雄温泉 楼門

武雄温泉のシンボル 「楼門」 は東京駅などを設計した佐賀・唐津出身の
建築家「辰野金吾」氏の設計によるもので、大正3年に建てられた。
<国重要文化財>

武雄温泉

新館<国重要文化財>

元湯の泉質は “とっても上等” って表現がピッタリ。 目を閉じていると、そばで高杉新作・坂本竜馬や松陰先生がなんだか難しい話をしていたようでしたが、残念ながらよく聞き取れませんでした。
こうした中にいると、まるでタイムスリップしたみたいで、日々の暮らしが遥か彼方へ飛んで行ってしまう錯覚さえおぼえます。 とても温泉情緒豊かなお風呂で、歴史とレトロな浪漫がただよい、懐かしい気持ちにさせてくれます。 入湯料300円は、とてもとても安いと思います。
体も心もスッキリ。 さて、次の目的地長崎市に向かいます。

日常のこと

学習机のお届けに、行ってきました。

仕上がったばかりの真新しい学習机を、大切に車に積み込み、到着を心待ちにしている子供たちの家へ向い出発しました。 今回は、和歌山~兵庫~長崎までお届けしながら走りました。
その中の1軒、和歌山県紀ノ川市の島さん宅は、3月2日am10:00の約束でした。 ほぼ時間どおりに到着し、早速運びいれます。 場所は2階の子供部屋です。 島さんのお父さんも積極的にお手伝いしてくださり助かりました。 新1年生になる「紗久弥」ちゃんは、とても恥ずかしがり屋さんです。お母さんの後ろにかくれつつも、待ちに待った自分の机の到着がたまらなくうれしそうにしていました。
こんな笑顔を見ると、制作時の苦労も一気に吹き飛んでしまいます。 そして “ああ、お届けして
よかった” と実感するのです。

「私のカントリー」No.60号掲載デザイン/学習机

それから何日か後に、島さんからとてもうれしいお便りをいただきました。
その中には、私たち <HEART&HOME> との出会いのエピソードが書かれていました。
あまりにもうれしかったので、ここに紹介します。

ハート&ホーム様
先日は遠方よりお越し頂きありがとうございました。 数年前、まだ娘が1才の頃、雑誌でみたキャビ  ネットのデスク・・・温かなぬくもりが伝わり心に残りました。 そしてまた・・ 雑誌のページに心奪われました。 前回の雑誌に貼った付箋と同じハート&ホームの文字。 思わず HP を検索しました。
驚いたのは、直接運んでくださるとの事。 まさか和歌山まで・・と 半信半疑でメールを送信しまた。
ステキな机とともに、温かな心もいっしょに運んできてくださった想いです。
大切に使っていきたいと思います。
これからもステキなおくりもの 全国の皆様に届けてくださいませ。
ありがとうございました。

島さんファミリー

何年も前の雑誌の1ページを、忘れないように付箋までして残してくれている方がいる事に、喜びと感動をおぼえました。 私たちの “想い” が伝わった瞬間を味わわせていただいたようです。
本当にこちらこそありがとうございました。 島さんのような方が、1人また1人と増えていくように、HEART&HOMEスタイルを変えずに、これからも物作りをしていきたいと思います。

日常のこと

2008年 カントリー家具教室開催 参加者募集

「サイドテーブル&チェアー」

side table & chair.

開催日    5月23日(金)pm1:00 集合開始 ~ 25日(日)pm3:00 終了予定
場 所    山梨県 北杜市 清里・清泉寮(アンデレホール)

参加費   ¥91,000- ( 教材・宿泊・全食事・親睦会費含む )
      同伴者 ¥25,000-
定 員    15組 ( 定員になり次第締め切らせて頂きます )
 宿泊 / 基本的には男女別の相部屋になります。 ご希望により、コテージ・洋室等も
     ご用意できますが、事前の確認が必要となります。
食事 / 清泉寮内レストランにて

今年の第1弾は、ちょっと欲張りな企画です。 何と2つも作ってしまおうというのですから ・・・
サイドテーブルは、奥行きを浅めに、すっきりデザインしています。 脚は、やや「ハ」の字に、脚を
つなぐ部分の曲線もおしゃれに。

side table

幅1,200 × 全高820 × 奥行き460 (単位mm)

チェアーは、あえて背もたれを低めに、これもまた後ろ脚はアールを描いていて、フレンチカントリー
にぴったりのデザインです。

chair

幅420 × 高さ680 × 奥行き470(単位mm)

テーブルは、お花を飾ったり、お気に入りたちのディスプレイ・スペースとしての使い方の他、
チェアーと一緒に、パソコンデスクや自分だけの特別なコーナーとして、又ミラーを置いてドレッサー
などにしても素敵です。

※ 最終日には、白木完成の状態になります。 ペイントその他の仕上げは、アドバイスに基づき、
各自が自宅で行っていただきます。

お問い合わせ・お申し込みは、
直接お電話頂くか ( 0551 – 28 – 5979 )
お問い合わせフォームよりお願い致します。

尚、家具デザインは、HEART&HOMEオリジナルです。
個人で楽しむ場合を除いて、販売目的などでのデザインコピーを禁じています。

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