幅1900㎜×高さ1700㎜のTVボード。 アイアンのフレームにしたシンプルなシェルフにしています。 デザインに合わせたアイアンの加工は専門職ではない中 工夫でカバーするしかありません。 ただこうしてチャレンジしていくことで次第に知恵がつくのも確かです。
13㎜の鉄の丸棒をデザインに合わせるように曲げるのは簡単にはいきません。 微妙なラインを求めたたいたり締め付けたり・・・
ポイントを押さえ 13・9・6㎜の溶接。
現在は仮止めの状態です。 ¨転勤の際に分割出来るように¨との要望もあり工夫が施されています。
亜麻仁油を塗布しています。 作業過程で先に塗布するものもありますが全体的にはこの後いったん分離した状態で塗布します。 最終的にはアンティークワックスを使い仕上げます。
分離し 全体的にオイル塗布します。 アイアン部は黒のつや消しで・・ 「上部を棚にして欲しい」から始まり ひらめきの始まりは 南仏プロヴァンスの友人宅にあった家具からのヒントでした。 アイアンを融合させた食器棚を創ってみたいという想いがあり 今回こうしたデザインのTVボードになりました。 あと4つのトレーの制作がありますが全体の完成をお楽しみに !!
デザインした箇所で一番難しいアイアンをラウンド状に曲げる工程。 13㎜の太さの丸棒を手作業で曲げます。 簡単にはいきません。
テコの原理を応用したような工具を使い時間をかけ慎重に進めます。 金型があってプレス機で量産するのでなく あくまでもイメージのひとつとしてチャレンジ。 至難の業と言えるような手作業 簡単にはいきません。
曲げすぎて修正しても¨いびつ¨になるだけです。 イメージを先にして追うような気持ちで力加減をコントロールします。 幾つかの曲げ加工があり揃えば溶接作業になります。
他にもいろんな制作物がある中で思うように進まないのが課題です。
都内にお住い 坂詰宅からTVボード制作のお話。 ご希望を伺いデザインを仕上げました。 今まで数多くのTVボードを創ってきましたが今回はアイアンを用いた仕様のデザインで いつもと違った取り組みとあって完成が楽しみです。 前回のブログで15台を制作中とアップとしていますが更にプラスしての作業になっています。
特徴になっている袴部のカット。 イメージするラインを決めるまで何度計算したことでしょう。
幅1900㎜の本体に袴部材を取付けています。 長尺のハタガネを使い圧着。
デザインを発想する事。 何度も訪れた南仏プロヴァンスで育まれたであろう想いが形となっています。
扉部 組み合わせ箇所をしっかり止めています。
全体的にはもう少し進んでいるのですが これからはアイアンの加工作業になっていきます。 切断・曲げ・溶接と複雑になります。 木材と金属の組み合わせとなり大変ですが面白くなっていきそうです。