La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

芝浦 タワーマンションに下見に行きました

HEART&HOMEの家具に惚れ込んで ¨ここしかない!¨と 熱いメールを下さった池田さんが 高輪からレインボーブリッジにほど近い芝浦のタワーマンションへの引っ越しを機に制作依頼をして下さいました。 

その想いに答えなければと 芝浦まで足を運び実際にお部屋を見せて頂きました。 エントランスはまるでホテルのような広い吹き抜けになっており 導かれるままお部屋まで・・  大きなガラス張りのお部屋からは最高の景色が眺められます。 TVボード・キャビネット それと愛娘のためのベッド・デスク・クローゼット etc  ひとつひとつの場所を丁寧に測りながらイメージを膨らませます。

優先順位として TVボードから着手することになりました。 デザインは全てお任せで とてもやりがいのある制作になりそうです。 

日常のこと

Table & Chair

引き続き山根宅のテーブルとイスの制作です。 いくら¨お任せ¨状態とは言っても ポイントになる部分等は提案させてもらった中から選んでもらう等してデザインを仕上げています。 イスのデザインはそのままでOKでした。 

  既成の物と違い 毎回デザインし創っています。 パーツは小さいのですが手間がかかります。

  背もたれの部分を創る作業ですが いろんな工夫を用いて4脚分を機能的に揃えます。

     組み立てる前に下塗りしておくと仕上がりが綺麗です。

 

      テーブル天板は30㎜厚無垢材ですが しっかりと圧着します。 

   脚の加工 縦に4本のラインを入れていますが手作業では大変です。

   サイズ / 長さ1800㎜×奥行き800㎜×高さ730㎜   天板表面 / ウレタン塗装

 

 

日常のこと

ライティングデスク リメイク !?

随分間が空いてしまいました. ちょっとしたアクシデントがあり作業の進行が大幅に遅れることになってしまいました。

前回のカップボードリメイク同様 家具教室で制作したセパレートタイプのオープンコレクションボードの下の部分を利用してライティングデスクに出来ないかとの要望を受け持ち帰ったものの デザイン・構造的に難あり 使い勝手等を考えると 新たに創った方が手っ取り早いということになりました。 

 

     脚部….     手間がかかる所は最初のうちに手掛けておくと後がスムーズ。

     専用の金具はイギリスで見つけたもので 構造的な難問を解決してくれています。

ペイントを施し 金具を付け完成です。

     可動式になっている棚板。 金属のダボを使うのでなく 相当の重さにも問題ありません。

リメイク前の画像がなく リアルに伝わりにくいのが残念ですが…… 面影を残しつつも すっかり別物になってしまいました。 

日常のこと

ハウス リノベーション ~ キッチンボード編

ラフデザインでは蝶番を用いた扉でしたが ボードのサイズが幅1200mmあり その扉になると制約のあるキッチンでは何かと支障をきたすのではと横スライド式に変更しています。 耐震も考え 天井との間に中途半端な空間を作らないように完成すれば高さ2300mmの外国サイズになっています。 隙間の処理をすればボード単独の倒れはありません。 電子レンジ・炊飯器を設置する関係で全体のデザインバランスをとるのに時間を費やしています。 作業の面では 蝶番を用いた扉の構造の作りと違い横スライド式になると一変して複雑になり 時間も大幅に変わってしまいます。 トップのモールディングや扉の制作には相当の時間をかけていますが デザインの大事な箇所だけに妥協はありません。

     歪みガラスを用いた扉になります。

棚板の作りは 彎曲を発生させないよう 板目で分かるようにタテ・ヨコで固めています。 手間はかかりますが いつもやっている通りです。 棚受けの構造も独自のものですが 一般的な金属のダボと違い かなりの重さに耐えます。 このような構造的な部分について以前は見せることもなかったのですが いつの間にかオープンになっています。 2㎝刻みで棚板の位置を帰られます。  

ここまでが上の部分

下部は電子レンジ・炊飯器を置くスペースと引き出し・収納部の創りになっています。 最終的には上部を合体させて完成させます。

引き出すとテーブルになり物を置けるようになっています。 引き出しにはスライドレールを用い 重いものでもスムーズに出し入れできるようにしています。 背板や細かな細工はこれからですが もう少しで完成です。 

日常のこと

思い切って 模様替え

神戸の北口宅に ダイニングセットをお届けしてから10数年がたちました。 久しぶりに受話器の向こうから聞こえた奥様の元気な声に こちらも自然と笑顔になります。 思いきって 今まで使ってきた家具たちを入れ替えようというご相談でした。 キッチンボードから始まり サイドボード・TVボード・・・ 小さなものではカトラリーケースまで。  ラフデザインを描きお送りすると歓喜に満ちた声で また お電話がありました。 次から次へとイメージをふくらませ 楽しみにしてくれている様子が手に取るように伝わってきます。

   現在 用材の下準備の真っ最中です。 

使用する用材は Maritime Pine というフランス原産のパイン。 年輪の幅が広くややあかみを帯びた大らかな風合いの材面です。

  輸入された原板で 厚さ28mm×幅160mm×長さ4000mmの無節材で国内ではほとんど流通していません。

  厚み23mmにカンナをかけた状態。 北米産のポンデロサパインに比べ硬いです。 

4~5点の制作になると その準備だけで大変です。 その後切断・組み立てになるのですが 同時進行していると 特に小さかったり細かったりするものは どこの部材なのか分からなくなってしまいそうですが 最近は訓練されたせいか問題はありません。 ほとんど任されている状態で創る側の感覚で進めています。 作業の進捗を要所要所で画像で確認して頂きながら進めますので 気持ちは共同作業です。 これから3ヶ月間は集中集中の毎日です。

※ Maritime Pine マリタイムパイン ラテン語で海岸の松。 その名の通り砂地でも良く育つ植林木で フランス・ランド地方の海岸にナポレオン三世が防砂林として植林したのが 現在のマリタイムパインの森の始まりといわれています。

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