La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

オリジナル デザイン の価値

ありがたいことに ここ数カ月 相次いで制作依頼が続いています。
“ 想いを形に・・” という私たちの制作スタイルに共感して下さる方が あの つらい 震災以降
増えているのかしらと 主人と話しています。

三重県四日市の坂下さんは 天井まで届きそうなTVキャビネットとPCデスクの依頼です。
お問合わせのメールが来て すぐこちらからお電話しました。
その後、イメージを伝えるためにと送られて来た封筒には 丁寧に書かれた4枚にもわたる
お手紙と家族写真も一緒に添えられていました。 何度も何度も 私たちのHP、blogを読み込んで
「 ぜひに !! 」 と、 何ともうれしいお言葉です。

デザイン画

何日も 何日もかけ、使い勝手やオシャレっぽさもプラスしながら デザインを描き上げます。
出来上がりの立体的な形までもはっきりとイメージして・・・  ですから 主人はいつも

「デザインが出来れば半分以上仕上がったようなものだ」 と 言っています。
“ 生みの苦しみ ” は 物作りをしている者にとって避けられないものです。
何も無いところから 新たなデザインを生み出すのですから その価値は大きいものだと思います。

私たちの中で その源は
今までの経験と 何より、大好きな Provence にあるのだと…..
あの風景の中の ひとこま ひとこまに   その時どきの空気感や香りまでも 閉じ込めて
心の引き出しに いっぱい つまっています。

Provenceのひまわり

Provenceの街

Provenceの景色

そして 必要な時に そのエッセンスを取り出して デザインに散りばめてゆくのです。

楽しみに 待っていて下さる方のために・・・・・

世界にたったひとつの家具

Antique は 時を越え ・ ・ ・

石川県 金沢市の 紺谷さんから 今回、お話を頂いたドレッサーチェストの
お手本は Antique 。

Antique と 言えば もう 100年もの時を経てきたはずなのに、今も尚 私たちを魅きつける力が
ありますよね。

デザイン画

アレンジした 部分も加えて デザインが決まり
いよいよ 制作開始です。

世界にたったひとつの家具

MARCHE NEWS

28・29日の ニコタマ MARCHE に向けての NEW アイテムが いろいろ仕上がってきています。
その中の いくつかを お見せします。
南仏 provence の ハンドメイドタイルを使った 作品たちです。
HP の中でも紹介している このタイルを 今回は 引き出し前面に貼ることで、木の引き出しとは
また違った やさしい表情になりました。

木目を生かしたキャビネット

木目を生かしたキャビネットには、ホワイトの表面に 少し アンティークっぽくイエローが入って
います。 小型なので 壁に取り付けられます。

ブルーグレーの本体

まぁるい足がポイントの引き出し

ブルーグレーの本体に4つの引き出し。 まぁるい足がポイントです。
こまごました あれこれを整理するのに 役立ちます。
このタイルはキャビネットより白に近いです。

スリムなたて型

たて型。 スリムなので キッチンで使っても いいかも ? タイル色は parchemin 。

タイルサイズ / 120×120 (mm)

写真では、タイルの微妙な歪みや 独特の風合いまで 伝えられないのが 残念です。
ぜひ、会場で実物に触れてみて下さい。

世界にたったひとつの家具

アンティークの香り漂う Historic Heart Pine

気に入ったアンティーク Pine Desk をもとに デザイン制作のオーダーをして下さったのは
愛媛県の黒川さん。
私たちのH・Pを見てお電話してきてくれました。
まず、もとになるアンティークのコピーを送って頂き、黒川さんの希望もプラスして
デザイン画を仕上げました。

デザイン画

何度かの詳細の確認を済ませ、 いよいよ制作開始です。
Desk 天板は Historic Heart Pine を使用します。
名前の通り、この Pine には長い History があります。
アメリカ建国当時の駅や教会の柱や梁に使われていた
樹齢250年前後のサザンイエローパインなのです。

サザンイエローパイン1

アメリカの歴史を見つめてきたパイン材を 大切に大切に取り出し、製材して はるか遠い日本の
我々のもとへ やって来たのです。
もうすでに板の状態で “ アンティーク ”
長い歳月で、パインといえど それは固くしまり
無着色でも アンティーク色になるのですから
すばらしいの一言です。
普通、カンナがけするとシュルシュルっと薄皮状に削られますが この用材はカンナにかけると
粉塵状態で削られてしまいます。 したがって加工が普段通りにはいかず、扱いが大変です。

湾曲を防ぐようにするための加工を見せています。

サザンイエローパイン2

これからの作業も追って紹介していくつもりです。
愛媛まで運び 直接手渡しするまでのプロセスを、 皆さんにお知らせしたいと思っています。

世界にたったひとつの家具

クレマチスを絡ませるフェンス

フェンス1

南仏プロヴァンス産の 石灰石モルタルを下地のブロックに 4日間かけての施術。
1日で一気に仕上がる面積であれば さほど神経も使わずに出来るのですが
この時期 4日もかけると 天候と気温によっては大変影響を受け、色具合・質感にむらが生じて
しまいがちです。
塗り終わってさらに2日間時間を置き 硬化させ 金属のヘラを使い表面を削り込んで
「石」っぽく仕上げます。

フェンス2

フェンス3

フェンス4

普段の家具制作と違って、建物の景観にダイレクトに影響を及ぼしてしまう施工だけに
責任も大きいものがあります。
自分の描いたデザインで 鉄を曲げ、溶接しフェンスを創り 敷地のキャンバスに
想い描いた造作が出来ることは とても心地よいものです。 

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