ジグソーパズルのように乱形石を敷きつめた幅たっぷりのアプローチは
ハンドメイドのアイアン扉を通って玄関まで続いています。
普段の家具制作と勝手が違い 鉄を切断したり曲げたりした後、溶接で形を作り上げます。
ハンドルはフランスで買ったものですが これを金属のボックスの中に納めるのですから
とても大変な作業です。
コンクリート壁にあらかじめ取り付けていたヒンジの受け軸に出来あがった扉を差し込みます。
右側も可動式になっており、左右の壁に付けたヒンジの位置とアイアンの扉の仕上がりに
この上ない精度を要します。 心配していた歪みもなく「カチッ」と収まりました。
駐輪プース
ゲート
プロヴァンス地方で必ず見かける「石のベンチ」
工事を始めるにあたり最初に作ったのは このベンチを作るための型枠作り。 鉄筋を形に合わせ
組込み準備。 いろんな作業でセメントを使い毎回少しずつ残り処分に困るのですが、その残った
セメントを「型枠」の中に捨てるようにしていて(?) 工事最終段階で作り上げました。
仕上げは石灰石モルタルで「石っぽく」造作しました。 重さ200kgはあるでしょう。
今はまだ土がむきだしになっている部分にも 来春には芝で一面グリーンになることでしょう。
そうです お庭作りはこれから・・・。
木を植え 草花を育て、大事に大事に手をかけていってあげてこそ 今回の小屋やフェンスや
フォンテーヌが生かされるのだと思います。
あの木はどうかしら?
あの花を植えようか? と
夢いっぱいに語っていた奥様。
少しずつ 少しずつ ・・らしいお庭作りをしていって下さい。
しばらくしたら またおじゃまして拝見させて頂きたいと思っています。
工事期間中、たくさんのお心使いを頂き感謝しています。