La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

provence へ ・・・・・ ( 5 )

ヴェゾンでの朝

Vaison ヴェゾンでのはじめての朝。 降り積もった雪を気にして主人は外へ様子を見に行きます。
この 南仏プロヴァンス地方に これだけの雪が降ったのは 20年ぶりのことだそうです。
パリなどの北部には降らず、南仏やスペイン国境でドカ雪となり、TVはマヒ状態を伝えるニュース
ばかり。 幹線は どうやら早くから除雪作業が進んでおり 大丈夫そうだ・・・ということで
朝食の後、pont Romainを渡り旧市街地を散策です。

旧市街地を散策1

旧市街地を散策2

旧市街地を散策3

とはいえ……雪の後。 足元に気をつけながら登っていきます。
途中、除雪作業中の人のよさそうな おじさんに“ 大丈夫 ? ”と声かけられましたが「大丈夫」と
答えたものの 靴の中は濡れていて大変でした。 頂上の12世紀の城跡まで やっとの思いで
たどり着きました。 provence まで来て こんな雪景色を見るなんて ・・・ まっ 貴重な体験を
したなって思うしかありません。

旧市街地を散策4

中世の頃のままの姿を今に残す旧市街地は いたるところが丁寧に修復されていて、その上に
これまたいい感じのモノクロのパネルが納められていました。 この地に住んでいたであろう
人々の素朴な表情に 心癒されるのでした。

モノクロのパネル1

モノクロのパネル2

モノクロのパネル3

旧市街地を散策5

旧市街地を散策6

旧市街地を散策7

旧市街地を散策8

限りある旅行日程を無駄にするまいと Vaison の街中をぐるぐると回り、
その中でも いつも立ち寄る本屋さんでは長い時間を費やし 一冊一冊吟味して ?
分厚い本を3冊も買い込んでしまいました。

旧市街地を散策9

それはそうと 今日は3月8日、夢歩の11才のBirthdayです。
プレゼントが見つからず Vaison からKYONS ニヨンまで出かけて行ったものの
結局これといったものがなく 明日を約束して納得させたのでした。
風香が“ケーキは私が買うね”とお姉さんらしいところを見せたので、主人はこれまた欲張って
自分のは ふたつ選んだのでした。

ケーキ

日常のこと

provence へ ・・・・・ ( 4 )

Saignon 2日目の朝。 時差ボケのせいか France に来てから やけに早く目覚めます。
チェックアウト準備をしている私を残し、主人だけ まだ暗い村の写真を撮りに 外へ・・・・
小さい村ながら 一晩中村全体がライトアップされていて 夜明け前の薄暗い中でも風景が
浮き上がるように写し出され、何とも云えぬ雰囲気を醸し出します。

夜明け前の風景1

夜明け前の風景2

Hotel のシンボルにもなっている Isabella のシトロエン。 絵になります。
こういう provence らしい村は、いつまでも 観光化されてほしくないと思います。
チェックアウトの時、Isabella から 小さな絵と ポストカードをプレゼントして頂きました。
このHotelを拠点に制作活動をした作家さんの描いたものでしょう。 思いもよらないプレゼントに
心が あたたまります。

チェックアウト

名残惜しげに私のあとをついてくるチャチャと彼女に“A la prochaine fois ! ”また会いましょうと・・

足跡

車に積もる雪

村を離れる直前、突然の雪です。 Apt までは10分位ですが、ずっと下り坂。 異国でのトラブルは
絶対に避けなければなりません。 ノーマルタイヤでの走行は 勿論全身に力が入っていたことは
いうまでもありません。 Apt に無事到着。 N100を Avignon アヴィニョン方面へ…..
L’lsle-sur-la-Sorgue リール・シュル・ラ・ソルグは BROCANTE や ANTIQUE 好きな人なら
誰もがあこがれ、一度は行ってみたいと思う村です。
迷うことなく いつもの parking へ車を止め、そこから一番近い 常設のアンティーク マーケットへ。

アンティーク マーケット

足を踏み入れた瞬間、目に入った男性がこっちを見て微笑んでいます。
私のホーローコレクションのほとんどを購入している shop のオーナー Ronald です。
久しぶりの再会を喜び、大きくなった娘たちそれぞれに驚き・・・それもそのはず
初めて会った時は 風香が3歳の時なのですから。

Ronald

お気に入りを見つけ、また一つコレクションが増えました。

このマーケットの中にもうひとつ 必ず立ち寄る shop があります。 古い照明器具を扱う
この shop では ちょっとダンディーな いでたちの Jacques が 出迎えてくれます。
珍しいタイプのライトを見つけ、思わず 買い!!! です。

Jacques

いいものを見つけ満足して今度はソルグ川沿いに立つテントへ・・・
ここでも 忘れてはいけない “ あの人 ”を 探しながら歩きます。 いました。 いました。
遠くからだってすぐわかってしまう その人 近づいて“ Marie ”と声をかけると、食べかけの
サンドイッチを置き、日本人からすると ちょっと大げさに思えるほどの リアクションで
迎えてくれます。

Marie
彼女のところでのお目当てはアンティークサイン。
常設マーケットの中にも shop を 持っているのですが、日曜日はこうやって川沿いでテントを
張ります。 地面に所狭しと無造作に広げられているサイン。

アンティークサイン

その中から気に入った物を見つけ、さっそく値段交渉・・・。
彼女はイギリス人なので フランス人の英語よりかなり聞き取りやすく
値切り作戦もヒートアップしていきます。
おまけに 古い Savon de Marseille をあげると言われ、ずうずうしい主人は ふたつも おねだりし
Get しました。
「Shop も 見ていってね」と 彼女は宣伝も忘れません。

Shop1

Shop2

Shop3

Shop4

Shop5

Shop6

もっと見たいのは山々だけど、寒さで テントも早々にたたみ始める所もあり、今日はここまでと
いわんばかりです。
私たちも 今日のHotel のあるVaison la Romaine ヴェゾン・ラ・ロメーヌへ向かうことにしました。
D938 を北上。 途中Carpantras カルパントラの広場でガラクタ市をのぞき、15:00 時頃
Vaison に着きましたが 日曜なので開いているshopはほとんどありません。
Hotelの都合でチェックインが17:00時ということで、caféで時間つぶししているのですが
な・なんと雪が降り始めてきました。 あっという間にあたりは雪景色に変わっていきます。
ここはprovenceであることを忘れるような雪が 次から次へと降ってきます。
ほとんど雪などの心配のないこの地方 ノーマルタイヤの人ばかりです。 早く移動して良かったと
ホッとするのでした。 1時間遅かったら 途中で動けなくなっているところでした。

雪景色1

雪景色2

無事 Hotel にチェックイン。 大量の荷物を部屋のある3Fまで ひたすら運び、やれやれと窓の外を
見ると 雪はやむ気配を見せず どんどん降り積もっています。
主人はしきりに明日のことを心配しています。 そうはいっても家族だけののんびり旅。
明日は明日の風が吹く・・・で   部屋で子供たちにのせられ 大騒ぎの夜でした。

日常のこと

provence へ ・・・・・ ( 3 )

Saignon・セニョンで初めての朝。 朝食は7:30 ダイニングも素敵にセッティングされ朝から
キャンドルの灯りのもとで いただきます。
私のひざの上に頭をのせ おねだりするチャチャに こっそりパンをあげ 手なずけ 仲良しに
なりました。

犬のチャチャ

ホテルの部屋

この日は土曜日。 Apt・アプトのマルシェです。 9時前には着いたものの、3月とはいえ
まだ寒いこの季節 マルシェのテント準備もこれから・・・と いった感じでした。

マルシェの様子1

マルシェの様子2

マルシェの様子3

マルシェの様子4

マルシェの様子5

ひと回りして お目当てのマルシェバッグを買い込み、それに早速 昼のサンドイッチ用のパンを
入れて ごきげんで Apt をあとにします。
Simiane-la-Rotond シミアーヌ・ラ・ロトンドへ。 この村は 「趣のある村」 に指定されています。
私たちにとっても “思い出深い村” のひとつです。

趣のある村

もう 10数年前に買った 「MA PROVENCE 」という写真集。 その表紙にはラベンダー畑の背景に
CHAPEAU ROUGE という赤い帽子をモチーフにした看板がかわいい Hotel が映っています。

写真集

この写真集を手にした翌年、何気なく通った道で この風景を目にした時 それこそ鳥肌が立ち
夢中でシャッターを押しました。 その時の感触は今でも新鮮です。

写真集と同じ風景

今回は 今まで入ったことのなかった この村の中を ゆっくり歩いて回りました。
旧屋内市場からの眺望はすばらしく 遠くにリュベロン山脈が見えます。 6月には眼下に広がる
ラベンダー畑が 見渡せます。

シミアーヌ・ラ・ロトンド1

シミアーヌ・ラ・ロトンド2

そこからD30を北上。 Sault・ソー へ

ソー1

ソー2

いつも訪れるBROCANTE はあいにくお休み。 それならとAndré Boyer・アンドレ ボワイエへ
この店は100年以上も続く老舗のヌガー屋さん。 ヌガーにはソフトとハードのふたつのタイプが
あります。 好みにもよりますがハードがお勧めです。 アーモンドがたっぷり入って本当に
おいしい。

アンドレ ボワイエ

それと主人のお目当てはラベンダーの蜂蜜です。 濃厚なその味は病みつきになります。
1kgもある蜂蜜を抱えニッコリする彼は帰りの荷物を気にして ? 1個だけにしてくれました。

雪をかぶったヴァントゥー山

遠くに見える雪をかぶったヴァントゥー山。 ツールドフランスではこの山をかけぬけます。
6月・7月になると、見渡す限りラベンダーの絨毯で覆われます。
初めて訪れたのが17年前。
ここに立っていると、いつも 里帰りした時のような気持ちにさせてくれます。
風に運ばれてくるラベンダーの匂いを感じながら 「また来年ここに来よう」 と思うのです。

村の風景

シーズンオフの真っただ中とあって、村の中は人の気配がありません。
さて、明日はアンティークマルシェです。 少し早めにSaignonに戻ることにします。

日常のこと

provence へ ・・・・・ ( 2 )

今日は いよいよ provence への移動です。
朝食は 6:30 にお願いしてあったので まだ暗いうちにパンをほおばり 7:30 にはNICEのHotelを
チェックアウト。 “Tourrettes-sur-Loup”へ 向かいます。

看板

巨大岩石の上の村1

コート・ダ・ジュールの中でも 好きな村のひとつです。
地球規模にたとえて 1つの巨大岩石の上に村全体があります。
この時期、この村では Féte des Violettes ~ すみれ祭り が開催されます。

巨大岩石の上の村2

巨大岩石の上の村3

ポスター

1952年 第一回のポスターです。

すみれ祭りにちなんだ商品

今年は日程の都合上 Féte は見ることができませんでした。 すみれ祭りにちなんだ物を少しだけ
購入して 一路 provence へ ・・・

ミモザの花

Cagnes-sur-Mer から A8 に乗り込みます。
途中 青空になり 高速からはあちこちにミモザの花がたくさん見え これからの旅を
明るく飾っているようでした。
Aix-en-ProvenceでA51に乗り継ぐのですが、工事中でいつもここはわかりにくく
気づくと車は逆の Marselle方面に走っています。 あわてて進路変更し……. ホッとひと息。
予定通りのルートでLourmarin に到着。 何だか寒い …… 風も強く ……. 本当に ここは 3月の provence ?
歩きはじめて すぐ 素敵な shop が ・・・  “ Les choses de la vie ”です。

Les choses de la vie

店内のディスプレイも素敵で 欲しくなる物ばかり。 あれこれ買い込み パッキングを頼んで
しばし 村の中を散策。

Lourmarin

実は このshopで働いていたのは日本人女性でした。 お互い こんなところで日本人に会うなんてと
いう感じで びっくり。 彼女はフランス人と結婚し4ヵ月前からこの村の近くに住んでいるとの
ことでした。 しばらく話し込み、又の再会を約束し別れました。

今夜は Saignon のメゾン・ドット Chambre de séjour avec vue・
シャンブル・ドゥ・セジュール・アヴェック・ヴュに宿泊します。
初めて泊るので ちょっとドキドキ。

Saignonの村全景
Saignon の村全景

村に着いてキョロキョロとHotelを探していると 広場で男の子の兄弟がボール遊びをしていたので
得意 !? のフランス語で接近。 ( 子供には俄然積極的になるのです。)

男の子

場所を尋ねると 「ついてきて」と2人は歩き出しました。 車に乗っている家族を尻目に細い路地を
くねくねと歩き、途中彼らは 村人たちに挨拶しつつ 時にはお店の主人に 私に変わり聞きに行き
「こっち こっち」 と入りくんだ道を進みます。 (車に戻れるかな ? と) 心配になった頃Hotelに到着。
呼び鈴まで押してくれ「お客さんだよ”」って(たぶん)言ってくれ….私がparkingを訪ねている間
待っていてくれて 帰り道も一緒に付き合ってくれました。 弟のMéwane君の方が人なつっこく
途中、「ここがパン屋さんだよ」とか「おいしいよ」と 私に話しかけてくれ ちょっとシャイな
お兄ちゃんのAurélien君は 笑ってそれにうなずいていました。
2人には 日本から持ってきたお菓子をお礼に渡し、車でHotelへ。

Hotel

アーティストが多く集まるこのHotel まるでギャラリーのような室内です。 犬のチャチャは
犬好きの私たち家族のことを すぐに受け入れ 部屋にまで入りたがります。

それから 夕方の村にカメラだけを手に 出かけます。 本当に小さな村だけれど とても美しい。
観光化されていないので なおいっそう魅力的な村です。

夕方の村1

夕方の村2

夕方の村3

日常のこと

provence へ ・・・・・ ( 1 )

出発

何故か いつも provence には 誰かしら 旅のお供がいました。 ほとんどが 家具教室の参加者の
方たちで それはそれで楽しかったけれど、ふり返ると 家族4人だけのprovence は初めてなことに
あらためて 気づきました。 成人式を迎えた風香と、10才 歳の離れた妹の夢歩。
風香は「自分探しの旅」と ちょっとカッコつけ、夢歩は しばらく勉強から離れられる解放感と
そして 私たち夫婦は大好きな provence への はやる思いを押さえつつ ・・ いざ出発。

成田発 21:55 AF277便
paris 到着は まだ夜明け前

空港1

空港2

そんな寝ぼけた状態でのトランジットで この旅初のアクシデント発生!!!
夢歩のチケットが ・・・・。。・・。 ありません !!! !
持っていたはずなのに  あのピラピラのレシートみたいな紙のせいだと 内心 怒りつつ
家族の非難は私に集中します。

チケット

私の知る限りの単語で どうにか この危機を係りの方に伝えたところ
何とも あっさり再発行 ・・・
(あの冷や汗を返して) 何やかやで   AF7700 に乗り込みNICE へ

この日のコート・ダ・ジュールはどんよりと曇り空。 いつもの澄みきった空はどこへやら
今年はNICEにも雪が降ったそうです。
Hotel で マダムMasakoと再会を果たし 一緒にLunch。

マダムMasakoと再会

レンタルカー

あらかじめ予約していた車を Hotel のparking へ。

その後は 市内をブラブラ。
FNACで シャンソン・フランセーズのCDを

シャンソン・フランセーズのCD

スーパーで 旅行中に使うシャンプー・リンス・ラベンダー石鹸を買って
明日からの provenceへの 準備万端です。

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