河澄宅の第4弾は 1・2F の 洗面スペースです。
リフォームの場合 周囲の環境や限られた寸法の中でデザインを考えなければなりません。
制作作業のほとんどは工房で・・・
イタリアメイドのアンティーク風タイル。 ホワイトのモザイクを使っています。
よく見かけるきれいなモザイクに比べ これは 形はふぞろいで表面の歪み具合も
味わい深いものになっています。
1F は バスルームの脱衣を兼ねたスペースになっていて 幅広のカウンター下は
左側に 引き出し収納と 中央の空間を挟んで洗面ボウル下は扉収納を設けました。
壁面のタイルは 100×100 100×300 を2段配列しています。 上段の位置を決め接着します。
どこに どのサイズのタイルを張るか事前に目安を付け 画一的にならないようにして
手作りの良さを出します。
2F は ブルータイル スペース。
こちらは 目地をすることにより タイルの歪みがよくわかります。
ハートパインフレームの鏡と チェッカーガラス仕様のウォールシェルフはおそろいで
2F ご夫婦専用の洗面の照明は 南仏 BIOT のガラス工房にオーダーした
とっておきのバブルガラスのシェードに 土台の陶器の部分もアーム部も
リル・シュル・ラ・ソルグのアンティーク村で ひとつひとつ宝探しのように見つけ
買い求めた物を 上手く組み合わせて作った 世界でひとつしかない
ブラケットライトになっています。
60W の海外球を使うなどして徹底しています。
これは デザインの全てを 信頼して任せて下さった河澄夫妻への
私たちからの小さなサプライズです。
タイル張り施工から給排水金具の取り付け 電気配線工事に壁面クロス張りの全てを
我々だけで行いましたが 90歳になるお爺ちゃんは驚きの声を発していました。
これで 河澄宅の作業も終了かと思うと ちょっと寂しさも感じてしまいます。
又 近いうちに遊びに行かせて下さい。 バラのお話しや 生き生きしたライフスタイルの
あれこれを聞かせて頂くのも楽しみにしています。