La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

TV ボード 完成です

大阪府 富澤さん宅の TV ボードが完成しました。

テレビボード前面

テレビボード斜め

扉を閉じた そのフォルムは  およそ TV ボードとは思えない存在感を放ちます。
カップボードって言ってもいいくらいの デザインは、まさにフレンチシックな家作りの中に
しっくり なじむものに仕上がっています。

テレビボード内部1

テレビボード内部2

テレビボード内部3

テレビボード内部4

パーツ ひとつひとつにもこだわり、
上部扉は ヨーロッパでは当たり前のように 使われている KEY をポイントにしています。

テレビボード扉

その他の ハンドル・ノブもフランスの物でまとめ、今回 特に注目すべき点は丁番です。
日本では ほとんど見ることのない パイプタイプのロング丁番が全体を引き締め
蓋式の扉と共に 立体感を演出しています。

パイプタイプの丁番

日常のこと

Bonnieux ボニュー と Lacoste ラコスト

ボニュー

多くの有名人が別荘をもつという “ 美しい村 ボニュー ”

ヴィエイユ=エグリーズ1

ヴィエイユ=エグリーズ2

旧教会 Vieille Eglise は 12~15世紀にかけて建てられた ロマネスク様式とゴシック様式の
入り混じった教会です。
遠くに見える村が Lacoste ラコスト。 サド侯爵が領主を務めていたことで知られています。

荒廃した城

丘の上にそびえる 荒廃した城は、サド侯爵がスキャンダラスな小説を書き続けた所でもある。
現在は デザイナーのピエール・カルダン氏所有になっています。

ラコスト1

ラコスト2

プロヴァンス / リュベロン地方でも 最も小さな村で 人影なくひっそりとしていますが、
なぜか あたたかさを感じます。

世界にたったひとつの家具

扉つき TV ボード 制作途中経過は ・・・・・

デザイン画

「フレンチシックな お家作り」を目指す 大阪の富澤さんオーダー 扉つき TV ボード制作の
経過報告です。
ひとつ ひとつのパーツ制作も終わり、だいぶ全体像が見えてきました。

パーツ1

パーツ2

パーツ3

デザインを描いた時点で 立体的なイメージが出来ていますので まずは、ベースとなる
部材を準備していくことに集中します。
紙面で見るデザイン画は 平面で あくまでも目安にすぎず、幅を3cmにするか 4cmにするかは
全体像をイメージした状態で 現物を作り、決定しています。 既製品は全く使わず すべてを
手作業・手作りで揃えます。

組み上げ1

組み上げ2

20cm厚の無垢材で構成していますが、環境によって膨張・収縮の変化を受けますので ズレが発生
しないように 接合部は全ての個所で はめ込むように組んでいます。

棚板1

棚板2

棚板も 変形しないように、手をかけています。

扉のフレーム

扉のフレーム1

デザインの中で 欠かせなかった造作。 パーツを創るのに一番力を入れてとりかかったかな ?

扉のフレーム2

扉のフレーム3

この金具は20年来使っていますが、アメリカ製で シンプルな構造ながら威力を発揮します。

テンプレート

ヒンジの台座を作っています。 テンプレートを作り トリマーで彫っています。

ヒンジの取付1

ヒンジの取付2

木目によっては微妙なズレが出て 不正確なものになります。 グリップして取り付けます。

ペイント1

ペイント2

ペイントも少しずつですが 組立て前に済ませた方がいい部分は塗り始めています。

削り込み

削り込みは感性が求められます。 根気よく、指先の感覚をフルに使ってベストを求めます。

ヒンジのフィッティング作業も済み、これから いよいよ 仕上げ段階に入っていきます。
いろんな部分に こだわりと ひと手間を加えていくことで 仕上がりのグレードがぐんと
アップします。
コツコツ 地道な作業の繰り返しですが、出来上がりをイメージしながら 楽しんで創っています。

日常のこと

迷犬 MOMO ちゃん

本当に つくづくと 我が家は動物に縁があるなぁと思います。
夕方、電話が鳴り 出ると次女の夢歩です。 「迷っているビーグル犬がいるの・・・」
さっそく 主人が迎えに行きます。 帰って来たその手には かわいいビーグルが心細げに
抱かれていました。 首輪こそしていないけど その人なつっこさは まさに飼い犬です。
とりあえず しまっておいたサークルを引っ張り出し、ペットシーツと毛布を敷いてその中へ・・

モモちゃん

さて どうしたものか ? と・・・・・
飼い主は きっと今頃必死で探していることだろうと………………
休みで たまたま帰ってきていた長女風香は Face book に情報をアップし、私たちは役所に
連絡をしました。 まだ 飼い主からの届け出が無いとのこと。
しばらくして 係りの人が 迷犬ちゃんを預かりに来ました。 3日間公示の後、動物愛護団体に
という話を聞き、飼い主が見つからなかったら 我が家で引き取ります・・と、 あとさき考えずに
思わず 口に出していました。

翌朝になって 迷犬ちゃんの飼い主だという おばあちゃんから電話がありました。
ワンちゃんがいないことに気付いたのが夜遅く、娘さんと一晩中さがしていたらしく
偶然というか たまたま学校周辺を探している時に 部活で早朝練習している娘と出合い
知ったということでした。
動転していて 関係機関への問いが浮かばなかったそうです。
ホッと 胸をなでおろしたのと同時に 少しだけ寂しいような気分になったのは………
もしかしたら あの迷犬ちゃんが うちの子になるかも?  なんて思っていたからかも知れません。

でも やっぱり 飼い主さんが一番です。
しばらくして 迷犬ちゃんを迎えに行ったおばあちゃんが わざわざお礼を言いに
立寄ってくれました。 車の中のクレートで 安心した顔をしている迷犬ちゃんは
名前は MOMO ちゃん。 もうすぐ11歳になるといいます。
おばあちゃんと MOMO ちゃんの再会に胸をなでおろしました。 本当によかった。
おばあちゃんも MOMO ちゃんも 元気で長生きして下さいね。

世界にたったひとつの家具

フレンチ シック な 家作りの お手伝い

昨年秋に TVボードのお問合わせを頂いていた 大阪の富澤さんから
いよいよ、新築のマンションへの引越しが決まったので
正式に デザイン依頼がありました。
ご希望は TVを 扉で目かくし出来てしまうタイプのボードです。

富澤さん

デザイン案

こちらからのデザインも すごく気に入って頂き、私たちも創り甲斐があります。

富澤さんは 2人のかわいい男の子の母でありながら「フレンチシックな家作り」という
素敵なブログも つづっています。
それを 1ページ 1ページ 読んでいくと、これからの 新居での家作りに 大きな夢を
持っていることが 伝わってきます。

アンティークや 雑貨が大好きなことは、 私と共通するところで
共感できることが たくさんあります。
そんな方の 家作りに ほんの少しお手伝いできると思うと
おのずと 力が入ってしまいます。

1 6 7 8