La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

癒される時

毎日 毎日が あっという間に過ぎていきます。 ブログ更新もままならいほど
次々と仕事を抱えています。 大げさでなく、この20年間で一番忙しいのかも知れません。

そんな 私たちの仕事の手を止め ひと時癒してくれる出来事がありました。
工房の2Fに もう何年も前に取り付けた 巣箱。 いい具合にジャンクになっています。

巣箱

以前 スズメが巣作りした以来の 待望のお客様 “ シジュウカラ ” です。
朝 起きて ダイニングテーブルに腰掛けるときから 1日何度もチェックします。
とても警戒心が強く 誰も何もしないのに 止まり木にとまり あたりをキョロキョロ。
なかなか 中に入りません・・・・。 やっと入ったかと思うと 出る時も 穴から頭だけ出して
しばし キョロキョロして 飛び立ちます。
その愛らしい姿に 癒される日々を送っていました。 そのうち子供たちが出てくるだろうと
心待ちにしていました。
ところが ある朝 夜明けとともに巣立ってしまったようで ………. 結局一度も子供たちの姿を
見ることはかないませんでした。 あまりにも急で あっけなくその日が来てしまって
気が抜けてしまいました。

そうこうしているうちに 毎年やってくるツバメたちが 巣作り始めたかと思うと
4羽の子ツバメは あっという間に飛行訓練をし、飛び立ってしまい ・・・
ただ今 わが家のツバメは2度目の子育て中です。 3羽の子ツバメは もう巣から落ちるほど
身を乗り出し 親が運んでくるエサを競ってついばんでいます。

3羽の子ツバメ

この子たちも もうじきに飛行訓練をはじめることでしょう。 暑い中 子ツバメのために
エサを運ぶ親ツバメに励まされ 日々大きくなる子ツバメに元気をもらい

この夏を 乗り切ります。 

世界にたったひとつの家具

クローゼット 追い込みです

その全体像が 日に日に見えてきています。 4つのブロックに分けての制作です。
最終的には お届け先で合体させて完成になります。

ただでさえ 手狭な工房内に そびえ立つ巨塔のような感じです。
一部 ペイント作業も進行していて 工房のあちこちに 部材が広がっています。

クローゼット1

クローゼット2

歪みガラスが入ります。

クローゼット3

クローゼット4

大きな引出しは Drawer Slides で容易に出来るように。

クローゼット5

クローゼット6

引出しの前面は デザイン重視で 手のかかる創りになっています。

そんな中 イギリスからパーツが届きました。

私たちも 初めて使うものもあり 仕上がりをイメージして 今からワクワクしています。

クローゼット7

クローゼット8

クローゼット9

家具のデザインを考える場合 金具の選定も同時にしています。 限られ、 そこにあるものを
使うのでなく イメージに合うものをセレクトして取り付けます。
イギリス・フランスからの独自のルートは 創る家具のオリジナル性を さらに高めています。

まだまだ 地味な作業をコツコツ積み上げなければなりません。
この苦労が報われる瞬間が 金具を取り付け 家具が輝きはじめる時だと いつも感じています。

日常のこと

Bienvenue chez nous ~ ようこそ我が家へ ~

あれは もう15年も前の話です。 NICE 在住 マダムMasako の家を訪ねた時の事でした。
ガレージの中に置かれていた“FIAT 500 ”・・・

FIAT 500

その 小さくて かわいい フォルムにひと目ぼれしました。 マダム Masako のご主人
CHARLES のアンティークShop のロゴ入りで それが また おしゃれで 気に入りました。
いつか….. こんな車に乗りたいと、 漠然とした憧れを抱いていました。

そして ここ数年、長年乗ってきたオデッセイの入れ替えを 少しずつ考え始めていました。
具体的な 車のイメージが無いまま月日が流れ…….. そろそろ真剣に そう思い始めた矢先
自宅から ほど近い場所にある FIAT 販売店の前を通りかかった時 気になる車を見かけ
フラッと立寄ると そこには あの“ FIAT 500 ”のニューモデルが・・・・・・・
初代“ 500 ”の面影も そのフォルムからじゅうぶん感じとれました。
記憶の片隅に追いやられていた あの時の憧れがよみがえってきました。
そして、大好きな ベージュが出ると聞いて….. 決まりです。

FIAT 500 のニューモデル1

FIAT 500 のニューモデル2

FIAT 500 のニューモデル3

FIAT 500 のニューモデル 車内

少しだけヴィンテージスタイルにしてみました。

14年間の思い出がいっぱい詰まったオデッセイとのお別れも それこそ胸がキュンと
熱くなりましたが 新しい“ 500 ”と また たくさんの時を過ごしていきます。

さっそく、ロゴもデザインし 自らの手で入れました。

Bienvenue chez nous
ようこそ 我が家へ

世界にたったひとつの家具

猫脚テーブル & TVボード お届け

新居完成に合わせて 埼玉の石井さん宅に お届けに伺いました。

以前 制作中で紹介した猫脚テーブルは 仕上げに亜麻仁油を丁寧にすり込み
本当に良い質感に仕上がりました。

猫脚テーブル1

猫脚テーブル2

猫脚テーブル3

TVボード

石井さん宅
埼玉・石井さん宅

TVボード

TVボードは 石井さんの父上にお手伝い頂き 無事に定位置へ運び入れることが出来ました。

いつものことながら 家具がそこに置かれたとたん
部屋の雰囲気まで ガラリと変わってしまうのには おどろかされます。
TVボードとテーブルが入ったことで 石井宅も ちょっとエレガントなフレンチスタイルに
変わりました。 本物があるというだけで お部屋全体がグレードアップします。

石井さんも ご両親も すっかり気に入って下さって ……..
新たに キッチンに置くキャビネットの注文を頂きました。

私たちの創った小物も ぜひ見てみたいとの事だったので
次回は 小物たちも一緒にお見せ出来ればと 思っています。

日常のこと

「天空の城 ラピュタ」のモデルになった Gordes ( ゴルド )

フランス屈指の “美しい村” と 言われる Gordes ゴルドへは アヴィニョンから国道・N100を
通って行くのが一般的ですが

標識

宿泊地がヴァントゥー山麓のブドワン(Bedoin) でしたので 県道D4を経由。
途中 セナンク修道院を先に訪れました。

フランス革命で 幸いにも被害を免れた ロマネスク芸術を代表する建物として有名な
大修道院です。

大修道院

大修道院 ラヴェンダー畑

大修道院 ラヴェンダー畑2

前面に広がるラヴェンダー畑が 簡素な建物の美しさを引きたてています。
現在も 祈りと労働だけという中世さながらの規則正しい修道生活が送られています。

セナンク修道院から 2km程の距離にある Gordes ゴルドは プロヴァンスの中でも
最も有名な “鷲の巣村” としても 知られています。

Gordes ゴルド

Gordes ゴルド2

人気の別荘地で ハリウッドスターも別荘を持ちたがるほど魅力的な村です。
ピーター・メールの 「プロヴァンスの12ヶ月」 「プロヴァンスの贈り物」でも
しばしば登場しています。

プロヴァンスの田舎の中にあっても ここは ちょっと別格な感じがしてしまいます。
そして 私たちは ついつい もっと小さなひっそりとした村を求めて
走り回ってしまうのです。

ボロボロになった地図を握りしめて
思いがけない感動に 心踊らせることを期待しつつ ……………..

1 2 3 4 6