東京都目黒区 行實宅からの2度目となるコレクションボード・シェルフ・コンソールの制作依頼。 1月に3.2m幅のTVボードをお届けした折にお話があったものですが とても忙しくしていらっしゃることと こちらの忙しさが相まって 取り掛かりが今になっています。

スピンドルはデザインのポイントになるもので 思い描いているものにどれだけ忠実に削れるかの作業になります。 いつものことながら簡単ではありません。

プロセスはかなり省いていますが両サイドにあるスビンドルは加工後真半分に切断したものです。 丸くなったものを手作業で縦に切断するのは勇気が必要 ?。 細かな作業をすればするほど危険がいっぱいです。

ベースになる本体はほぼ出来上がった状態になっています。 切断面の処理の後可動式の棚板・扉の取付です。

ストレートにするのではなく緩やかなふくらみをもたせたラインにしています。 扉も歪まないような仕組みです。

サイドのフレンチスタイルのカットラインは欠かせません。 ナチュラルなオイル仕上げかペイント仕上げかは完成後に確認して頂き決めます。























肘掛けも ウォールナットの太い角材から削り出し それを支えるスピンドルと脚部のスピンドルも一本一本丁寧に旋盤で作り出しました。 ゆったりとくつろげるように奥行きもたっぷりとり 体が自然となじむよう座面もゆるやかなカーブを描いています。

純度の高い植物原料のオイルで 無垢木材の持つ質感と木肌のあたたかさはそのままに 自然な色 ツヤで木の持つ魅力を一層引き立てます。

