お話があってから 完成まで時間が経ってしまいました。 創りたかったデザインでもあったせいか こだわった箇所ではどうしても時間を要することになってしまい ズルズルと・・・
幅 1900㎜×高さ 1700㎜×奥行き 430㎜
フランス・ランド地方の海岸にナポレオン三世が防砂林として植林したのがマリタイムパイン。 用材にしています。 最初ペイントを施し サンディング。 硬い木目の部分が削られ雰囲気を醸し出します。 仕上げに亜麻仁油を塗布し磨き込みます。 経年と共に木目のコントラストが更にいい感じに。
センターは機器などを収納 仏産のガラスを使っています。 それぞれの棚板は可動式になっており 用途に合わせ設定します。
オプションとして小ぶりのキャビネットと小物を整理するトレーも一緒に創りました。 お部屋のメインステージになることでしょう。
幅1900㎜×高さ1700㎜のTVボード。 アイアンのフレームにしたシンプルなシェルフにしています。 デザインに合わせたアイアンの加工は専門職ではない中 工夫でカバーするしかありません。 ただこうしてチャレンジしていくことで次第に知恵がつくのも確かです。
13㎜の鉄の丸棒をデザインに合わせるように曲げるのは簡単にはいきません。 微妙なラインを求めたたいたり締め付けたり・・・
ポイントを押さえ 13・9・6㎜の溶接。
現在は仮止めの状態です。 ¨転勤の際に分割出来るように¨との要望もあり工夫が施されています。
亜麻仁油を塗布しています。 作業過程で先に塗布するものもありますが全体的にはこの後いったん分離した状態で塗布します。 最終的にはアンティークワックスを使い仕上げます。
分離し 全体的にオイル塗布します。 アイアン部は黒のつや消しで・・ 「上部を棚にして欲しい」から始まり ひらめきの始まりは 南仏プロヴァンスの友人宅にあった家具からのヒントでした。 アイアンを融合させた食器棚を創ってみたいという想いがあり 今回こうしたデザインのTVボードになりました。 あと4つのトレーの制作がありますが全体の完成をお楽しみに !!
長野県小諸市にお住い甘利さん宅 姉妹の家具大小16点の制作が終わりお届けしてきました。 搬入後組立作業があり部屋の中での完成作業です。 特にBED等は天蓋付きという事で工房で一度リハーサルして確認していますが慎重になります。
天蓋部は将来外しても良いように脱着式に創られています。 省いていますが随所に工夫を凝らしています。
作業中に・・・・・
今回の制作にあたっての特徴ですが ほとんどを要望に沿って制作したという事です。 いかにして要望を形にするかが課題でデザインしていきました。
まるでドレッサーです。 本棚の柄のあるクロスは奥様の要望で海外から取り寄せたものを張り込みました。
左右にセッティング
天蓋カーテン等は現在縫製中。 厚手のBEDマットもこれからです。
手塗りのペイント作業だけでたっぷり2週間かかっています。 塗って 乾燥してはサンディング また塗ってを 3~4回繰り返しています。
制作物の全部を載せることは出来ませんでしたが 他に全く別の制作物がありながらも長い時間かけていましたので解放感・・・も つかの間 お待たせしている次の制作に取り組まなければなりません。