La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

フレンチ アンティークスタイル の サイドボード

品川区の志村さんからのオーダーは ワイド 2m もあるサイドボードです。
デザインも今までとは異なり 平面的にならないように凹凸や曲面を入れています。
その 足元部分は とても手が込んでいて まあるい猫足と彫りを入れ
エレガントなフレンチアンティーク風です。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード1

フレンチアンティークスタイルのサイドボード2

フレンチアンティークスタイルのサイドボード3

フレンチアンティークスタイルのサイドボード4

小さなデザイン画をもとにラインを描きます。 原寸大にしたときに そのデザインのバランスが
的確かどうかを判断しながら手を付けていきます。 ジグソーも感覚で切っていきます。
彫り込みはスクレーパー ( ボッシュ) を使っています。 彫刻刀やノミと違い 電気振動で
推進させるので 楽に使いこなせます。
デザインが 浮き出すように 少しずつ彫り出していく作業は根気が必要です。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード5

フレンチアンティークスタイルのサイドボード6

デザインの起案から この猫足の完成までには相当の時間がかかっています。
丸みや膨らみを入れ その昔創られたであろうみたいな感じを求めて作業しています。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード7

フレンチアンティークスタイルのサイドボード8

本体の組み立て。 前面のカーブラインは今回の特徴になっています。

引出しの創りも 前面がなめらかなカーブを描くように これまた彫り込んでゆきます。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード9

フレンチアンティークスタイルのサイドボード10

スジ状の切り込みは その深さをデザインに合わせています。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード11

天板もストレートにせず カーブラインにして一体感を出しています。

フレンチアンティークスタイルのサイドボード12

扉もまた 今回は手のかかったものに なっています。

着々と作業は進み イギリスに発注した金具達の到着を待って 仕上げに入ります。

やりがいのある作品が続き 神経は使うものの 同時に充実した気持ちになれるのも
正直なところです。