La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

Wardrobe 完成

濃い色と違い 白くなるほど重ね塗りが不可欠になります。 本体高さ2000㎜・幅1000㎜・奥行き600㎜    横にしたり逆さにしたり何度繰り返したことでしょうか。 ¨塗っては乾かし¨の繰り返し。           おそらく4回塗りはしています。 扉・引出しを含め ひたすら塗布作業の毎日です。

奥に貼っているクロスは甘利宅より送られてきたものです。 後にご自分たちで貼るようなお話でしたが工程の中で貼った方がきれいに仕上がるという事で送って頂き処理してしまいました。

複雑な創りではありませんが 何もしなくてビッタリと収まるわけにはいきません。 何度も調整を繰り返し   ようやく仕上がりました。

        

 

姉妹それぞれに一台。 同じものを2台創ってしまいました。

 

日常のこと

Wardrobe

2021年4月公開「天蓋付きBEDで夢のプリンセスルーム」で紹介させて頂いた長野県小諸市にお住いの甘利宅からwardrobeの制作依頼。 姉妹で2台の制作ですが前回の意匠に合わせるように創ります。

                  サイズは 高さ2000㎜×幅1000㎜×奥行き600㎜ 

  縦横の接合部になる所は深さ3㎜位の溝を彫り込み はめ込むようにして組み立てていきます。

 

  接着は常にフラットになるように・・・

計算のもとに各部材を準備していますが これだけの大きさになると簡単にはいきません。 ちょっとしたズレでも大きな影響を発生してしまいます。 直角にキープされていることは絶対です。 それでも歪みなどを発生させる等思っている以上に手間がかかります。

      ここまで 90%の進み具合かな ?  細かな作業が終わればペイントになります。

日常のこと

創りかけのカップボード

遡ること8年前 南仏旅行 ? から帰国したすぐに  想い描いた感覚を形にしようと取りかかったカップボード。  当時 HEART&HOME設立25周年ということもあり記念になるようにと完成をイメージしていたものの 現実は優先順位を考えるとどんどん後回しになってしまい 長~い間工房の隅に置かれている状態でした。             

つい最近見たBS放送の中で 南仏奥プロヴァンスの村々を紹介している中に 懇意にしている窯元とその夫婦が放映されているのを偶然にも見ることがありました。 初めてプロヴァンスで生活しているお宅に招かれた所でした。 懐かしさもありましたが これはどうしても創りかけを完成させないといけないという強い想いになり 現在工房の中心に置き甦らせようとしています。 

 

   手づくりのモールデング   手作業で最も時間がかかる箇所。                     天板部も経年変化でヒビワレを防ぐとともに強度を保つ創り。

 

            枠は抜けないように楔止め

   下部もしっかりと・・・

  主材は北米産のポンデロサパイン。 薬品で古くなったような質感を ,,,,,                  上2点は上部の背板になります。   下は棚板。

     2㎝刻みで上下に可動できる棚板、 彎曲を防ぐような創りになっています。 

 

 扉・本体の表面などはグレートーンのペイント仕上げになります。 工程の都合上先に塗布しています。

 

         ワイングラス・コーヒーカップを下げたり                         コレクションのお皿など立てかけるように溝を        ( 窯元の奥様のデザインのお皿 ) 

         引出しの彎曲・取手も手作業手づくりです。

        この後は 引出し中の構造の工夫等を終えると全体のペイント塗布作業になります。

 

 

サイズ / 高さ2050㎜ 最上部天板幅1150㎜ 本体胴幅950㎜ 下部奥行き450㎜  上部奥行き310㎜

 

 

 

 

 

日常のこと

時を経て

娘さんの小学校入学時に 都内・調布市の村中さん宅からオーダーを受け制作した学習机。           18年の時を経保て 今度は机としてではなく リビングでコレクションボードとして生まれ変わりました。     カラーもホワイトからグレーに。 細部もリニューアルし さらに使い勝手良く仕上げています。

補修を済ませ ベースコート剤を塗布しペイント仕上げに取りかかります。

金具は 当時からこだわってイギリスから取り寄せたもので 多少チェンジしてものの その存在感は色あせることなくグレートーンの本体にしっとりとなじみ 学習机の時とはまた違った表情を見せてくれています。

 

       遊び心で創った…. 寄り添えば2人座れる幅広のイス。

 

当時、「大人になっても使えるように」とデザインした学習机でしたが  今でも新鮮です。  

 

 

世界にたったひとつの家具

大きな食器棚

    サイズ / 高さ2400㎜ 幅1820㎜ 奥行き450㎜   用材 / 仏産ホワイトオーク 

着手から完成まで随分時間がかかってしまいました。                            一般的には高さ1800~2100㎜に設定してデザインしていますが 今回は天井に接する高さで創っています。    天井の構造を利用しての倒壊防止になっています。

   大きな食器棚だけに 中に置いているものがストレートに見えないようなガラスを選びました。 (仏製) 

 

       横スライド開きの扉

                     棚板は可動式 2㎝刻みでコントロールできます。

 

 

             収納力バツグンの引出し構造。 整理に力を発揮します。

 

  モールディングデザインと上部観音開きの扉。

                      金具選びも機能とデザイン性は欠かせません。

 

  画像で見るより実物は大きく感じます。 合板と違い無垢材で創っていますので重量感・存在感たっぷりです。

 

 

 

 

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