La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

カップボード

東京・青山三丁目にあるインテリアショップからの紹介でカップボードを制作しました。 サイズと要望を知らせて頂きデザインしました。 電子レンジと炊飯器を置くので中間部がいつもより高く作られています。

                      スピンドルも長めになっています。

                     扉など 接合箇所は確実に止めます。

     炊飯器からの蒸気・電子レンジからの熱などの影響を防ぐよう金属シートを張り込んでいます。

     上下分けて制作。 合体する前に下塗りのペイントを済ませておくと隅々がきれいに仕上がります。

     上下合体部。 コンセントを設けることでコードを最小限にしスッキリした感じで使えます。

           最上部にはワイングラスなど下げてストック出来るように・・・

                          フランス製のガラス

                         2㎝刻みで調整できる棚板構造。

                   スライドさせ 2分割・3分割して整理できます。

                           要望で 黒のつや消し金具

 

                 

                 サイズ / 高さ 1970㎜ 幅 1000㎜ 奥行き 480㎜ 

「年代を感じさせる様な表現を」そんな要望で エイジング処理を施しています。 

年月が経つにつれて木肌に深みが出ていい感じの雰囲気のあるカップボードになっていくでしょう。

世界にたったひとつの家具

カウンタースペースに合わせて

一年前 新築したお宅のカップボード制作を紹介して下さったハウスメーカーオーナーの奥様から 今度は新築中のご自宅の家具の制作依頼。 ほぼ完成状態のドレッサールームには L字形になったカウンターが造作されていました。 「このカウンターを利用したデザインを提案して欲しい」とのお話。 幾つかの要望をお聞きするものの ちょっぴり戸惑いも感じながらデザインをすることに。 

床面からカウンターの下部分まで高さ785㎜ で  奥行き480㎜ × 幅・長辺3000㎜,短辺(左)1820㎜の範囲で・・・正面に鏡を設けドレッサーとして使えるようにします。 固定されたカウンターに隙間なく創るのはいいのですがお住まいを傷つけまいと設置には神経使いました。

 

 

カウンターも家具の色に合わせてペイント。 最初のお話から完成するまでだいぶ時間がかかってしまいました。 

 

 

日常のこと

食器棚

高さ2400㎜ 幅2450㎜ 奥行き600㎜サイズの食器棚  工房での作業はほとんど終了状態にまでになりました。最終的には現地に運び入れ組み立てて完成となるわけですが それも大変です。 大きく3ブロックに分けて創っていますが 一度組み立てたものを分解し現地での作業に振り分けながら整理しています。 完全な状態は現地でしか見れませんので ずっとイメージを追いかけながらの作業です。

 上部を支えるような形のスピンドル。 全体のボリューム感に負けないようなサイズ・形をデザインしました。 旋盤にあるうちに回転を利用して塗布すると早くきれいに仕上がります。

スピンドルに支えられた上部の幅は1800㎜サイズ。 扉には4㎜厚のガラスが入り重さもあるので工夫を凝らしています。 棚板も左右に分け 可動式で使い良くなっています。

                              ガラスを入れたイメージ

            ガイドに浅い溝を施し 扉をスライドさせます。

         深さのある引出し。 スライドレールを使い容易にしています。

金具はフランス・ニースの金物屋さんに送ってもらいました。 古い家具には鍵が施されているものが多くありますが 盗難を防ぐために普及していました。 その名残でダミーの金具が「取手」として使われています。

高さ85㎜の「袴」があり その上に全体の家具がセッティングされます。 中間の空洞部には電子レンジを設置するように構造的に準備されています。 下部はダストボックスになっています。

 

 

 

日常のこと

新デザイン 学習机

現在 大小合わせ10点を制作中です。 1点を集中して進めれば良いと分かっているのですが いつの間にか掛け持ちをするようなスタイルになってしまいました。 「同じものを創らない」「お任せしています」・・・ 新たな発想を模索しながらの毎日になっています。

   天板部は亜麻仁油で塗布仕上げになります。 ペイント・金具付けはこれからです。

       娘さんの希望で キャスター付きの深めの引出し収納庫を設けています。

 

 

 

 

 

日常のこと

洗面台と食器棚 制作過程

カナダに長い間暮らしていたという菊地さん。 埼玉に新居を建設中です。 洗面台は給排水設備工事などの関係で本来ハウスメーカーの仕事になるのですが デザイン的に満足するものが無いということもあり 私共に強い依頼がありました。 ハウスメーカーとの兼ね合いもあり躊躇していたのですが 熱意に腰を上げることになりました。 ブルーグレー色は希望。  洗面器・蛇口・配管工事などハウスメーカーの工程に合わせるように仕上げています。 

食器棚については新居完成後に設置する予定ですが 出来る限り新居完成と同じになるよう精力的に進めています。

幅2450㎜ 高さ2350㎜ 奥行き600㎜  3ブロックに分けて創っています。 パーツひとつひとつを手づくりしながらの工程。 ボリュームがあるだけになかなか変化が見れません。 他に三件の制作と並行していますが 感覚の切り替えが大変です。 

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