La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

カップボード リメイク

           神戸・北口宅からリメイクを依頼されたカップボード。

これは 1998年の家具教室で3泊4日をかけて ヘトヘトになりながら作ってから20年の時を経て ・・・    

 

       このカップボードをデザインした私たちの手によって生まれ変わりました。

 

     アメリカンカントリーの雰囲気から フレンチスタイルに一新するための思いきった作業です。 袴の部分を取り去り スピンドル脚に変更です。

経年変化した箇所を修正しています

       独自のデザインで モールディングと扉を創つています。

  本体の両サイドにラインを彫り込みをつけています。 ラインの太さ・深さの設定は安易に出来ません。

バターミルクペイントを使い塗布作業。 薄めた溶液で3回塗布していますが塗布ごとにサンディングしています。

       金具はフランスから 歪みガラスはドイツから取り寄せたものです。 棚板は可動式。

 

 

       下部のスピンドル脚の間には 以前の切り外した部材を用いて面影を残しています。           

           フレンチスタイルの出来上がりです。

 

世界にたったひとつの家具

32型幅のTVボード

32型TV幅でのTVボード制作です。 限られたスペースの中で 隣にカップボードがある為にTV幅。 TVの上の空間を活用しようとシェルフを加えたデザインになっています。

        組み立てた状態で 実寸で見てカットラインを描きカットします。

 

   棚板は可動式。 引出しは扉を閉じると見えないようになります

  ドイツ製の歪みガラスを使っています。

   バターミルクペイント塗布仕上げ  高さ 1780㎜

 

 

世界にたったひとつの家具

サイドチェスト Ⅱ

きれいにペイントされると こんなにも違う表情になるものかと いつも 作り手の私たちでさえ驚かされます。

高さ 800㎜ 幅 980㎜ 奥行き 300㎜ と コンパクトながら その奥行きのせいかとても品良く仕上がりました。 取手も Card frame pullから真鍮をアンティーク処理したノブに変更し ペイントで本体との違和感をなくしています。

世界にたったひとつの家具

キッチンボード その後

最終的には神戸の北口宅で完成させるキッチンボード。 上下分割で制作しているのですが 重さ・大きさもあり事前にリハーサルして確認しておかなければなりません。 ペイントを施した後 硝子を入れ金具を取り付けます。

 

世界にたったひとつの家具

サイドチェスト

神戸 北口宅のサイドチェストは 白木状態でほぼ完成しています。 高さ870mm・幅980mm・奥行き300mmと 比較的コンパクトサイズになっています。 扉があるものと全部引出しのデザインを提案させて頂きましたが リビングのテーブルのそばに置くということで今回の選択になっています。

接合部は深さ2mmの溝を掘りズレが発生しないようにしています。 何段かの引出しを設けている場合 ノギスを手に左右狂いがないように完璧を目指します。

         スピンドルは創るデザインに合わせ加工しています。

      引出しは 深さ13㎝と16㎝の2種類。

   ペイント前の完成状態。

合板と違い無垢材は経年変化する楽しみがありますが 室内環境によってはその影響を受けることも考え 天板等彎曲・ひび割れを発生させないよう施しています。

 

      特徴あるデザインをピックアップしました。

取手も 今回は Cardframe Pullを予定しています。 引出しの中味にあわせてCardを挟み込んでおけば 小さな物たちが迷子にならず 家族みんなが一目で引出しの中味を知ることができますね。

創りも 細かなディテールにこだわり 手の込んだ仕上げになっています。 この後の ペイント仕様ではすっかり雰囲気も違ってしまうでしょう。

 

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