La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

フレンチ デザイン

デザイン画1

12月から1月にかけ
ずっと 頭を悩ませ  資料をひっくり返し
何枚ものデザインを仕上げたのは
愛知県 安城市の 小林さん宅から依頼された家具の数々です。

最初のきっかけは かねてから私たちの創る家具が “ 大好き ” だったとおっしゃる
奥様からの「お問い合わせ」でした。
マイホーム新築と同時に リビングのTVボード 窓を取り囲む形のベンチがある
ウォールキャビネット等を創って欲しいということでした。
メールでやりとりするだけではもの足りないアナログ世代の主人は
とりあえず 詳しいお話しをと お電話。
ほとんどの ご家庭では奥様とだけのやり取りで話が進んで行くのですが
ご主人も 私はよく分からないと言いつつも 私たちのブログを丁寧に
目を通して下さった上で リビング・ダイニング それに化粧洗面キャビネットまでと
話が進んで行きました。
家の図面から 自分たちの希望する形やら 本当にわかりやすく驚くほど丁寧に
送って頂きました。
その中で お2人の家作りへの想いや希望まで感じ取れる内容で
私たちも それに応えるべくイメージを膨らませながらデザインしました。

デザイン画2

デザイン画3

デザイン画4

デザイン画5

デザイン画6

デザイン画7

デザイン画8

デザイン画9

そして 先日 これらのデザインを抱え 小林さんご夫婦に会いに伺いました。
かわいらしい奥様と 細かな心配りのできる素敵なご主人とで
お似合いのカップルだなぁ などと勝手に思ってしまいました。
私たちの話に素直に耳を傾け 受け入れて頂き 同時にお2人の希望も
直接お聞きすることが出来ました。

細かな修正を加えながら いよいよ制作に入ります。

イギリス・フランスへの金具の発注やら 洗面ボウル・水洗金具・給排水金具等も
すみやかに手配しなければなりません。
お2人の家具に対する期待も さぞ大きいことでしょう。
時間をかけてきた家作り計画なだけに 私たちの役目は重大です。
HEART&HOMEさんが考える “ 自分たちのための家具 ” を見てみたいと
心から思って下さっているその姿は 物作りをする者にとってこの上ない喜びです。

そして今は ただ 自分たちの感性を信じ 積み上げてきた何ものにも代えがたい経験を
最大限に生かして ひたすら創り上げていきたいと思っています。

家の中の さまざまなシーンに 私たちの創る家具が置かれ
その フレンチ コーディネイトされた空間で小林さん達の暮らしが始まるのです。
私たちも 何だかワクワクしています。

世界にたったひとつの家具

用材の加工

ウォールプランキング
パーテーションの用材の加工。 20ミリ厚のパイン材をプレナーで17ミリ厚に整えた後
ルータービットを使い分けながら 何工程もの削り作業を経て仕上げています。

用材1

用材2

用材3

長さ2200ミリ 幅180ミリ

クローゼットの脚
旋盤を使い イメージを追いながら削り上げます。 1台に4本の脚を使いますが
何度も取り変えながら削り込み 脚の形を一定に創ります。

用材4

用材5

同時に2台のクローゼット制作します。 同じデザインにせず違ったものに。
本体はこれからの制作になりますが 先にペイントの下塗りを済ませています。

用材6

用材7

ライティングデスク 机板の折構造事前テスト
専用のヒンジはイギリスからのもの。 扉部を開け開いた状態で ベースに対して
フラットになり 閉じた状態で隙間が無い創りにする為の構造。
正確で適切な取付位置を事前に把握しておきます。 1ミリでも違うと
いろんな影響が発生します。 その個所を修正するのではなく
ピタッと収まるように “金具の取付位置の設定”を確実にしておきます。

用材8

用材9

用材10

現在の状況は ? と いえば…………..
夜は 20数台にも及ぶ家具デザインの奮闘中って毎日になっています。

世界にたったひとつの家具

フランスの窓辺のような Volet を使った パーテーション

制作中のパーテーション 骨組みが完成しています。

プロヴァンスの窓辺で よく見かける Volet ( ボレー・よろい戸 ) は
精巧に再現されています。
日差しを調節するための小扉も 開閉可能になっています。

パーテーション1

パーテーション2

パーテーション3

パーテーション4

専用の金具があるのですが 思案して このような留め具にしました。

留め具

20年前 南仏・アヴィニョン郊外の金物店で買っていたもの。 ようやく登場です。

パーテーション5

パーテーション6

フレンチカラーにペイント モールガラス・チェッカーガラス等
フランスメイドのガラスをはめ込みます。

なんて 贅沢なパーテーションだと思いませんか ?
この 足元に 赤いゼラニウムの鉢植えなど置いたら
まさに フレンチテラスのようです。
まだ 制作作業も続きますが これらが子供部屋に
取り付けられるのですから….  遊び心 いっぱいですよね。

用材は北米材の WHITE ASH・ホワイトアッシュを使っています。
オーク・マホガニー・ウォールナットと並んで ヨーロッパ家具を代表する4大木材のひとつが
アッシュ。
なかでもホワイトアッシュはアメリカ産広葉樹材の最も主要なもののひとつであり 高い人気を
誇っています。

世界にたったひとつの家具

憧れの フレンチインテリアを 子供部屋に実現

甲府市 S さま宅から 2人のかわいい娘さんのために
子供部屋を作りたいとの依頼がありました。
ひとつの部屋を区切り プライベート空間を作る計画です。

子供部屋と言っても 先を見据えてデザインします。
クローゼット・ライティングデスク・チェア等
姉妹それぞれに創りますが せっかく創るのですから 手間がかかっても
全く同じものにせず 少し違ったデザインにしようと思っています。

今回一番悩ましたのは 限られたスペースの中で どのように“区切るか”と
いうことでした。
新築の家ですから 床や壁に固定したくありません。
図にあるようなデザインのパーテーションにして 設置することにしました。

デザイン画1

デザイン画2

細かな仕様に関しては 完成した時のお楽しみです。

現在は パーテーションの用材加工中ですが 並行して それぞれの家具デザインを
ラフから きちんとした図面化し 制作準備しているところです。
全体の制作ボリュームがあるだけに ハードになりますが 楽しみでもあります。

金具なども セレクトして イギリス・フランスから送ってもらいます。

日常のこと

夢に 向かって 歩む

11月15日  第65回 県高校英語暗唱弁論大会

THE 65th YAMANASHI SENIOR
HIGH SCHOOL ENGLISH RECITATION
AND SPEECH CONTEST

が 開催されました。

我が家の 次女 夢歩は
2年生 弁論の部に 韮崎高校の代表として 参加しました。
夏休み明けから 毎日毎日 ALT の NICK や
英語の先生たちの力を借りて 練習に明け暮れ ?

本番一週間前からは 英語の先生のはからいで 2年生のクラスを回り
大勢の前で 発表練習を積みました。
そして それぞれのクラスのひとりひとりから 応援の暖かいメッセージを受け取り
それを胸に 挑んだ本番当日。
度胸があるとは思っていたけれど 緊張した姿を見せることなく 壇上へ …………….

題名は  「 Passing the Baton of Our Forefathers 」
小さいころから 主人から聞かされていた 主人のお父さんの話。

海軍のパイロット時代の主人の父

16歳で 海軍のパイロット。
日本で 初めて出来た空母に1号機として着艦する名誉を受けました。
その後 士官として 特攻隊の 若い青年たちを 指揮し 幾度となく激戦地へ ・・・

この深い話を 5分間という限られた時間の中で
ましてや 英語で・・
親としては 心配ばかりでした。
静まり返った中で
発表が始まりました。

我が家の次女

娘に こんな 人を ひきつける表現力があったことに 素直に驚かされました。
親の欲目だけでなく 聞く人の気持ちを動かす話し方 感情表現 ・・
とても すばらしいと思いました。

結果は 3位でした。
応援してくれ 協力してくれた人たちに 心から感謝しています。
1位 2位の人たちも 確かに上手で 発音も素晴らしかったと思いましたが
心に感じるのは 娘の発表が一番だったと 今でも思っています。

我が家の次女とALTのNICK

受賞を 誰よりも喜んでくれた NICK

「 夢歩 」 その名のとおり
夢に 向かって 一歩ずつ 歩いていく姿を
見守っていってやりたいと つくづく感じました。

そして 来春には
県の “グローバル人材育成留学プログラム”に選出され
アメリカへ 留学が決定しています。

がんばれ 夢歩

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