La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

南仏 奥PLOVENCEの工房から。

 

  奥PROVENCEにあるBERNARDの工房から シンクに用いるタイル等が送られてきました。

兵庫県明石市にお住いのY宅から打診があったのは3年前。 私共と同じように何度も南仏に行かれておられ感覚的なところで接点があったそうです。 スタイリッシュで機能的なキッチンが当たり前のようになっていますが それらからすると 全く逆行するような決して機能的でない素朴な創りを求めていらっしゃいます。           マイホームもこれからの建築になりますが並行してデザインし制作に取りかかるようになります。

                手作り感タップリのタイル ( 120㎜×120㎜ )

                                水切り

       大きなタイル     サイズ / タテ500㎜×ヨコ500㎜  厚み30㎜

                     コーナー等に使うタイルも充実しています。

                       水栓金具

 キッチンの造作は久々になりますが楽しみです。                             完成は来年夏ころとあってまだ時間的には余裕 ?? ありますが・・・

 

BERNARDが私たちの為に ¨険しい山中にある廃屋¨を立体的に描き 300㎜×300㎜のタイルにしてくれました。

世界にたったひとつの家具

工房から加藤宅へ

      お届けからすでに1ヶ月たってしまいました。                              

大きなキャビネットタイプのTVボードは上下分割で下部の高さ600㎜ 上部高さ1700㎜で高さ幅とも2400㎜。      確認の為とは言っても形を作るだけでも一仕事。 天井いっぱいの大きさです。                               カラーは希望色。 シルバーの取手は加藤さんが海外から取り寄せたものを使わせてもらいました。

2点共に加藤さんからの原案をもとにデザインし 要所で幾度となく確認して頂きながら進めています。

 

  いざ、搬入ですが 搬入路と人手の問題で手伝って頂ける日程に合わせての搬入となりました。

外階段を使い2階に運び入れるのですが アプローチは事前に確認していたもののイメージと現実では大違い。          しばらくいろんな試みを模索しましたが 何だか無理っぽい空気が漂う始末。                 

重ささえクリアーすれば何とかなると 思いきってスタート。 途中で止めることは出来ません。        難関は L形になっている箇所で手すりの高さを越すまで抱え上げ左折しなければなりません。          2階入口の幅50㎝。 皆で大騒ぎです。 振向く間もなく・・ あっという間の搬入に終わりました。       短時間でしたが ただただ大変でした。

 壁に換気扇・空調関係のコントローラーやスイッチ等があり それらを見えなくする創りです。         換気の為 密閉にならないよう上下に開口部が施されています。

                 工房で確かめるのと違い ¨安堵¨です。

 

   後日 ディスプレーされた画像が送られてきました。

 

次回 ¨こんなものが欲しいんです¨ と   画像を見せて頂きました。 

日常のこと

Provence ~ 夏の日の記憶 ~

気づいたら 工房の2階のテラスで¨メロン¨を育てていた主人。                        私のバラには水やりもしてくれやしないのに 毎日せっせと水やりに励んでいます。               そのおかげもあって立派な¨メロン¨が実っています。

私に内緒で植えた言い訳は                                                                                          ¨ Provence の カヴァイヨンメロンみたいだろ ? ¨ 

そうです。 今の季節 南仏 Provence は 一面の¨ラヴェンダー¨と                      どの村のマルシェにも¨カヴァイヨンメロン¨の山 ... 久しく遠のいていた記憶が鮮やかに読みがえります。

 

                                                                                            ヴェルドン峡谷(Gorges du Verdon)

                                                                                                                       オーレル(Aurel)

  いつまでも濃い青紫色が残り 長めの穂が落ちにくいファイン・ラベンダーは主として花束に用いられます。

                                                                                                  ヴァランソル(Valensole)

                                                                          シミアーヌ・ラ・ロトンド(Simiane-la-Rotonde)

あの村の あの景色                                            ひとコマ ひとコマ 心の中に焼き付いている大切な宝物。                         時おり 心の引出しを開けて 引っ張り出してみるのもいいものです。

今回 主人は 主人の心の引出しから¨カヴァイヨンメロン¨の記憶を引っ張り出したのでしょう。        まぁ 私に黙って植えたことを大目に見てあげましょう。

 

                                         サント・ロペ

                                        アルル郊外で

日常のこと

もうひとつのキャビネット

加藤さん宅 もうひとつのキャビネット。 内装に付帯するような家具になります。 具体的には完成設置したのを見て頂きます。

高さ 1950㎜×幅 700㎜×奥行き 320㎜ 小ぶりのキャビネット。 先行して制作している大きなTVキャビネットと 同じ感覚でデザイン・・・

   いちばん手のかかるモールディング制作。 均一に創るのは時間と根気を要します。

 

 

       スピンドルの制作

   スピンドルを取付けた状態と引出し。

             各部材の完成。 ここからペイント作業に入ります。

最初に下塗り剤を全体に塗布し塗装表面を整えます。 そうすることでより仕上げを丈夫にし カラーのバランスも良くなります。 1回目の塗料塗布が終わり乾燥させています。 

                                     #320でサンディング

乾燥後 全体をサンディングし2回目の塗布になります。 仕上がりは完成状態になりますが 組立・金具付けした後 最終チェックで 都合3回の塗布をすることになります。

 

    もうすぐ完成です。 

 

日常のこと

組立・モールディングを創る~ペイント下塗り

   加藤さん宅の大きなTVキャビネット。 制作の進捗状況です。       

 タテ・ヨコの接合部は 2~3㎜深さの溝を彫り はめ込んで固定。                        経年変化による狂いを発生させないようにしています。

ハタガネ・クランプを使い¨直角を確かめながら¨固定しています。 幅があるので簡単にはいきません。

天板の端になる部分は環境や経年と共にひび割れの可能性があるので このような構造・創りにして防いでいます。

 

    下部天板のコーナー部

 

        棚板の創り。   彎曲になりがちな棚板も手間をかけて・・・

 

モールディング

  一番大事なところ。 デザインの顔になる部分です。 安直に既製品を用いるのではなく描いたデザイン通りに創ることから始めます。 長さ2300㎜の材 どうすれば均一に創れるか・・ 経験をもとに根気よく緻密に作業していきます。

紙ヤスリを使って整えていくのですが 硬い部分(木目)と柔らかい所があるので工夫が求められます。      この工程が一番時間を要します。

 モールディングの箇所だけでも かれこれ2週間はかかっていると思います。

   下部 / 高さ600㎜  上部 / 高さ1700㎜   幅2150㎜のサイズになります。

 

ペイント

ペイントカラーは加藤さんの希望色。 カラー塗布前に造作物全体に下地材を塗布。 十分に乾燥させた後にカラー塗布(2度塗り)になります。

 1回目の塗布が終わり乾燥させています。 しばらくして2回目の塗布になりますが塗り斑等チェックしらがらの仕上げ塗りになります。

       加藤さん宅の内装に合わせた ¨British Color¨に仕上がります。

 

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