La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

川崎 ~ 葛飾へ納品めぐり

川崎の加藤さんのタイルトップローテーブルと 葛飾の佐藤さんの白いカップボードを1日かけて
納品めぐりしました。

タイルトップローテーブル1

タイルトップローテーブル2

お伺いするのは2度目の加藤さん宅は ほぼ約束通りの時間に着きました。
スムーズに運び入れることができ、次はラックが欲しいとのうれしいお話を頂き 色もナチュラルな
木目でと・・・希望をお聞きし後日デザインすることになりました。

その後、葛飾へ移動。 都内の渋滞もあまりなく早めに佐藤宅へ到着。
いざ二階へ運び入れです。 ご主人にもお手伝いいただき 階段途中まで・・・
どんなに頑張ってもそれ以上進めません。 もう これはベランダから吊り上げるしかありません。
はしごを借り、家具を毛布でくるみロープを使って下から主人が持ち上げ 上から佐藤さん夫婦と
私がひっぱり上げる作業です。 テラスの手すりが高いため思うように力が入りません。
やっとの思いで下部のみ運び入れることができ 上部は階段からで大丈夫だろうと
また3人で試みましたが 断念・・・  もう一度テラスから。
互いの顔が見えないことで やれ「引っ張れ」やれ「上げろ」と地獄絵さながらの必死の様。
おそらく皆が、これまでの人生で これ以上の緊迫と力を出し切った事は無いと思うくらいの
出来事でした。
勿論、しばらくの間皆放心状態。 一番疲れたのは佐藤さんのご主人だったでしょう。
翌日はお仕事に支障をきたしたのでは ? と 心配しています。

お話で伺っていた通り 真っ白なお部屋でした。 シンプルですが、そこここに こだわりの
感じられるお部屋の中で一番心にとまったのは リビングのキャンドル型のペンダントライトに
素敵なお花のアレンジがからませてあったところです。 造花とは思えないリアルさで色も
白を中心にスモーキーグリーンの葉の色が 大人っぽい雰囲気にまとめられていて とても
私好みで すっかり気に入ってしまいました。

ペンダントライト

佐藤さん宅でも 今回のカップボードの隣にドライシンクをお願いされています。
次は問題なく運び入れ、ゆっくりお話しできたらいいなあと思います。

世界にたったひとつの家具

dessin de la enseigne ~ 看板デザイン ~

北杜市の植松さんは カイロプラクティックの医療センターをなさっていて
医療センターに増設する形で 奥様は オーガニックサロンを開いています。
そんな植松さんから 看板の制作依頼がありました。
早速お伺いしてお話しをした中で ご夫婦ともにフレンチな雰囲気を好んで下さっていることや
いらしゃるお客様もカイロやオーガニック・アロマテラピーなどに興味をもったり
生活に取り入れたりしている方たちなので 意識や志向が高いであろうということなども踏まえ
デザインをし 3パターン描いた中から選んでいただくようにしました。
ふつうの看板の概念を捨て まったく違った発想でデザインしたので 実際にお見せする時は少々
心配でしたが 私たちの描くコンセプトの説明をすんなりと受け入れて頂き 植松さんの感覚の
柔軟性に感激しました。 最終的に決定したのは南仏の家の外壁の一部を看板に見立て
大きなvoletにアイアンサインを打ち付けたものです。

デザイン画

そのあと ひき続きしていくであろう庭作りや その他造作物もイメージの中にいれ
その一部分として 今回エントランスの看板から制作をします。
私たちも普段の家具作りとはまた違う創作意欲を味わいながら作業できるのが
とても楽しみです。

後日、予定地の基礎整地作業。 本作業の下準備です。

下準備1

下準備2

完成すると、高さ2.4m・幅3mの大きな建造物になります。

日常のこと

MARCHE ~マルシェ~

東京・二子玉川、高層ビルの谷間にある 住宅街の一角で MARCHEが開かれました。
フランスの 蚤の市をイメージした空間です。
焼きたてのスコーンを売るお店や ハンドメイドのナチュラル雑貨を扱うお店も たくさん
出店していて カラフルなテントの下に 飾られ 並べられた あれこれは どれもセンス良く
そのたびに 足を止め見入ってしまいました。
手作り好きの私には たまらない魅力を持つ物も多く とても刺激的でした。
会場にいる間中 “かわいい” “素敵”の連続。
心の中で「またイベントしたいなぁ」 次にする時は “こんなふうに” “あんなふうに”と
イメージがどんどんふくらんでいきます。

MARCHE1

MARCHE2

MARCHE3

MARCHE4

MARCHE5

MARCHE6

MARCHE7

MARCHE8

MARCHE9

MARCHE10

MARCHE11

日常のこと

ポール・ラッシュ祭 ~ 八ヶ岳カンティフェア ~

看板

かぼちゃ

木工の仕事を始めてすぐの頃から 「清泉寮」で宿泊型の家具教室をさせていただくようになり
このポール・ラッシュ祭にも何度も出店しました。
忙しさで出店もままならなくなって ずいぶんご無沙汰していましたが、久々に行ってきました。
牧草地全体がまさにアメリカンスタイルのイベント会場になっていて、出店していた時には
できなかった お店巡りを楽しんできました。

ポール・ラッシュ祭1

ポール・ラッシュ祭2

ポール・ラッシュ祭3

ポール・ラッシュ祭4

ポール・ラッシュ祭5

会場は 飲食ブース・国際交流ブース・クラフトブース・ステージから成り立っていて
クラフト市では 51店ものさまざまなクラフト作家のテントが並んでいます。
いろんな作家さんとお話ししながら、自分たちのあの頃と重ね合わせ 懐かしいような感覚と
作家さんたちの ひたむきさに 初々しささえ感じてしまいました。
清里・清泉寮は 私たちにとって 「はじまり」 の地です。 たくさんの方たちとの出会いが
ありました。
今ではKEEPの理事になっていらっしゃる桶本さんは その頃の「清泉寮」の支配人。
経験の浅い私たちに 親身になり協力してくれました。 家具教室のために貸してくれたホールが
木くずだらけになってもイヤな顔もせず 一生懸命になってくれたスタッフの方たちもそれぞれが
今では清泉寮の中で 重要なポストについています。

~ Do your best and it must be first class ~

最善を尽くせ  そして一流であれ

ポール・ラッシュ博士のこの熱き精神が 不毛の清里をここまでにしてきました。

その清里に また 私たちの「原点」もあるのだと 思っています。

Wool Zooさんの羊毛フェルト

ちなみに、今回一番気にいったのは 羊毛フェルトの Wool Zoo さん。 その手から作り出される
動物たちのかわいいこと。
娘は 体験でウサギを作らせてもらいました。

羊毛フェルト体験

羊毛フェルトのうさぎ

世界にたったひとつの家具

やっぱり 白いカップボードが 人気です

私たちが家具を作り始めた頃
もう 20年近くの年月が経ちますが・・・
カントリースタイルという言葉さえ まだ確立されていないような時でしたが その頃は ペイント
家具を望む方は ほとんどいませんでした。
それが 日本のライフスタイルの中に 「カントリー」 がしっかりと根づき 認められてくると
カントリースタイルでも たくさんの枝葉が出てきています。
そして今、フレンチとナチュラルが最も旬なスタイルになっています。
だからでしょうか ? ペイントに対する意識が変わってきています。 ずーっと ペイント家具を
作り続けている 私たちとしては うれしい限りですが、何故かその色は 「白」 に集中しています。
ひと言で「白」と言っても さまざまなニュアンスの 白 があって、
それが ベースとなるパイン材の飴色とうまく調和して、
はじめてHEART&HOMEのペイント家具になるのです。

今回、「白いカップボード」をオーダーして下さった東京・葛飾区の佐藤さんは新婚ホヤホヤです。
すっきりしたインテリアがお好みで リビング・ダイニングには家具らしいものをまだ置いていない
とのこと・・・ それだけに、唯一の家具として私たちの作るカップボードを選んで頂けたことは
何より光栄に思っています。
多忙を極めるお仕事の中、山梨まで足を運んで頂き 打ち合わせをしました。 私たちとしても
実際にパイン材に触れていただき ペイントも自分の目で見ていただけたことは 制作する上で
とてもスムーズに作業できるので とてもありがたいのです。

今の作業プロセスは、ベースになる大事な部分の構造組み立ての最中です。 全体にパイン無垢を
使っているので 将来的に湿気・乾燥の影響を受けることを踏まえ 技術的な対策を密にします。

白いカップボード 作業中1

白いカップボード 作業中2

白いカップボード 作業中3

白いカップボード 作業中4

白いカップボード 作業中5

幅/1500mm  高さ/1950mm
用材/北米・オレゴン州産ポンデロサパイン

ここまで来ると これからは各パーツの取り付けに入ります。 どんどん完成に向かいます。

1 58 59 60 75