La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

大河ドラマ「龍馬伝」

「長崎 ランタン フェスティバル」 直前とあって
街中が異国情緒たっぷりの雰囲気をつくりだしています。
福山雅治が幕末の風雲児・坂本竜馬を演じる大河ドラマ 「龍馬伝」で 長崎が舞台となる第3部の
冒頭シーンで、龍踊りや中国獅子舞のロケが崇福寺 ( そうふくじ) で行われたこともあり、
“ 幕末を生きた人々 ” に ちょっぴりでも重ねることができればいいなと 観光客のいない
早朝に訪れました。
境内はまだ誰も立ち入った様子もなく あの独特の 「凛とした」 空気感につつまれていました。
ドラマのシーンから人々を無くした舞台の中に立っているようで、とても感動的でした。

唐寺1

赤い竜宮門が印象的な唐寺。
寛永6年(1629)に長崎在住の中国福建省の人達によって建てられました。
2つの国宝(大雄宝殿、第一峰門)や数多くの文化財を有しています。

唐寺2

第29話で、中国盆会(ちゅうごくぼんえ)で賑わう崇福寺境内に坂本竜馬ら一行がやってきて、
異文化・異空間に感動するシーンや、第30話で、長崎に潜伏していた高杉晋作など長州藩士たちが
龍馬と出会うシーンなどが撮影されました。

唐寺3

唐寺4

自然からもたらされる豊富な食材と海外から伝えられた食文化が融合されて出来た長崎の食文化。

今回は「ちゃんぽん」発祥の店に行ってきました。
「四海桜」5F 三菱ドックが正面に見える展望レストラン。
皆ガイドブック片手に入店。 一様に「ちゃんぽん」を注文しています。
人生、今までに何杯食べたのか知れませんが、ちゃんぽんを「美味」と思って食したことは
初めてのことでした。 品のある「ちゃんぽん」を気取って品よく食べた感じかな?

ちゃんぽん

明治時代中期、中華料理店「四海桜」の創業者が中国人留学生のために、安くて栄養豊富なものをということで考案したメニューといわれています。
鶏や豚骨のスープに、豚肉やキャベツ、もやしなどの野菜類、イカ、エビ、カキなどの魚介類が
ふんだんに入り、食感の違いを楽しみながら味わえます。
麺は小麦粉に唐灰汁を加えた唐灰汁麺で、独特の風味が口の中に広がります。
<文中資料、長崎公式ガイドより引用>

フレンチレストランのロゴ

長崎にはたくさんの“事始め”が存在し、西洋料理もそのひとつです。
街中で見かけたフレンチレストランのロゴ。
オープン前でしたが「ぜひ、いらっしゃって下さい」のローカル的なおさそいは好印象でした。 

日常のこと

春色 ステンシル しましょう。

毎年 笛吹市の教育委員会からの依頼で 6~7回のカリキュラムで行なってきた ステンシル教室。
市町村合併などで しばらくご無沙汰していましたが この春から再開します。
今までは 夜のクラスだったのが 今回から昼のクラスになり、新しい出会いも待っていて
今から楽しみです。

ステンシル教室の教材

さて いつも人気の教材ですが  HEART&HOMEオリジナル レシピBOXです。
このレシピBOXも 最初に作った時から少しずつ変化し、いまの形になりました。
金具もグレードアップし 大人フォルムに仕上がっています。
この素材に それぞれが それぞれの感性で色をのせていきます。
どんな「春色ステンシル」に仕上がっていくのか また追って公開していきます。

日常のこと

あたたかい ガラス

長崎 西彼杵(にしそのぎ)半島にある西海市。 12月だというのに春を感じさせる穏やかな天気。
あの天正遣欧少年使節(1582年)の一人 中浦ジュリアンの生まれた地ということで訪ねました。

中浦ジュリアン記念公園

大友、大村、有馬三大名の使節として12~13歳の4人の少年は3年半という途方もない時間をかけ
日本人で初めてヨーロッパを公式訪問しローマ法王・スペイン国王に謁見。
8年後、長崎に帰港したといいます。 今だったら12時間のフライトでローマに行ける時代。
娘も同じ12歳。 次元の違いを痛感してしまいます。

中浦ジュリアンの手紙

中浦ジュリアンの手紙

1621年キリシタン禁教下、ローマのマスカレーニャス神父へ宛てたもので
当時の迫害の様子や自らの決意がしっかりとしたポルトガル語で書かれてある。

中浦ジュリアンの銅像

東シナ海のはるか彼方、ヨーロッパを指して・・・

その後、以前から長崎へ行った時には必ず立寄ろうと決めていた
川合一民 吹きガラス工房へ・・・
途中道に迷った私たちを川合さんご自身が迎えに来て下さいました。 入りくんだ道をぐんぐんと
奥へ進み、そのガラス工房とご自宅は大村湾を見下ろせる高台にありました。

吹きガラス工房

ご自宅に招き入れて頂き、私たちが山梨から来たことを告げると 川合さんご夫婦は清里
清泉寮にて知り合ったのだと聞き、何という偶然・・・

川合さんの 吹きガラスへのこだわり “PONTE”。 PONTEをそのまま残すようにする緊張感が
作品に良い影響を与えると信じ 最後まで手を抜かず仕上げることを貫いています。
ちょうど それは私たちの家具作りの最後に 金具まで全体とのバランス・質感を求めるのにも
通じています。

吹きガラス1

吹きガラス2

吹きガラス3

吹きガラス4

ご自宅に飾られていた器を譲り受け さあ帰りましょうという時、川合さんから嬉しいサプライズ。
“吹きガラスの体験をしてみますか ? ”との声。
何の心の準備もしていない状態で 言われるがままに手を動かし体験をさせて頂きました。

吹きガラス体験1

炉の中は1400度

吹きガラス体験2

吹きガラス体験3

たったひとつの心残りは 実感なく過ぎてしまったこのひと時です。 情けない・・・。

工房の中で 昨日できたばかりの触れるとまだあたたかい一輪ざしをわがまま言って分けて
頂きました。 気泡のたくさん入った それはまさに私好みの一品。

一輪ざし

紙に包まれたあたたかい器を大事に胸に抱え工房をあとにしました。
川合さんのあたたかい人柄そのままのぬくもりある器たちに出会えて幸せです。
大事に   大事に    ・・・・・します。

日常のこと

陶の里 小石原へ

福岡と大分の県境にある 小石原 (こいしわら)。
以前から訪ねてみたかった陶芸の里です。 窯元の数は60を越え、それぞれが伝統を守りつつ
独自の世界を作り出しています。
何のあてもなく向かった私たちは まず、多くの作家さんの作品が展示されている「道の駅」へ・・・
心ひかれた作品を手に取ると それは「蔵人窯」のものでした。 さっそく訪ねてみました。

蔵人窯看板

応対してくれたのは息子さんです。 この窯元は 父と息子 2人の作家がいます。
お父様 小野 蔵人氏の作品はさすが・・ 芸術的です。

蔵人窯

小野雄大さんの作品

息子さんの 小野 雄大さんの作品はシンプルですがあたたかく素朴で私たち好みです。
言葉少なに語る姿はまさに好青年。 将来有望な若者です。

小野雄大さん

小石原焼の伝統技術である 「飛びガンナ」も ほどよく器のアクセントになっておしゃれです。
これだったら 私の家の他の器たちとの相性も良さそうです。

飛びガンナの模様

化粧土の上から「飛びガンナ」で模様をほどこします。

化粧土がある場合

鉄分を多く含んだ土 化粧土なしだとこんな仕上がりに

化粧土がない場合

いままで 萩・唐津・備前など etc… たくさんの陶芸の里を訪ねてきましたが ここで
またひとつ新しい出会いをすることができました。
九州に旅する機会があれば ぜひ訪ねて欲しい村です。

日常のこと

大切なこと

大切なこと1

いまさらですが、HP上で使っている全ての写真はMAMIYA.RZ67・CONTAX.AF・      Canon.EOS40D等を使い分け撮影しています。

人の 「モラル」 ってどうなってしまったんだろうと思えるようなことが身近で起っています。
ハウスメーカーが広告の媒体として写真の無断使用。 表現の引用。 家具デザインのコピー。
はたまた私たちがフランスから買いつけてきた商品のコピーなど。
写真は、あくまで個人の楽しみとして使って頂けるのであればと あえて加工なしで載せています。
勿論、常識ある方は写真引用・使用を申し出て下さっています。

そんな中で 胸をえぐられるような出来事。
私たちの20年間の “provenceへの想い” を土足で踏みつけるような行為でした。
そしてそれは平然と “オリジナル” と称して店頭に並んでいる現実。 フォルムはそのままで
ありながら モチーフをちょっと変えているから 「オリジナル」 だと言って・・・。
いるんですねェ モラル意識の欠落した人が。
それがわかって買う人はいないでしょうが、そこにはいったいどんな世界があるのでしょう。

「オリジナルを作ること」、そして それが認められるには10年・15年の歳月を要し それなりの
努力と時間と感性が求められるものです。 残念なことに、もともとモラル意識が希薄な人に
とっては 安直にコピる方が手っ取り早い普通の選択なのでしょうから 「こつこつ努力する」とか
「感性を高める」とか・・・は 必要ないことなのでしょう。
創り手として「想いを創作」し お客様がその対価としてお求め頂く。 その関係は 「気持」や
「想い」を共有して 純粋でなければならないはずです。

大切なこと2

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