La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

部屋作りへのこだわり

横浜・青葉区の四方さん宅へ あのカップボードをお届けしました。
確保されていたスペースへセッティングすると もうそれだけでお部屋のイメージが変わります。
やっぱりこれだけ大きいと その存在感は迫力があります。 きっと これからの暮らしの中心になって
いくことでしょう。

カップボード

それと今回は もうひとつ、照明器具の取り付けもしました。 シェードはご自身がアンティークの
ものを 購入済みだったので、在庫からウエイト付き滑車を お分けしました。 用意されていたのは
ミルクガラスのかわいいシェードが2つ。 キッチン上は固定し、ダイニングテーブル上は自由に高さ
調節ができる ウエイト付き滑車にしました。 ダウンライトのみだったお部屋が ぐんと明るくなり
シェードの作りだす壁面の模様も 何故かおしゃれに感じられます。

アンティークランプ

壁面の模様

しかし、まだこのお部屋には リビングにメインライトが設置されていません。 ひとつずつ 気に入った
もので部屋作りをしたいという 四方さんのこだわりです。 それって とても素敵なことだと思います。
ゆっくり時間をかけて 納得のいく物たちを 見つけていってください。
次は、アイアンのカーテンレールとコンソールテーブルが仕上がった時にお伺いします。 そうしたら
少し進んだ 部屋作りを拝見できるかと思うと 今から楽しみです。

それと もうひとつ ・・・ HEART&HOME って家具を作っているのに 照明器具も扱っているの?と
思われた方もいらしたはずなので ちょっと補足しておきます。
アンティーク専門店のように たくさんではないのですが、Provenceで こつこつと買い付けたものを
本当に望まれる方に お分けしています。 ソルグのアンティーク村で、パーツひとつひとつを ひろい
集めるように 手にとって 時間をかけて選んできたものたちです。 同じシェードでも滑車をつけて
ペンダント式にしたものと ブラケット式にしたものでは又違った雰囲気がでます。

パーツ

ペンダント式

ブラケット式

Biotのバブルガラスのシェードは アンティークではないのですが、ガラス工房にオーダーして手作り
してもらった貴重なものです。 よぉく見るとBIOTと刻印されています。 世界中でたった数個だけ。
私たちのために作られたシェードです。 このシェードの作り出す表情は ちょっと感動ものです。

バブルガラスのシェード

BIOTの刻印

日常のこと

Provenceからのお客さま

1月の終わり、H・Pに Provence在住のAyumi A MICHAUDさんから メールが届きました。
私たちの 熱いProvenceへの想いが 彼女に伝わり、メールせずにはいられない気持ちになったそう
です。 驚きとうれしさですぐにお返事を返し、それからというもの 毎日のようにやりとりが続き その
なかで “何かお役にたてたら・・” という彼女の申し出に甘え わがままなお願いをしました。 それと
いうのも Provenceで購入したアンティーク・ライトのガラスグローブなのですが、割れてしまい
使えずにいたものです。 そんなつまらない物のために あれこれと手を尽くしていただき、あげくの
果てには 「グローブだけのバラ売りはしない」 という店の人に フランス人のご主人が泣きついて?
手に入れてくれました。
そんな彼女が息子さんと共に3週間の予定で帰国するということで お会いすることになりました。
そのうえ私たちの家まで来て下さることになり、すっかり舞い上がってしまいました。
そして2月18日 Provenceから 大事に抱えてきてくれた “ガラスグローブ” を手に 山梨へ・・・
おまけに おみやげの Fuseau de lavande までいただきました。

Fuseau de lavande

Fuseau de lavande / やさしい プロヴァンスの香りが漂います。

時の経つのを忘れ たくさんのお話をしました。 今まで知り得なかったProvence情報を聞いたり
私たちの無類のProvence好きを十分に感じていただいたりと、ただただ興奮の時でした。
初めてお会いしたのに、なんだか懐かしい人に会ったような気持ちにさせてくれる彼女と接することで
最近 ちょっと遠かったProvenceが近くに感じられ 心がとてもあたたかくなりました。
本当にありがとうございました。 次はProvenceでお会いしましょう。

日常のこと

Roussillon ルシヨン ~オークルの村~

ルシヨン看板

ルシヨン全景

この村はプロヴァンスの中でも 特に色鮮やかな村です。
古くから黄色顔料の原料となるオークルの 採掘と処理が行われており、品質もとても良いとされて
います。 そのオークルの丘の上にこの村はあります。

ルシヨンの街並み1

ルシヨンの街並み2

ルシヨンの街並み3

ルシヨンの街並み4

こぼれ咲くペチュニア

小さな窓が隠れてしまうくらいに こぼれ咲くペチュニア

赤い壁と窓と花

赤い壁に、白の際どりが途中で隠れてしまうようなデザインが新鮮です。

お花たちのステージ

勝手口でしょうか? お花たちのステージになっています。

赤い壁と窓

家々の壁もオークルで塗られているため いろんなニュアンスの赤で彩られています。 村の中心にある広場pl. de la Mairieのカフェでいつものんびりとコーヒーを頂きます。 カフェの前の2階建てのshop の窓は おもしろい発想のディスプレイがされていて 私たちの目を楽しませてくれます。
そして、おみやげには必ず何種類かのオークルを買って帰り壁材に混ぜたりして自分たちなりに使っています。
仕事柄、色には常に敏感でありたいと思っている私たちには とても刺激になる村のひとつです。

ルシヨン

日常のこと

晩秋の清里・家具教室を終えて

11月28日(金)~30日(日) 2泊3日の家具教室を開催しました。
各地から、 この日を楽しみにしていた参加者の面々が集まりました。
制作するのは 「コレクション キャビネット」 ということでしたが、実は 直前に 参加者から 「デスクと
して使いたい」 との要望もあり、少々デザイン変更をし ライティングビューロータイプになりました。
どうせ作るなら 手がかかって大変な方が 皆も喜ぶだろうと、あえて全員にこのデザインで制作して
もらうことにしました。
いよいよ作業開始です。 まずは、6個の引き出しと本体上部の棚の組み立てからです。
この作業をあなどると、後でとても苦労することになります。 いつもいうのですが、“1mmにこだわる”
これが鉄則です。 初めての参加者は、3組です。 慣れない手つきで差し金を持ち、慎重に測って
線をひきます。

作業の様子

昨年も参加してくれた佐溝さんは親子で、そして今回は奥様の妹さんも参加。 お父さんは1人で
1台、あと1台を 奥様と妹さんで力を合わせて制作します。

佐溝さん

奥様と妹さん

長田さんは3年連続参加。 何故か余裕の表情(?)でテキパキと作業していきます。

長田さん

レストランにて

夕食後、8時より親睦会が始まりました。 それぞれの自己紹介から始まり、アルコールも入って
楽しい会話でついつい時の経つのを忘れ、終わったのはもう深夜0時をまわっていました。
この日、遅れて到着した大阪の岡島さんと、主人だけを残し就寝。 2人は深夜2時まで作業して
いました。

岡島さん

この岡島さんは、家具教室に通い続けて10数年 ・・・ 自ら作った家具でマンションは
いっぱいです。 南仏provence にも 2度一緒に旅をした、自称 HEART&HOMEの1番弟子です。

さあ2日目です。 昨日紹介しそびれた埼玉から参加の桑原ファミリーです。 彼らも新婚当時から
何度も参加してくれていて、今では3人の子を持つお父さん・お母さんです。 彼は大工さん。 道具
の扱いに慣れていて、そつなくスピーディーに作業します。 余裕で、この日は午後から近くの温泉に
家族で出かけて行きました。

ご主人

奥様

桑原ファミリー

佐藤さん親子も初めてですが、数々の失敗をものともせず、必死で皆についていきます。 JALの
パイロットのお父さんは南米ブラジルからのフライトを終え、そのまま参加。 木工は中学校以来と
言いつつも、さすがに形が見えてくると嬉しそう。 息子さんは非常に慎重派で、その分作業は遅れ
気味ですが、“できる限り自分の力で・・”と頑張ります。

お父さん

息子さん

昨年に続いて参加の木崎さん。 やけに早いと思いきや 皆の見本も兼ねて、主人と共同制作です。

木崎さん

そして迎えた最終日。 皆一様に本体が立ち上がって、完成間近? いえいえここからが正念場。ライティング扉の金具取付という、正確さと根気のいる作業が待ち構えています。
テンプレートを使い、ルーターで金具の埋まる溝を彫っていきます。 細かい作業を何度も繰り返し、
やっとピッタリ納まるようになります。

追い込み

完成目前

テンプレート

いち早く完成したのは、やっぱり桑原さん。 親子でニッコリ記念撮影です。

桑原ファミリー

木崎さんも満足の出来栄えで、1枚。 近くにある別荘へ運び込みます。

完成

アッという間に過ぎていく3日間ですが、それぞれが作る楽しさを実感しながら、心地よい疲れと共に
充実した顔をしているのを見ると、我々の疲れなど どこへやら ・・・
うれしい気持ちでいっぱいになります。

家具教室1

家具教室2

家具教室3

家具教室4

用 材 / 北米産ポンデロサパイン
サイズ / H1440×W960×D400         

日常のこと

雑誌 「カントリーハウス」発売しました。

先日 取材に立ち会った時の本が 10月29日に発売になりました。
タイトルは、「カントリーハウス」Provence. British. American. と 3つのスタイルに
分けて それぞれこだわりの家が紹介されました。

「カントリーハウス」

私たちのプロデュースした大柴宅は、その中で最初に登場します。 HEART&HOME
オリジナルのキッチンからリビングを見たカットで始まります。

キッチンからリビング

キッチン

ハウジング本で、カントリースタイルに注目して出された本は これが初めてでは
ないでしょうか?
こんな風に自分の目指すライフスタイルをしっかりとベースに持って
“家づくり”をする人が 増えてきたと いうことなのかもしれません。
そうすれば、おのずと道は開かれる ・・・では ないですが、“家づくり” も
イメージにそって進めていけば 理想の形に自然に近付いていくと思います。
私たちは家具作りを中心に活動していますが、使う人のライフスタイル、あるいは
インテリア全体・・家の空間すべてを視野に入れて物作りをすることが不可欠だと
考えています。
「物作りをする」時、完成した形をイメージできなければいけません。
それが出来ないと、本当の意味で“良い 物作り”はできないと思います。
カントリースタイルの中でも ことに Provence に関しては、その空気感までも
私たちの心に しっかりと焼き付いています。 家具を作っている私たちが
家作りの お手伝いを するなんて・・・と 思われるかもしれませんが、こんな
私たちだからできることがあると考えています。
“プロヴァンス風の家に住みたい” そう思う方が とても多くなっています。
ですが、ほとんどの方がただ漠然とした憧れを持っているだけです。 そんな
いわば素人さんがメーカーにイメージを伝えるのですから、様々な “ズレ” が
生じて 当然だと思います。 そんな悩みを解決するために、私たちが施主さんを
サポートするとともに、総合的なプロデュース役をすることで よりリアルな
プロヴァンスを形にしました。
残念なことに、本では紹介されなかった あれこれを ちょっと お見せしましょう。

まず、外壁に取り付けた 通りの名を示すサインプレート。

サインプレート

AVENUE DE・・RUE DE・・と 種類は様々ですが、プロヴァンスを走り回って
いると家々の外壁に 無造作に このプレートがつけられていて とても印象的です。

フォンテーヌ

立水栓の蛇口。 素朴な水道管にアイアンでおしゃれしました。
これは、いろんな村々に必ずあるフォンテーヌをイメージしたものです。

外灯

この外灯は、手作りガラスで有名な BIOT村で見つけました。
ぽってりと 厚みのあるガラスに 気泡が無数にあるのが特徴です。
ひと目で気に入って 大事に手荷物で持ち帰ったもの。

プレート

奥プロヴァンスのポテリーにオーダーして焼いてもらったオリジナルプレートです。
プロヴァンスでは表札がわりに家に名前をつけているお宅をよく見かけます。

納屋

ガーデニング用具を収納する納屋。 下から見ると瓦が見える構造になっています。

RUE DE PROVENCE

こんな風に家のあちこちにプロヴァンスを感じさせてくれるものたちが
ちりばめられています。 それらひとつひとつが「スタイル」を完成させるのに
大切な役割を果たしてくれているのです。

1 24 25 26 31