La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

修理の依頼

都内、青山にある輸入家具ショップからテーブルの修理依頼。 直径1200㎜円形のガラス天板仕様で脚の造作が独特のデザインになっているのですが横揺れがひどく あれこれと対処したものの改善出来ないことでのお話。 

底から見た脚の接合部に使っているネジクギですが 原因箇所と判断。 商品ですので最小限の傷に抑えなければなりません。

高級家具に建築に使う¨ネジクギ ?¨ まして途中で折れているではないか。 重量感たっぷりの創りになっている割には考えられない接合方法。 これでは支えることは「無理」。

  改善策として…. 20㎜の丸棒を打ち込みベースと脚を接合させる事にしました。

  クランプでしっかり密着させ楔を打ち込みます。

いろいろと試みた跡が随所にあり後処理が大変。 ゴールドペイントもジャンクな仕様になっている為に修正に手間がかかります。

  我々が創った作品ではありませんのでデザインの全体は見せていませんが横揺れは確実になくなりました。

 

 

日常のこと

ウインドウベンチスタイルキャビネット & TVボード

埼玉県入間市にお住いの星様宅からの依頼。 マイホーム建築開始と同時に ¨是非¨とお話が始まりました。大まかなイメージを伝えて頂き それをもとにデザインを起こし制作にかかっています。 窓を囲むように設置しますので寸法は自分で計測しないとダメ!  都内に出かけた折 足を延ばして工事中の現場に行き実測です。 完成すれば幅3200㎜ 高さ2350㎜ 奥行き480㎜の造作物になります。 一緒にTVボードも創ります。

             TVそのものは壁付けになりますが大きなTV。 幅は1600㎜サイズで創っています。

                          ルンバを使うために脚部は10㎝の空間を設けています。

幅900㎜ 高さ2350㎜ 右側に設置するキャビネット。 大きくなると歪み・ねじれに注意しながらの組み立てになります。 扉の取付時にその影響が顕著に表れ修正に時間を取られてしまいます。

                      ベンチ部は深い引出し構造。 スライドレールで容易に収納。

      可愛いく見せてる部分も欲しいと 希望があり….  モール部に手をかけることにしました。

仮組の状態です。 最終的にはマイホーム完成後運び込んでからの組み立てになります。  別途 扉の追加制作がありもうひと頑張りです。

 

日常のこと

食器棚

高さ2400㎜ 幅2450㎜ 奥行き600㎜サイズの食器棚  工房での作業はほとんど終了状態にまでになりました。最終的には現地に運び入れ組み立てて完成となるわけですが それも大変です。 大きく3ブロックに分けて創っていますが 一度組み立てたものを分解し現地での作業に振り分けながら整理しています。 完全な状態は現地でしか見れませんので ずっとイメージを追いかけながらの作業です。

 上部を支えるような形のスピンドル。 全体のボリューム感に負けないようなサイズ・形をデザインしました。 旋盤にあるうちに回転を利用して塗布すると早くきれいに仕上がります。

スピンドルに支えられた上部の幅は1800㎜サイズ。 扉には4㎜厚のガラスが入り重さもあるので工夫を凝らしています。 棚板も左右に分け 可動式で使い良くなっています。

                              ガラスを入れたイメージ

            ガイドに浅い溝を施し 扉をスライドさせます。

         深さのある引出し。 スライドレールを使い容易にしています。

金具はフランス・ニースの金物屋さんに送ってもらいました。 古い家具には鍵が施されているものが多くありますが 盗難を防ぐために普及していました。 その名残でダミーの金具が「取手」として使われています。

高さ85㎜の「袴」があり その上に全体の家具がセッティングされます。 中間の空洞部には電子レンジを設置するように構造的に準備されています。 下部はダストボックスになっています。

 

 

 

日常のこと

新デザイン 学習机

現在 大小合わせ10点を制作中です。 1点を集中して進めれば良いと分かっているのですが いつの間にか掛け持ちをするようなスタイルになってしまいました。 「同じものを創らない」「お任せしています」・・・ 新たな発想を模索しながらの毎日になっています。

   天板部は亜麻仁油で塗布仕上げになります。 ペイント・金具付けはこれからです。

       娘さんの希望で キャスター付きの深めの引出し収納庫を設けています。

 

 

 

 

 

日常のこと

洗面台と食器棚 制作過程

カナダに長い間暮らしていたという菊地さん。 埼玉に新居を建設中です。 洗面台は給排水設備工事などの関係で本来ハウスメーカーの仕事になるのですが デザイン的に満足するものが無いということもあり 私共に強い依頼がありました。 ハウスメーカーとの兼ね合いもあり躊躇していたのですが 熱意に腰を上げることになりました。 ブルーグレー色は希望。  洗面器・蛇口・配管工事などハウスメーカーの工程に合わせるように仕上げています。 

食器棚については新居完成後に設置する予定ですが 出来る限り新居完成と同じになるよう精力的に進めています。

幅2450㎜ 高さ2350㎜ 奥行き600㎜  3ブロックに分けて創っています。 パーツひとつひとつを手づくりしながらの工程。 ボリュームがあるだけになかなか変化が見れません。 他に三件の制作と並行していますが 感覚の切り替えが大変です。 

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