La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

天蓋付きBEDで 夢のプリンセスルーム

長野県小諸市にお住い甘利さん宅  姉妹の家具大小16点の制作が終わりお届けしてきました。 搬入後組立作業があり部屋の中での完成作業です。 特にBED等は天蓋付きという事で工房で一度リハーサルして確認していますが慎重になります。

 天蓋部は将来外しても良いように脱着式に創られています。 省いていますが随所に工夫を凝らしています。

 

                            作業中に・・・・・

 

今回の制作にあたっての特徴ですが ほとんどを要望に沿って制作したという事です。 いかにして要望を形にするかが課題でデザインしていきました。

 まるでドレッサーです。 本棚の柄のあるクロスは奥様の要望で海外から取り寄せたものを張り込みました。

         左右にセッティング

       天蓋カーテン等は現在縫製中。 厚手のBEDマットもこれからです。

手塗りのペイント作業だけでたっぷり2週間かかっています。 塗って 乾燥してはサンディング また塗ってを   3~4回繰り返しています。

制作物の全部を載せることは出来ませんでしたが 他に全く別の制作物がありながらも長い時間かけていましたので解放感・・・も つかの間     お待たせしている次の制作に取り組まなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界にたったひとつの家具

ハンガーポール

 甲府市にお住いのSさん宅からバック・ストールなどをかけるハンガーポールの制作依頼です。 今までいろんなものを制作させて頂いており (ほとんどお任せ) 好みはわかっています。 日々忙しくしていることもあって取りかかる迄にちょっと時間かかってしまいましたがイメージがまとまり一気に制作に入ることになりました。

用材は北米産ウォルナット。 旋盤を使いイメージを追いながら削っていきます。 後の工程を考え角材の状態の時に角ノミで穴を開けておきます。 

   脚のパーツ。

       ペイント

高さ1400㎜ 安定の為下部に重心を図り上部ステーの長い部分は回転するようになっています。 エイジングを施し使い古したように仕上げるのも趣があって良いのですが控えめに仕上げています。

 

  S宅   お届けしてきました。     

 

 

 

世界にたったひとつの家具

パーテーション

三重県四日市市の坂下さんから 10年ぶりのご依頼がありました。 「TVキャビネット迫力です」て゛blogアップ

甲府市 S宅の子供部屋のblogを見て ご自分のお子様たちのお部屋のイメージを膨らませたようです。 それまで共有していたスペースに間仕切りの壁を設置して姉妹のプライベート空間を創りました。

 

   遠方である為に現地で造作するのも何かと大変だという事で 部屋の寸法を細かく知らせてもらいほとんどを工房で準備しました。 

      壁材も既製品を使うのでなく1枚1枚を手作業で加工しています。

      どうせ創るのであればと あえて手のかかるデザインにしています。

 

    部材が揃ったところで チェックの為組立確認します。

 

   いよいよ坂下宅での作業。 リハーサルでは全てを組み立てたわけではないので若干の不安もあり。

          造作の表面に止め痕をみせないように工夫しています。

          使ったのは仏産のガラス。 

およそ2時間半の作業で大きな問題もなく終了。 家を建てる時に将来的な事も考え用意されていた2つの扉がそれぞれの my room への扉になりました。 お母さまのお話によると性格は正反対の2人だそうで お部屋作りも個性が現れるでしょう。 各部屋にシェルフも設置しました。 何を飾ろうか どう使おうかしばらく楽しんでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

世界にたったひとつの家具

デザインから完成まで

都内にお住いの中島宅から依頼の食器棚。 最初からあった作り付けのカウンターを撤去しそこにピッタリ収まるように設置します。 幅2020㎜ 高さ1960㎜ 奥行き470㎜ 用材はマリタイムパイン(フランス・ランド地方の海岸にナポレオン三世が防砂林として植林したのが現在のマリタイムパインの森の始まり。) フレンチスタイルで大きなサイズ。 貼り合わせの既成の軽い家具と違い20㎜厚の無垢材で創る家具は重量感・存在感タップリになります。

本体の大きな部材と扉・引出し等の部材を並行して準備しながら進めています。 創るサイズに合わせるように細かな幅決めをしバランスを見ています。 実際はもっと細々した作業があるのですがかなり省略致し方ありません。

幅2メートルサイズの本体の組立には一気にクランプ・ハタガネを沢山使って圧着させるのですが用具の使い方によっては¨ズレ¨が生じて変な角度が発生しその修正に追われてしまいます。

フレンチスタイルの中で顔になる部分のモールディングの加工。 長さ2mの用材を手作業で均等に削り創り上げていくのも熟練技術 ? です。

     組立が進むほど固定されていくので水平・垂直のチェックは最も大事。 妥協は許されません。

今回は扉のデザインに力を入れています。 結構凝ったものになっていますが制作プロセスには一番時間をかけています。 中島宅ではこの食器棚とは¨別に¨ 雰囲気を合わせたいという事でキッチンカウンターの扉5枚を同じ意匠で制作しています。

 

       ペイントした状態。 金具を付けていきます。

       棚板は可動式でレイアウト自由。

多機能になっておりプリンターを収納。 必要に応じて出せる仕組みになっています。 背面には配線の準備も。

         引手取手は磨き上げた真鍮製 薬品を使いアンティークっぽく処理して取付ます。

少し広めの引出し 中枠は自在で用途に合わせ整理に便利。

 

完成状態。 ペイントに関しては3~4回の塗布をしています。 別の制作をしながらですがおよそ2ヵ月の期間を要しています。 この後中島宅(マンション7階)にて設置作業になりますが大変そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

世界にたったひとつの家具

TVボード リメイク

埼玉の一柳さんから久々の連絡。 大きなTVに買い替え収まらないので何とかして欲しいという相談でした。 2015年10月30日「フレンチデザインのTVボード」のタイトルで掲載。 とにかく引き上げに行こうという事からでしたが….. 「こんなに大きかったのか」と改めて認識するのでした。 全てを分解するのですが時間がかかってしまいます。 床暖房の環境下にあった影響もあり¨歪み¨が発生しており修正しながらの作業です。 TVの設置位を左右に4㎝づつ広げた仕上がりにするのですが いろんな箇所に修正作業が及びます。

リメイクするにあたり一柳さんから両サイドの扉に鏡を施したらどうでしょうかと相談がありました。 デザインを起こし鏡の選定。 ダークがかったグレーの鏡を取り入れることになりました。 装飾のフレームの組み合わせは緻密な作業になりました。

    分解する工程での傷の補修をしたり 部材の状態の内にペイントしたり 組み立てたり。

   歪みの箇所はフラットにしてペイント塗布します。

全塗装で前よりもしっかりした仕様になっています。 上下分割のセパレートになっていますが積込みや設置作業は3人を要するレベルです。 およそ2ヶ月の時間がかかりましたがいよいよお届けです。

 

   搬入・設置は無事に終わり 安堵。 大変喜んで頂けました。

 

 

 

 

 

 

 

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