La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

遊び心 いっぱいの ラック

知らぬ間に たまってしまう CD・DVD・ビデオたち。
そして ありがちなのが、プラスチック製の CDラック。
まあ 少し良くて、合板で できたラックの類。
それらは インテリアとしては 何となく チープなイメージ ……. 。
せっかくなら・・・と、 インテリアの一部になり得る こんなラックを創ってみました。

作業風景1

縦横交差する個所は全て深さ2mm・幅16mmの溝を彫っています。
あらかじめ 型枠を作っておき、それを 記したところに置き トリマーを前後させるだけで
簡単に 同じ溝がアッと言う間に 正確に出来上がります。

デザイン画

作業風景2

板の厚み・間隔などの計算を きちんとしていれば、あとは組み立てるだけの作業です。

作業風景3

先端1mmのビットを使い 深さ5mm位のラインを引いて 扉正面の造作をしています。
途中、息をすると 微妙にラインに現れる為 1線ごと呼吸を止めて行うのは大変です。

完成品1

完成品2

完成品3

完成品4

扉を閉じると それは まるで 小引き出しが並ぶ 小ぶりのチェストのようですが、
扉をそっと開くと それ自体が収納に・・・
奥行きは ジャストサイズにデザインしているので 見たい時、聴きたい時に すぐに
探し出せるように なっています。
扉部分の収納は 開いた時 CD が飛び出さないよう 入口を少しだけ高くして
ストッパーにしています。

こんなラックには 自分だけの とっておきの CD を たくさん入れて 楽しんで下さい。

サイズ / 高さ1040 × 幅660 × 奥行き350 ( cm)

世界にたったひとつの家具

アンティークに 変わる その日まで

前日までの暖かさに すっかり油断して、雨降りだけれど 大丈夫だろうと 高速に乗りこみ
いざ出発 !  時刻はpm6時 自慢ではないが、タイヤはノーマル・・・・・
走るにつれ 雲行きが怪しくなり始め、とうとう雪がチラチラと そして アッと言う間に
雪景色へ・・    おまけに除雪車まで出動しているではないか ・・・ !!!!!
これ以上は無理というか、不可能。 “超”徐行しながらインターで Uターン。
降り積もった雪のもと、下りあり 登りありで それはそれは大変  !!!!!
ようやく出発地点にたどり着き、改めて出発です。
今度は国道52号で 太平洋側の清水ICを目指します。 計 4時間のロスで清水到着。
韮崎IC と清水IC からの 目的地までの距離はほとんど同じですから ……………….

そんな こんなで   予定時間を過ぎて、ようやく大阪・吹田の富澤さんのマンションへ到着。
立派な 新築マンションの最上階16Fが 富澤さんの新居です。

マンション

お迎えに出てこられた彼女は ブログやメールの中でイメージしていた通りの方でした。
会った瞬間…….. 何か心通じるものを感じました。
私たちは いつも 感覚的に物を見たり、人を見たり 感じたりするタイプの人間なので ( 笑)
勝手に そう 思い込んでしまいました。

ご主人の手を借りて お部屋の中に運び入れ、
最後のふき上げをしながら これから この家で この家具が重ねていく月日に想いをはせます。

旅立つこの日まで 主人と2人で 毎日毎日手をかけ 愛情をかけ、つくり上げた この家具が
それを望まれた方の手で これから 成長してゆきます。
きっと、少々傷ついたって へこたれないと思います。
いつも そこに居て 富澤さんの家族を 見守ってくれることでしょう。
大事に 大事に 育ててやって下さいね。

テレビボード

インテリア

この家具が アンティークになるのを 生まれ変わって 見てみたいとまで おっしゃって
下さいました。 作り手としては この上ない喜びです。
でも フレンチシックな そのお部屋で 日々手をかけることで、素敵なアンティーク色に
変わってゆく その変化を楽しんで下さい。
一緒に歳月を積み重ねてこそ 家具も 輝きを増してゆくのですから ・・・

お部屋
photo   Shizuka Tomizawa

もう すでに、この家具の記事を ブログアップ して下さっている 富澤さんですが ………
私たちよりも より詳細に 紹介してくれています。 どうぞ お読み下さい。

「フレンチシックな家づくり」の Rinlin ブログファンとして これからも 楽しみにしています。

世界にたったひとつの家具

TV ボード 完成です

大阪府 富澤さん宅の TV ボードが完成しました。

テレビボード前面

テレビボード斜め

扉を閉じた そのフォルムは  およそ TV ボードとは思えない存在感を放ちます。
カップボードって言ってもいいくらいの デザインは、まさにフレンチシックな家作りの中に
しっくり なじむものに仕上がっています。

テレビボード内部1

テレビボード内部2

テレビボード内部3

テレビボード内部4

パーツ ひとつひとつにもこだわり、
上部扉は ヨーロッパでは当たり前のように 使われている KEY をポイントにしています。

テレビボード扉

その他の ハンドル・ノブもフランスの物でまとめ、今回 特に注目すべき点は丁番です。
日本では ほとんど見ることのない パイプタイプのロング丁番が全体を引き締め
蓋式の扉と共に 立体感を演出しています。

パイプタイプの丁番

世界にたったひとつの家具

扉つき TV ボード 制作途中経過は ・・・・・

デザイン画

「フレンチシックな お家作り」を目指す 大阪の富澤さんオーダー 扉つき TV ボード制作の
経過報告です。
ひとつ ひとつのパーツ制作も終わり、だいぶ全体像が見えてきました。

パーツ1

パーツ2

パーツ3

デザインを描いた時点で 立体的なイメージが出来ていますので まずは、ベースとなる
部材を準備していくことに集中します。
紙面で見るデザイン画は 平面で あくまでも目安にすぎず、幅を3cmにするか 4cmにするかは
全体像をイメージした状態で 現物を作り、決定しています。 既製品は全く使わず すべてを
手作業・手作りで揃えます。

組み上げ1

組み上げ2

20cm厚の無垢材で構成していますが、環境によって膨張・収縮の変化を受けますので ズレが発生
しないように 接合部は全ての個所で はめ込むように組んでいます。

棚板1

棚板2

棚板も 変形しないように、手をかけています。

扉のフレーム

扉のフレーム1

デザインの中で 欠かせなかった造作。 パーツを創るのに一番力を入れてとりかかったかな ?

扉のフレーム2

扉のフレーム3

この金具は20年来使っていますが、アメリカ製で シンプルな構造ながら威力を発揮します。

テンプレート

ヒンジの台座を作っています。 テンプレートを作り トリマーで彫っています。

ヒンジの取付1

ヒンジの取付2

木目によっては微妙なズレが出て 不正確なものになります。 グリップして取り付けます。

ペイント1

ペイント2

ペイントも少しずつですが 組立て前に済ませた方がいい部分は塗り始めています。

削り込み

削り込みは感性が求められます。 根気よく、指先の感覚をフルに使ってベストを求めます。

ヒンジのフィッティング作業も済み、これから いよいよ 仕上げ段階に入っていきます。
いろんな部分に こだわりと ひと手間を加えていくことで 仕上がりのグレードがぐんと
アップします。
コツコツ 地道な作業の繰り返しですが、出来上がりをイメージしながら 楽しんで創っています。

世界にたったひとつの家具

フレンチ シック な 家作りの お手伝い

昨年秋に TVボードのお問合わせを頂いていた 大阪の富澤さんから
いよいよ、新築のマンションへの引越しが決まったので
正式に デザイン依頼がありました。
ご希望は TVを 扉で目かくし出来てしまうタイプのボードです。

富澤さん

デザイン案

こちらからのデザインも すごく気に入って頂き、私たちも創り甲斐があります。

富澤さんは 2人のかわいい男の子の母でありながら「フレンチシックな家作り」という
素敵なブログも つづっています。
それを 1ページ 1ページ 読んでいくと、これからの 新居での家作りに 大きな夢を
持っていることが 伝わってきます。

アンティークや 雑貨が大好きなことは、 私と共通するところで
共感できることが たくさんあります。
そんな方の 家作りに ほんの少しお手伝いできると思うと
おのずと 力が入ってしまいます。

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