La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

みちのく ・・・ 弘前まで お届けです。

震災の爪痕を そこここに残す東北道を ひたすら北上し、 青森県弘前まで 860km ・・・

大鰐広前

市内在住の成田さんの家具を積んだまま 約束の時間まで しばし 娘孝行。
青森と言えば リンゴ ・・ と いうことで 「リンゴ公園」 に立ち寄りました。
駐車場から リンゴ畑に囲まれた入口への道を登って行くと 建物の前に
大きなカゴいっぱいのリンゴを 必死で抱える少女の銅像が迎えてくれます。

リンゴを抱える少女の銅像
岩木山

木々に実るリンゴたちはまだまだ青かったけれど 天気が良くて気分は最高でした。
そこから 娘のたっての希望である白神山地を目指します。
何故 白神山地? なのかというと、娘の大好きな “ジブリシリーズ” の中で
「もののけ姫」のモデルとなる森が 白神山地の - ブナの原生林 - だからという理由。

白神山地ビジターセンター

途中 白神山地ビジターセンターで ブナの木の予備知識をサラッと学び、そこからさらに
くねくねと曲がりくねった山道を登りつづけ「暗門の滝」へ・・・
たどり着いたは良いけれど 数日前からの雨で この先は進めず ….. 。
結局 ブナの幼木を見ただけでした。 娘にしてみれば これから先に広がる森に
想いをはせることで 自己消化したようでした。
そうこうしているうちに 目的の納品時間が迫ってきました。 弘前市内に入り、お届け先である
成田さんに連絡。 カーナビに案内されるがまま迷うことなく到着。

成田さん宅1

成田さん宅2

笑顔で出迎えてくれた成田さんと 家の中に運び入れる前に記念撮影。
メールで 途中経過や仕上がり画像を送って確認していたものの、 実物の質感・ペイントの
落とし具合も “思っていたよりステキ”と 気に入って頂いて私たちも上機嫌。

はるばる青森まで来てよかった。  頼んで下さった方に “手渡しする大切さ” ・・・
私たちが 守り続けてきたこの事に、 あらためて 「出来る限り続けていこう」と
思いを 新たにしたのでした。

日常のこと

Chatillon-en-Diois – シャティヨン・アン・ディオワ –

ラヴェンダー畑1

ラヴェンダー畑2

provence でも 最も北に位置するドロームとディー地方。 ラヴェンダーを探し求め 走り回り
たどり着いた Chatillon-en-Diois は趣のある村でした。

Chatillon-en-Diois1

Chatillon-en-Diois2

Chatillon-en-Diois3

Chatillon-en-Diois4

家々の壁に這うバラ

谷あいにあるせいか しっとりと落ち着いた雰囲気です。 村の中をゆっくりと散策してみると
家々の壁に這う“バラ”が印象的でした。 provence でバラに巡り合えるとは何と幸せでしょう。
標高の低い地域だと もう私たちの訪れる季節にはバラは終わってしまっているので
見ることが出来ずにいたのですが、さすがに だいぶ北に来ているのだと感じます。
この地方は 発泡性のクレレット・ワインの産地としても有名です。 ワイン通でない私たちも
記念に一本だけお土産に !

発泡性のクレレット・ワイン

ラヴェンダー

肝心のラヴェンダーは昔に比べだいぶ作付面積が減少しているようで
Sault や Valensole のような一面のラヴェンダー畑を見ることはかないませんでした。

Hotel に帰る途中、Rosan という村のカフェでひと息。 のんびりした一日でした。

Rosan
Rosan

ホリホックとカフェ
ホリホックとカフェ

日常のこと

ポール・ラッシュ祭 「やまなしクラフト市」 出展者決定

ポール・ラッシュ祭開催

ポール・ラッシュ祭 ~ 八ヶ岳カンティフェア ~ 2011 / 10月15日(土)・16日(日) 開催

7月いっぱいで募集を締め切りました。
最終的に 応募総数は107件となりました。 スペースの拡充も検討しましたが
物理的な限界があり 募集要項のとおり55区画の範囲内で多彩なジャンルの展開を第一義に
審査選考させて頂きました。
クラフト市当日まで 実行委員として準備すべきことが山積みです。
大きな期待がプレッシャーとなり のしかかってきています。

参加して良かった・・・と
そう思って頂けるよう
精一杯頑張らなければと思っています。

世界にたったひとつの家具

フレンチな TV キャビネット

四日市 坂下さんの TV キャビネットが 着々と形になってきています。
高さ 2350mm × 幅 2020mmとサイズ的にもとても大きいため 全体を3分割にして制作しています。
デザインはあまりコテコテにせず あくまでシンプルに………
でも、細部までこだわりが感じられるものに仕上がっていってくれたらと思っています。

ポンデロサパインの無垢材

用材は北米産のポンデロサパインの無垢材です。 合板と違い天然の一枚材は生活環境の変化に
敏感に反応します。 2mのスパンだと湿気・乾燥で10mm前後は膨張収縮の変化をします。
そうした影響を受けても大丈夫なよう 全ての接合個所は深さ3mm位の溝を彫り固定。

背板1

背板2

背板も一枚ずつデザインサイズに合わせ加工します。

ベースになる一番下の部分

ベースになる一番下の部分。 水平・垂直の精度は絶対的なものを追及、妥協は許されません。

金具
金具の選択は家具の付加価値を高めます。 やりにくい個所の加工作業は“先にやる”が鉄則。

キャビネットの中心部

キャビネットの中心部。 両サイドは扉になり、他はオープンスタイル。
背面をパネルにして、従来の羽目板と違い paris の都会的なデザインにしています。
内側はすでにバターミルクペイントを塗布しています。 外部を手掛ける前に処理していた方が
きれいに仕上がります。

都会的なデザイン

内側にバターミルクペイントを塗布

この後、最上部の制作になります。
ゆがみガラスを使った扉などが付くと 趣のあるキャビネットの誕生です。

世界にたったひとつの家具

猫足 ドレッサー

金具

作業中1

作業中2

青森県弘前市の成田さんご依頼のドレッサーです。
今回の デザインの大きな特徴は この猫足の部分です。 猫足といっても、あまりデコラティブに
なりすぎず そのフォルムにあの柔らかな曲線を取り入れました。
パーツの一つ一つが細かく計算され、カット・削り込まれています。 ほとんどを感覚で
作業していますので、後で同じ物を創ることは出来ません。

東北地方、岩手にお届けしたのが6~7年前のことで 青森納品は初めてです。
夏休み中にはお届け出来るよう頑張ります。 

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