La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

フランスの窓辺のような Volet を使った パーテーション

制作中のパーテーション 骨組みが完成しています。

プロヴァンスの窓辺で よく見かける Volet ( ボレー・よろい戸 ) は
精巧に再現されています。
日差しを調節するための小扉も 開閉可能になっています。

パーテーション1

パーテーション2

パーテーション3

パーテーション4

専用の金具があるのですが 思案して このような留め具にしました。

留め具

20年前 南仏・アヴィニョン郊外の金物店で買っていたもの。 ようやく登場です。

パーテーション5

パーテーション6

フレンチカラーにペイント モールガラス・チェッカーガラス等
フランスメイドのガラスをはめ込みます。

なんて 贅沢なパーテーションだと思いませんか ?
この 足元に 赤いゼラニウムの鉢植えなど置いたら
まさに フレンチテラスのようです。
まだ 制作作業も続きますが これらが子供部屋に
取り付けられるのですから….  遊び心 いっぱいですよね。

用材は北米材の WHITE ASH・ホワイトアッシュを使っています。
オーク・マホガニー・ウォールナットと並んで ヨーロッパ家具を代表する4大木材のひとつが
アッシュ。
なかでもホワイトアッシュはアメリカ産広葉樹材の最も主要なもののひとつであり 高い人気を
誇っています。

世界にたったひとつの家具

憧れの フレンチインテリアを 子供部屋に実現

甲府市 S さま宅から 2人のかわいい娘さんのために
子供部屋を作りたいとの依頼がありました。
ひとつの部屋を区切り プライベート空間を作る計画です。

子供部屋と言っても 先を見据えてデザインします。
クローゼット・ライティングデスク・チェア等
姉妹それぞれに創りますが せっかく創るのですから 手間がかかっても
全く同じものにせず 少し違ったデザインにしようと思っています。

今回一番悩ましたのは 限られたスペースの中で どのように“区切るか”と
いうことでした。
新築の家ですから 床や壁に固定したくありません。
図にあるようなデザインのパーテーションにして 設置することにしました。

デザイン画1

デザイン画2

細かな仕様に関しては 完成した時のお楽しみです。

現在は パーテーションの用材加工中ですが 並行して それぞれの家具デザインを
ラフから きちんとした図面化し 制作準備しているところです。
全体の制作ボリュームがあるだけに ハードになりますが 楽しみでもあります。

金具なども セレクトして イギリス・フランスから送ってもらいます。

日常のこと

夢に 向かって 歩む

11月15日  第65回 県高校英語暗唱弁論大会

THE 65th YAMANASHI SENIOR
HIGH SCHOOL ENGLISH RECITATION
AND SPEECH CONTEST

が 開催されました。

我が家の 次女 夢歩は
2年生 弁論の部に 韮崎高校の代表として 参加しました。
夏休み明けから 毎日毎日 ALT の NICK や
英語の先生たちの力を借りて 練習に明け暮れ ?

本番一週間前からは 英語の先生のはからいで 2年生のクラスを回り
大勢の前で 発表練習を積みました。
そして それぞれのクラスのひとりひとりから 応援の暖かいメッセージを受け取り
それを胸に 挑んだ本番当日。
度胸があるとは思っていたけれど 緊張した姿を見せることなく 壇上へ …………….

題名は  「 Passing the Baton of Our Forefathers 」
小さいころから 主人から聞かされていた 主人のお父さんの話。

海軍のパイロット時代の主人の父

16歳で 海軍のパイロット。
日本で 初めて出来た空母に1号機として着艦する名誉を受けました。
その後 士官として 特攻隊の 若い青年たちを 指揮し 幾度となく激戦地へ ・・・

この深い話を 5分間という限られた時間の中で
ましてや 英語で・・
親としては 心配ばかりでした。
静まり返った中で
発表が始まりました。

我が家の次女

娘に こんな 人を ひきつける表現力があったことに 素直に驚かされました。
親の欲目だけでなく 聞く人の気持ちを動かす話し方 感情表現 ・・
とても すばらしいと思いました。

結果は 3位でした。
応援してくれ 協力してくれた人たちに 心から感謝しています。
1位 2位の人たちも 確かに上手で 発音も素晴らしかったと思いましたが
心に感じるのは 娘の発表が一番だったと 今でも思っています。

我が家の次女とALTのNICK

受賞を 誰よりも喜んでくれた NICK

「 夢歩 」 その名のとおり
夢に 向かって 一歩ずつ 歩いていく姿を
見守っていってやりたいと つくづく感じました。

そして 来春には
県の “グローバル人材育成留学プログラム”に選出され
アメリカへ 留学が決定しています。

がんばれ 夢歩

世界にたったひとつの家具

フレンチテイストの サニタリーキャビネット

甲府市 Sさん宅のサニタリーキャビネットが
かわいく 仕上がりました。

サニタリーキャビネット1

金具

取っ手

サニタリーキャビネット2

サニタリーキャビネット3

サニタリーキャビネット4

雑然としがちな サニタリーグッズの数々ですが
奥行き 浅めの こんなキャビネットなら 圧迫感もなく
あれこれ 収納に役立ってくれる存在になってくれるでしょう。

金具も 真鍮製で キャビネットに合わせ ちょっと小さめの丁番と
KEY タイプの 取っ手を使っています。

サニタリーキャビネット5

サニタリーキャビネット6

すっきり 片づいた サニタリーで
毎日の 洗面やお化粧が ちょっと 楽しくなるかも ?  知れませんね。

世界にたったひとつの家具

フレンチデザインの TV ボード

埼玉の 一柳さんから お問合わせがあったのは一年以上前の事です。
これから マイホーム新築というお話しでした。
家づくりのイメージに合うものが欲しいと 検索を繰り返し
私たちの家具創りに たどり着いてくれました。

建築の進行に伴い サイズやデザインを より具体的に打ち合わせて行きました。
60インチサイズTVを収めるという 今までの中でも 特に大きなTVボード制作です。
本来 TVボードはリビングに設置するもので 存在感からして中心となる家具になります。
それだけに デザインは大変重要です。 お部屋の広さや TVサイズを含め
創るTVボードの幅や高さ・奥行き等を決め デザインに取りかかります。

幅2500 高さ1950 奥行き480 の範囲でのデザインとなっています。(単位・ミリ)

デザイン画1

デザイン画2

TV ボード1

TV ボード2

TV ボード3

用材には 厚み2センチの北米産ポンデロサパインを使っています。 合板と違い
無垢材ですので 環境によっては 多少の変化を生じさせる事を含み 接合部は
3ミリの溝を彫り はめ込むように組まれています。
常に水平・直角をチェックするものの 幅2500ミリで無垢材相手では至難の業。
床に接する部分は最重要個所で 糸を張り 限りなく水平を求めての組立てです。

TV ボード4

上置部を逆さにしています。
定規でタテ・ヨコをチェックしながら 接する面を限りなくフラットにします。

TV ボード5

もちろん モールの制作も手作業・手づくりです。 創る家具の大きさによって
それぞれのパーツのサイズも変わります。
独特のカーブラインは本体にあてがえながら ニュアンスを見出しています。
このモール制作だけで 丸2日要しています。

TV ボード6

TV ボード7

扉の制作。
直角であることと ねじれが無いかのチェックは何度も !!

TV ボード8

TV ボード9

幅広のスパンを 確実に平行に保ちながら背板を取り付けていきます。
均等になるよう 中心から始めます。
この時点で すでに内部のペイントがなされていますが 隅々まできれいに
仕上げる為にも 組立て前に済ませておきます。
全体が組み上がると 本格的なペイント作業になります。
フレンチカラーで どうしても白ぽい色使いになってしまいますが
下地が見えなくなるまでになると 塗布工程が倍になります。

TV ボード10

TV ボード11

TV ボード12

TV ボード13

TV ボード14

完成状態です。
棚板等は可動式になっています。 中央ガラス部は機器類収納。
全体に幅広になっているので 今までの創りと違い 引出しが多く設けられています。
あまりデコラティブになりすぎない すっきりと 美しい フォルムに仕上がりました。
ご希望により 金具類はアンティーク処理をしていない真鍮で 品よくまとめています。

それと共に ローテーブルの制作もしています。

TV ボード15

取っ手

やはり 同じ創り手のデザイン制作で 一番良い点は お部屋の雰囲気が
それだけで 統一感を増すところだと つくづく感じました。

トータルコーディネイトを考える上で 一番大事な部分だと思うのですが
同じような色でも 何となく違うとか 木の質感も やはり材質によって
やわらかいイメージになったり かたいイメージになったりと
買ってから後悔する事も多いのではないでしょうか ?

長い年月 共に過ごしていく家具。
一緒に年を重ねて行ける物を 選んで欲しいなと思い続けています。
そして そうした方たちから選ばれる創り手でありたいと ………………………….

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