La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

日常のこと

春色 ステンシル しましょう。

毎年 笛吹市の教育委員会からの依頼で 6~7回のカリキュラムで行なってきた ステンシル教室。
市町村合併などで しばらくご無沙汰していましたが この春から再開します。
今までは 夜のクラスだったのが 今回から昼のクラスになり、新しい出会いも待っていて
今から楽しみです。

ステンシル教室の教材

さて いつも人気の教材ですが  HEART&HOMEオリジナル レシピBOXです。
このレシピBOXも 最初に作った時から少しずつ変化し、いまの形になりました。
金具もグレードアップし 大人フォルムに仕上がっています。
この素材に それぞれが それぞれの感性で色をのせていきます。
どんな「春色ステンシル」に仕上がっていくのか また追って公開していきます。

世界にたったひとつの家具

春待つ庭へ

オーガニック サロンの入口にテラスを創りました。

テラス

コーナー

コーナーは低めの壁を作り 少しだけ囲い込むデザインです。 サンドストーンを乗せた部分は
ちょっとひと休みと 腰をおろせる高さにしています。 ここにはテーブルとイスもセットして
穏やかな天気の日にはサロンのお客様にお茶を召し上がって頂くスペースに・・・

ガーデン1

ガーデン2

ガーデン3

テラスから続くガーデンはテラスと同系色のレンガで縁取ります。
バラが好き  花が好き
そんな私に オーナーさんから植栽も任せて下さると うれしいお話を頂きました。

それからというもの、
我が家のテーブルの上にはバラや草花の本が山のように積み上げられています。
毎日 毎日、  あのバラがいいかしら・・・  このバラは このスペースに・・・
そして 宿根草と一年草はどう組み合わせようかと考えています。

レンガの縁取りが終わったら土作りをします。 その後で植え込みをする予定です。
それまでには全体のコーディネイトを決定しなければなりません。
イメージを 膨らませて・・・
あれこれ アイデアを書きとめ まとめていく作業に追われています。

日常のこと

あたたかい ガラス

長崎 西彼杵(にしそのぎ)半島にある西海市。 12月だというのに春を感じさせる穏やかな天気。
あの天正遣欧少年使節(1582年)の一人 中浦ジュリアンの生まれた地ということで訪ねました。

中浦ジュリアン記念公園

大友、大村、有馬三大名の使節として12~13歳の4人の少年は3年半という途方もない時間をかけ
日本人で初めてヨーロッパを公式訪問しローマ法王・スペイン国王に謁見。
8年後、長崎に帰港したといいます。 今だったら12時間のフライトでローマに行ける時代。
娘も同じ12歳。 次元の違いを痛感してしまいます。

中浦ジュリアンの手紙

中浦ジュリアンの手紙

1621年キリシタン禁教下、ローマのマスカレーニャス神父へ宛てたもので
当時の迫害の様子や自らの決意がしっかりとしたポルトガル語で書かれてある。

中浦ジュリアンの銅像

東シナ海のはるか彼方、ヨーロッパを指して・・・

その後、以前から長崎へ行った時には必ず立寄ろうと決めていた
川合一民 吹きガラス工房へ・・・
途中道に迷った私たちを川合さんご自身が迎えに来て下さいました。 入りくんだ道をぐんぐんと
奥へ進み、そのガラス工房とご自宅は大村湾を見下ろせる高台にありました。

吹きガラス工房

ご自宅に招き入れて頂き、私たちが山梨から来たことを告げると 川合さんご夫婦は清里
清泉寮にて知り合ったのだと聞き、何という偶然・・・

川合さんの 吹きガラスへのこだわり “PONTE”。 PONTEをそのまま残すようにする緊張感が
作品に良い影響を与えると信じ 最後まで手を抜かず仕上げることを貫いています。
ちょうど それは私たちの家具作りの最後に 金具まで全体とのバランス・質感を求めるのにも
通じています。

吹きガラス1

吹きガラス2

吹きガラス3

吹きガラス4

ご自宅に飾られていた器を譲り受け さあ帰りましょうという時、川合さんから嬉しいサプライズ。
“吹きガラスの体験をしてみますか ? ”との声。
何の心の準備もしていない状態で 言われるがままに手を動かし体験をさせて頂きました。

吹きガラス体験1

炉の中は1400度

吹きガラス体験2

吹きガラス体験3

たったひとつの心残りは 実感なく過ぎてしまったこのひと時です。 情けない・・・。

工房の中で 昨日できたばかりの触れるとまだあたたかい一輪ざしをわがまま言って分けて
頂きました。 気泡のたくさん入った それはまさに私好みの一品。

一輪ざし

紙に包まれたあたたかい器を大事に胸に抱え工房をあとにしました。
川合さんのあたたかい人柄そのままのぬくもりある器たちに出会えて幸せです。
大事に   大事に    ・・・・・します。

世界にたったひとつの家具

夢の庭作りへ

アプローチ

ジグソーパズルのように乱形石を敷きつめた幅たっぷりのアプローチは
ハンドメイドのアイアン扉を通って玄関まで続いています。

アイアン扉1

アイアン扉2

アイアン扉3

普段の家具制作と勝手が違い 鉄を切断したり曲げたりした後、溶接で形を作り上げます。
ハンドルはフランスで買ったものですが これを金属のボックスの中に納めるのですから
とても大変な作業です。
コンクリート壁にあらかじめ取り付けていたヒンジの受け軸に出来あがった扉を差し込みます。
右側も可動式になっており、左右の壁に付けたヒンジの位置とアイアンの扉の仕上がりに
この上ない精度を要します。 心配していた歪みもなく「カチッ」と収まりました。

駐輪プース
駐輪プース

ゲート
ゲート

石のベンチ1
プロヴァンス地方で必ず見かける「石のベンチ」

工事を始めるにあたり最初に作ったのは このベンチを作るための型枠作り。 鉄筋を形に合わせ
組込み準備。 いろんな作業でセメントを使い毎回少しずつ残り処分に困るのですが、その残った
セメントを「型枠」の中に捨てるようにしていて(?) 工事最終段階で作り上げました。
仕上げは石灰石モルタルで「石っぽく」造作しました。 重さ200kgはあるでしょう。

石のベンチ2

今はまだ土がむきだしになっている部分にも 来春には芝で一面グリーンになることでしょう。
そうです お庭作りはこれから・・・。
木を植え 草花を育て、大事に大事に手をかけていってあげてこそ 今回の小屋やフェンスや
フォンテーヌが生かされるのだと思います。
あの木はどうかしら?
あの花を植えようか? と
夢いっぱいに語っていた奥様。
少しずつ 少しずつ  ・・らしいお庭作りをしていって下さい。
しばらくしたら またおじゃまして拝見させて頂きたいと思っています。
工事期間中、たくさんのお心使いを頂き感謝しています。

日常のこと

陶の里 小石原へ

福岡と大分の県境にある 小石原 (こいしわら)。
以前から訪ねてみたかった陶芸の里です。 窯元の数は60を越え、それぞれが伝統を守りつつ
独自の世界を作り出しています。
何のあてもなく向かった私たちは まず、多くの作家さんの作品が展示されている「道の駅」へ・・・
心ひかれた作品を手に取ると それは「蔵人窯」のものでした。 さっそく訪ねてみました。

蔵人窯看板

応対してくれたのは息子さんです。 この窯元は 父と息子 2人の作家がいます。
お父様 小野 蔵人氏の作品はさすが・・ 芸術的です。

蔵人窯

小野雄大さんの作品

息子さんの 小野 雄大さんの作品はシンプルですがあたたかく素朴で私たち好みです。
言葉少なに語る姿はまさに好青年。 将来有望な若者です。

小野雄大さん

小石原焼の伝統技術である 「飛びガンナ」も ほどよく器のアクセントになっておしゃれです。
これだったら 私の家の他の器たちとの相性も良さそうです。

飛びガンナの模様

化粧土の上から「飛びガンナ」で模様をほどこします。

化粧土がある場合

鉄分を多く含んだ土 化粧土なしだとこんな仕上がりに

化粧土がない場合

いままで 萩・唐津・備前など etc… たくさんの陶芸の里を訪ねてきましたが ここで
またひとつ新しい出会いをすることができました。
九州に旅する機会があれば ぜひ訪ねて欲しい村です。

1 51 52 53 75