La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

アイアン ソファーで生まれる 新鮮な空間

アイアンソファー

一つのデザインを生み出すには 相当のエネルギーを費やしてしまいます。 イメージを立体的に
想い描けるようになった時、完成します。 誰かのデザインをコピーするのは簡単かも知れませんが
本当に自分の想いで作りだされるものは、完ぺきに「オリジナル」と言えると思います。
イメージを細分化し、パーツを加工していきます。 鉄棒を曲げるのも ビ・ビ・ビッと微細な振動を
五感で感じながら求めていきます。 ただ単に 曲げるだけであれば 力を出せば出来ることですが
イメージされたデザインの パーツの一つとして作るのであれば、テクニックというか技術力・感性を
要求されるものです。

作業1

作業2

作業3

切断・溶接。 また その個所を研磨し、さらに接合部を 5mmのワイヤーをリング状に溶接し 補強と
デザイン性を高めます。

完成品

サイズ/W630×D660×H850

完成品横から

完成品細部

Wサイズになると かかる重量負担もかなりになります。 構造も、デザイン性を失わないように
何度も調整しながら 最適な形状・ポジションを求めます。

サイズ/W1260×D660×H850

アイアン ファニチャーというと、ガーデンなどアウトドアのイメージが まだまだ強いですが、
ヨーロッパではインドアで おしゃれにアイアンを取り入れています。
タイルや石張りの床では 気軽に使えるのも理由の一つだと思います。 フローリングでも脚部に
クッション材を使用すれば 自由に インドアでアイアン素材を 楽しむことができます。
あえて異素材を持ち込むことで新鮮な発見があります。 圧迫感もなく部屋も広く感じられ、
アイアンの冷たさを やさしいラインが和らげてくれます。 カラーも クラシックベージュと
ホワイトトーンでも少し温かみのある色合いにしています。
クッションも 壁の色と同じイエロー系にしました。

クラシックベージュのアイアンソファー

固定概念を取り去り 自由な発想をすることで お部屋のコーディネイトの幅も広がります。

日常のこと

ご要望に お応えして

ドレッサーボード1

今までの家具教室においても しばしば 「参加はできないけれど同デザインの家具が欲しい」 という
声があり、できるだけ対応してきました。

6月開催のドレッサーボードはデザイン的にも好評とあってか 早速お問い合わせ下さっている方も
いらっしゃいますが、特に今回はあえて告知して 限定5台の制作を承ります。

ドレッサーボード2

ドレッサー風に使ってみたり 又、ミラーがあることで ディスプレイにも奥行きを持たせる効果も
出てきます。
家具教室に合わせての制作になりますので、通常の単独制作よりロープライスでお渡しできます。
家具教室では白木の完成で終了ですが、5台は
ミルクペイント ( オフホワイト ) 塗布
自然健康塗料 ビーワックス仕上げ にて完成させたものです。
価格について・・・
家具教室参加費用¥97,700-に対してペイント・ビーワックス仕様15%upを加えた額。
¥112,300- と させて頂きます。

基本的なデザインの変更はできませんが、上部については
ミラーの大きさを変えるとか 棚板を6mm厚のガラス板にするとか等 柔軟に対応させて頂きます。
納期について・・・
8月末を予定しています。
お届け・・・
制作した家具は、直接お届け手渡しすることを基本姿勢にしています。
しかしながら、沖縄県及び離島につきましては 元払いにて発送とさせて頂きます。
受付・・・
申込締め切りは 定数5台になり次第、もしくは6月20日を最終とします。

6月開催の家具教室の内容と合わせてご検討下さい。

日常のこと

EZE ~エズ~

鷲の巣村

NICEから車で3・40分位の場所にあるこの村は コート・ダジュールの “鷲の巣村” です。
中世にサラセン人の攻撃を防ぐため 切り立つ岩山に隠れるように作られています。
村の高台の熱帯庭園からは 晴れた日にはコルシカ島まで見ることができます。

ニーチェの道

シャトー・エザ

ニーチェが「ツァラトゥストラかく語りき」のインスピレーションを受けたのが村へ続く山道です。
今では “ニーチェの道” と呼ばれています。
ここには有名なシャトーホテルが2つあります。
そのひとつ“シャトー・エザ”は村へ車が入れないため 入口にはロバが待機していて
荷物を運んでくれます。
このホテルの眺めの素晴らしいテラスで コーヒーをいただくだけでも いい気分を味わえます。
ここから見下ろす地中海はまさにコート・ダジュール ~ 紺碧海岸 ~ の言葉そのものです。

シャトー・エザの眺め

村に入ると 芸術家たちのアトリエやショップが軒を連ねていて 歩きながら気になるショップに
立ち寄るのも楽しみのひとつです。

EZE村1

EZE村2

ここEZE村はニースから近いとあって 観光スポットの一つになっていますが
オシャレなところが 感覚を刺激します。

EZE村3

日常のこと

バラ日記 ~2009~

ロサ・キネンシス・アルバ

春一番を告げてくれた 黄モッコウが終り ロサ・キネンシス・アルバ がそれに続き白い可憐な花を
たくさんつけています。 バタースコッチは今年は蕾の数がいまひとつで 例年のようなボリュームが
ありません。 そのかわり グラミス・キャッスルと粉粧楼はちょっと強めの剪定が成功し、たくさんの
蕾と立派な花が咲いてくれました。
今年の新顔はレーヌ・ヴィクトリア。 去年植え込んだのですが、ひどいうどんこ病にやられてしまい
やむなく葉を落としたために ひとつの花も見ることができませんでした。
今年もすでに 若干うどんこ病が発生していますが、消毒のおかげであまり広がらず それはそれは
愛らしいカップ咲きの花がつきました。

粉粧楼

レーヌ・ヴィクトリア

バタースコッチ

それと、長女・風香がプレゼントしてくれたイングリシュローズのスウィート・ジュリエも 2月に枯れて
しまったロココの後に植え付けをし、すくすくと元気に成長し大きな蕾をつけまた。 バラ好きの母の
ために一緒に選んでくれました。 その想いがとてもうれしく、大切に育てなければ・と思っています。

バラ

ところで、春先にピエール・ド・ロンサールの脇に3階建ての鳥の巣箱を取り付けたのですが・・・
黄モッコウの枝に訪れていたシジュウカラが巣作りするといいねと、鳥好きの二女・夢歩のために
家具作りの合間に主人が作ってくれました。 ある朝、朝食をとりながらふと見ると何とスズメが
しきりにあたりを警戒しながらも巣箱の中へ入っていったではないですか。 それからというもの毎日
毎日 口になにかくわえてきては2羽でせっせと巣作りしている様子です。 シジュウカラではなかった
けれど ながめているといたずらなスズメでも何故かだんだんかわいく思えてくるから不思議です。
無事に子スズメが生まれて巣箱から顔を出すようになるまで、静かに見守るつもりでいます。

巣箱

世界にたったひとつの家具

ツートーンカラーのダイニング

イメージは淡い淡いブルーグレー。
あのROUXさん宅のリビングに置いてあったキャビネット ・・・
古い家具に塗られていたその色は 私の中で いつか使ってみたい色のひとつでした。

イス

シンプルなフレンチデザイン。 ですが 細部は手の込んだ作りをしています。
その雰囲気をこわさぬようペイントで しっとりと品良く仕上げようと 心がけました。

ベンチ

半年後、1年後には きっと “しっとり” 落ち着いた ツートーンの表情に変わっていくことでしょう。
その時にこそ ペイントの上に施したサンディングの効果が 最大限に生かされてくるのです。
あとは使い手が いかに 愛情込めてお手入れできるかにかかってきます。
無垢材はお手入れ次第でその良さが増していくものす。
手をかければかけるだけ味わい深くその人の生活の中に自然と溶け込んでくれるのです。

生活に溶け込む家具

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