La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

ピカピカの1年生たち、もう少し待っていてね。

今年も小学校に入学する子供たちの学習机の制作に、本格的にとりかかる季節になりました。
工房の中では、次々と切り出され、張り合わされていく部材たちで、すでにごった返しています。

学習机1

学習机2

学習机3

学習机4

毎年、一番寒い季節に制作に没頭し、仕上がって一人一人にお届けに伺う頃には、桜の花がもう咲き始めています。 今年は、熊本・宮崎・山口・兵庫・和歌山・山梨・岩手と、全国からご注文があり、うれしいことにH・Pからのご注文の方もいて、苦労してH・Pをたちあげた甲斐がありました。
新入学に心をときめかせ、入学式を指折り数えている子供たちのために、1日も早く完成できるように頑張っています。 いつも思うのは、お父さん・お母さんの溢れんばかりの想いが、私たちの作る“手作りの机”を選んでくださり、それを与えられた子供たちは、なんて幸せなのだろうと・・・
既成の机と手作りのものとでは、雲泥の差があると思います。 手触り・ぬくもりすべて違います。
今はまだその“違い”を理解できなくても、きっといつか気付き同時に親の愛情の深さを知る日がくるでしょう。 だから学習机には私たちも特別の思い入れを込めて、作っています。
3月中旬くらいには、笑顔のみんなに会えるのではないかと思います。 まだまだ作業工程は山ほどありますが、できればそれもブログ内で報告したいと思っています。 お楽しみに・・・

日常のこと

マルシェって素敵!

NYONS1

はじめて6月のハイシーズンに、provenceを訪れたときの事でした。 走ったことのない道を選ぶように進んでいると、比較的大きな村に着きました。 調べると「NYONS」という名前の村でした。

NYONS2
NYONS

オリーヴの木に取り囲まれ、プロヴァンスらしい風景が広がります。
ここは、オリーヴ油と実の取引が行われていることで有名。

やけに車と人が多く、駐車するのにひと苦労でした。 人だかりのしている村の中心部の方へ歩いていくと、目にも鮮やかなテントが、所狭しと立ち並んでいます。 本で見て知ってはいたものの、こんなに偶然しかもこんなに規模の大きなマルシェに出会うとは、何てラッキーなのでしょう。 早速人波にまぎれて見て回ります。 食料品・衣料品・日用品など、生活に必要な物が全て揃っているようです。

いちご
FRAISE-いちご

ちょっと小ぶりないちごたちが、かわいいバスケットに入れられて・・・
このままお持ち帰りできます。 プレゼントにもいいかも!

カヴァイヨンメロン
MELON-カヴァイヨン・メロン

一個\100位で買えます。甘くてとてもジューシーです。

木いちご
framboise-木いちご

パイやケーキ作りに重宝しそう。

パエリア
パエリア

魚介類がたくさん入っていて、米もあまり硬くなく、日本人好みの味です。

にんにく屋さん
ニンニク屋さんのムッシュ

プロヴァンス料理には欠かすことのできないニンニク。
これを私の首に下げて、おまけにほおずりまで・・・本当にプロヴァンスの人たちは、明るく陽気です。

プロヴァンスプリント
プロヴァンス・プリント

色鮮やかな布地たち。 プロヴァンスの明るい太陽にはぴったりです。

こんなマルシェが曜日を変えていろんな村で開かれています。 

プロヴァンスの休日

provenceは決して便利な場所ではありません。 日本みたいに、コンビニやスーパーがいたる所にあったりする生活に慣れていると、すごく不便に感じるかもしれません。 でも週一回やってくるマルシェで買い物をし、買い込んだ食料を調理して、庭先の大きなオリーブの木の下のテーブルに、プロヴァンスプリントのクロスをかけ、そこでゆっくりといただく。 そんな心豊かな暮らしがここにはあります。 だからprovenceに魅かれるのかもしれません。 それからというもの、旅の計画の中には必ずいろんな村のマルシェの日がしっかりチェックされるようになり、午前中はどこかしらのマルシェを覗き、それから又ひたすら見たことのないprovenceの風景を探しに、車を走らせます。

世界にたったひとつの家具

デッキ作りもしています

12月はじめのある日、1本の電話がかかってきました。 訪ねていらしたのは、甲府市の湯原さん、1歳の男の子を連れた若いご夫婦でした。 電話では「テレビ台が欲しいんです。」と、おっしゃっていたのですが、いろんな話をしていく中で、現在新築中でもうすぐ入居する事や、エクステリア関係がまだぜんぜん決まっていないなどとお聞きし、私たちが今まで関わってきた、デッキ・お庭・フェンスなどの写真をお見せすると、デッキ作りをお願いしたいという事になりました。 早速新築中のお宅を、拝見させていただきに行きました。

湯原邸

湯原さんの当初の希望は、リビングからの出入りのみの小ぶりなもので、という事でしたが、リビングの扉と並ぶキッチンの扉を見て、やはり便利さの面では、両方から出入りするサイズにした方が良いと提案しました。 3パターンのデザインを考えました。 まずひとつは全て木製で、あとのふたつは床部は木製・手すり部分がアイアンと木のミックスされたものです。 アイアン加工も自分でするため、オリジナルになります。 アイアンミックスのデザインに決まりました。 木の部分は濃い色を希望されていたので、それはそのままに、アイアン部は家本体のカラーバランスを見て、ホワイトを提案させていただきました。

溶接

基礎構造

施工

工房でアイアン溶接・さび止め・ペンキ塗布、木部のパーツ作り・オイル塗布など手間のかかる作業。 現場では、それらを組立・調整し、床部は、切り出しのみを工房で、あとは一枚一枚土台の上に張っていきます。 張りながらオイル塗布し、全体を張り終えもう一度塗布しました。 ちなみに、この時使用したのは、H・P内でも紹介しているドイツ・リボス社のエクステリア用オイルで、100%天然原料でできた自然健康塗料です。 お子さんが、間違ってなめたって平気なのです。

完成

デッキ

リビングから

サイズ/幅・4.6m × 奥行き・2m  用材/ブラジル原産 IPE  仕上げ/ドイツ・自然健康塗料

こうして、外仕事もけっこう楽しいねなどと言いながら、完成しました。 日本中いえ世界中探しても、ここにしかないデッキです。 湯原さんご夫婦も満足された様子で、暖かくなったらバーベキューをすると楽しみにしていました。 デッキが増えただけで、生活まで変化していくなんてステキなことです。 これから先、お庭にいろんな花や木が植えられ・・・と考えただけでも夢が広がります。 まだまだやりたいことがたくさんある湯原夫妻ですが、そのお手伝いを今後もさせていただく予定です。 このお宅にまた変化がある時には、ブログにてお知らせします。

世界にたったひとつの家具

ちょっと便利なイスを作ってみました

甲斐市在住の深沢さんから、イスの制作依頼がありました。 注文内容は、イス3脚。 来客も多いということで、組み合わせるとベンチとしても使えるようにデザインしてみました。

イス

用材/アメリカ・オレゴン州産 ポンデロサパイン

左右はそれぞれ片ひじかけがつき、真ん中にくるものは、ひじかけのないシンプルなイスです。 普段、家族だけで使う時には、1脚ずつバラバラに使用し、来客時などは、ベンチタイプに変えると、4人は座れるようになります。 ひじかけが両側についていると、座っている時には楽なのですが、立ったり座ったりの動作をする時、その度にイスを動かすのがめんどうなものです。 その点、片ひじならイスの設置場所さえ考えておけば、ひじかけのない方から出入りできて便利です。 座面も彫り込みを入れ、座った時のフィット感がとても良く仕上がっています。 今まで、間に合わせのイスでがまんしてきたご家族のとって、待ち望んでいたに違いありません。 きっとこれからは、家族団らんの時間が、長くなることでしょう。

日常のこと

家具教室を終えて

山梨県 清里・清泉寮で、 宿泊型の家具教室を、初めて開催してから16年の月日がたちます。 そもそも、1泊2日のステンシル教室で、オリジナルの白木教材にヤスリがけをしていたとき、 参加者の女性たちから ”家具を作ってみたい” との声があったのがきっかけでした。 素人さんに家具を作らせるなんて、至難のワザだとは思いつつも、何とかできないだろうかと考え始め、でも簡単な日曜大工の延長なんて感性のないものは絶対したくない私たちは、無謀にも普段オーダーで制作している家具と何ら変わらない、制作方法・素材・デザインで家具教室開催に挑戦しました。 2泊3日の中で、完成にもっていかなければならないプレッシャーに、押しつぶされそうになりながら、最終日には疲れすぎて食事ものどをとおらないほどでした。 そうやって試行錯誤をくりかえし・・・ 雑誌「私のカントリー」では特集を組んで取材され、一気に全国から問い合わせ・参加希望が殺到しました。 多い時は年間8回の開催というときもあったほどです。 その中で私たちが、他に絶対に負けないと自負しているのは、制作デザインを毎回変えつづけていること、アメリカ・オレゴン州のパイン材とイギリス・フランス直輸入のパーツ類を使用していることです。 参加費用が高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それ以上の価値がある教室をしているつもりでいます。 参加者も多様になり素人の方から、プロを目指す方、プロの方(?)までさまざまです。 特に、女性たちから熱い支持を受け、こんなに長い間教室を開催してこれたことに本当に感謝しています。
以下、家具教室の様子へと続きます。

家具教室 第1日目

いよいよ家具教室初日を迎えました。 開始時間の午後1時に合わせ、参加者がぞくぞくと集合してきます。 今回は9組で総勢20名になりました。 ファミリーでの参加も多くにぎやかです。 参加者の方たちはサンプルの実物を熱心にながめ、用意されている部材を前に期待と不安の入り混じった表情をしています。 最初は小さなパーツを組み立てていきます。 引き出しの組み立ては、ハタガネを上手に使っていけば、一人でもスムーズに組み立てられます。 ひとつひとつをていねいに着実にしないと、あとで引き出しが本体に入らないということになるので、注意が必要です。 次から次へと運ばれてくる部材と格闘する参加者たちですが、この時点では先の予測がまったくたたないので、不安が広がります。

引出し組立

手際よく引き出しの組み立てをしているのは、今回2回目の長田さん。 3ファミリーで来てくれました。 制作は、それぞれお父さん一人でがんばります。

棚板作り

三重県の紀伊さん。 前日徹夜だったご主人に変って、初日はほぼ一人で制作していました。二人の息子さんも一緒に・・この方はもう5・6回目の参加。

角ノミ作業

今回一番遠方からの参加は、福岡県の女川さん・初参加です。 息子さんと一緒ですが、彼は試験前ということで、手伝いはあまり期待できず・・

第2日目
前日はあまり遅くまで作業しませんでした。 これがのちに吉となるか凶となるかわかりませんが・・・。 いよいよ本体の組み立て作業がはじまり、会場がなんだか手ぜまに感じるようになってきました。 ここにきて個人差がはっきりと出てきます。 遅れている方は、私たちが積極的にお手伝いします。 しかし集中力を絶やさず作業するのは、とてもむずかしいことです。 さすがに疲れがでてきます。 それに反し手元はミリ単位で気を配らねばなりません。 みなさん真剣そのもの・・・ 最終日をゆとりを持って迎えられるかは今日の作業次第です。 あせりもだいぶ出てきて、小さな失敗があちこちで見られるようになってきました。 とりかえしのつかない失敗のないように、目を配り、耳をそばだてます。 サンダー・ジグソー・ドライバードリルと正しい使い方をされていないとすぐにわかります。 なんだかウサギになったみたいですが、間違った使い方はけがのもとにもなるので、私たちにとっては大切な仕事です。 変な音がしたらただちにストップして、指導します。

組み立て

本体の組み立て作業。 深沢さんも2度目の参加です。 このときは、ジャストタイミングで子供の世話に追われていた奥様が、手伝いにきました。

脚部の組み立て

本体の足の部分の組み立て。 手前左の愛知県の佐溝さんは、ご主人がリードして奥様と二人で着実に作業しています。

線引き

朝の富士

10年ぶり、2度目の東京都の木崎さん。 今回最年長です。 好きな事に没頭していると、みなさん少年の頃のように輝いた顔になるから不思議です。 この日の朝、彼は早起きして清泉寮周辺の写真を、デジカメにおさめていました。 その中の一枚を一緒に紹介します。

ジグソーで部材のカット

ジグソーを使った作業。 自分の描いたラインどおりにカットするのは、大変です。

第3日目
とうとう、最終日になってしまいました。
泣いても、笑っても、どうにか仕上げをしていかなければなりません。 と同時に、扉にガラスが入ったり、金具をつけたりで、自分の作品が又違った表情に変っていくのも、大きな楽しみになる日でもあります。 ガラスもフラットタイプとゆがみガラス、金具も数種類の中から、それぞれが思い思いに自分のイメージに合わせて選んでいただけるようにしたことも、自分らしさを表現する良い機会になったのではと思います。

本体組立

常に皆さんをリード(?)するように作業をすすめてきた長田さんは、いよいよ本体の天板を取り付けます。 本体内部に見える4本の丸棒は、ワイングラスを吊り下げるためのものです。

溝ほり

疲れがピークにきているにもかかわらず、気の抜けない作業です。 本体サイドにルーターで飾りの溝をいれます。 息を止める様にして、慎重に動かしていきます。

穴あけ作業

深沢さんのとなりでにこやかに笑っているのが、初参加の若尾さんです。 長田さんと深沢さんに誘われ参加してくれました。 箱に入った真新しいmy tool たちを、大事そうに使ったりと、楽しんで制作していました。

バタフライヒンジの取り付け

チェックシャツの大柴さんは、最終日にご家族と合流しました。 黙々と作業に没頭しています。

ガラスモール取り付け

紀伊さんのご主人です。 扉のガラスをはめこむ作業の真っ最中。 となりでこっちを見ている二男のたいき君は、遊んでほしくてお父さんを困らせています。

プル金具の取り付け

完成

抜群のコンビネーションで、いち早く仕上げの金具付けをしている佐溝夫妻。 完成目前です。

こうして制作開始から、あっという間の3日間が過ぎ、疲労と充足感で幕を閉じます。
出来上がった作品を自分たちのお部屋に入れ、使っていく中で月日が経ち、質の良いパイン材がその色合いを飴色に変えてゆきながら、その人の生活に溶け込んでいきます。 自分の手で作り上げたという ゛思い゛ が、なおのこと作品を大切にする ゛想い゛ につながるのだと思います。
私たちの家具教室の魅力は、完成度の高いプロフェッショナルな作品に、経験の浅い人たちがチャレンジして完成させる醍醐味を味わえることではないでしょうか! このHP・blogを通じてまた新たな参加者が現れるのを楽しみにしています。  

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