La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

Bienvenue Mon Jardin ~ ようこそ 私のお庭へ ~

あの バラの庭へ 出来たてのガーデンテーブルを お届けしました。

いつものことながら、お客様の要望を「形にする」「デザインする」のはとても大変なことですが、
今回はとてもエキサイティングな事でした。
機械でプレスしたり、曲げたりした画一的な作業でなく、シンプルな工具だけで曲げていきます。
金属の反発力を感じながら、力を入れすぎると曲がりすぎ、入れないと曲がらない。

ベストな感覚をつかみ維持しながら小刻みに作業します。 これこそ手作り・ハンドメイドの世界!!!

曲げ加工

テーブル溶接

ガゼボの中にセッティング。 サインボードも取り付け、さっそく庭に咲くバラをテーブルに飾って
いただきました。
残念なことに、ガゼボに絡むバラは一季咲きだったので花が終わってしまいましたが、
来春のバラの時期には必ずカメラ持参でお伺いしようと決めています。

完成

バラの香りに包まれて ティータイムを過ごしながら、
バラの話をたくさんお聞きしましょう。

テーブル

世界にたったひとつの家具

ステンシルで すてきなパン屋さん

八ヶ岳山麓、清里・清泉寮にあるパン工房を、ステンシルでデコレーションしました。
入口の2つの扉の上部、白く塗られた壁にフランスの田舎町のパン屋さんをイメージして
“Boulangerie et Confiture” (パン屋さんとジャム)の文字と、そのまわりをつるバラが
色どるというデザインです。
パン工房の店長・瀬口さんは、ちょっとシャイで でも花を愛するとても優しい男性です。
店のまわりは季節になると、お花たちであふれています。 春の遅い清里から毎年G・Wには
花を咲かせたいということで、清里と標高差1000mの私の住む町まで、鉢植えをドーンと
運んできてG・W直前まで私の庭の花たちと一緒に、太陽の光をいっぱい浴び株が大きくなった
ところで清里にもって帰るのです。 ですから私自身、ここの花たちには人一倍愛着があります。
そんな工房の看板を頼まれた時、お花は欠かせないと思いました。 そしてできれば大好きな
バラを・・・
小物に施すステンシルとは違い、大きさのバランスを考えるのに苦労しました。 型をおこし
カットするだけでも大変な作業です。 でも、喜んでくれるであろう(?)瀬口さんの顔を思い浮かべて
頑張りました。(笑)
梅雨に入ってしまい天気予報とにらめっこしながら、日程を決め作業にはいります。
1日目は文字だけを、2日目にはつるバラのステンシルを一気に仕上げました。
ペイントを混色しながらのステンシルなので、中断すると次に同じ色が出ません。
いつもとは逆の立場でのんびりと、訪れる方たちとおしゃべりをする主人を尻目に私は必死です。
脚立に登って足場の安定しない状態で、1日中壁に向かってやっと出来上がりました。

ステンシル作業

つるバラ

脚立に登って

完成

瀬口さんもスタッフの方たちも とても喜んでくれて、ホっとしました。
以前の看板を下げそこへステンシルしたのですが、もうすでにしっくりとなじみ かすれた表情が、
何ともいい風合いを醸し出しています。
プレッシャーも大きかったけれど、とてもやりがいのある仕事でした。
清里を訪れた折には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。 もちろんパンも天然酵母をつかった
こだわりパンです。 ちなみに私は、彼の焼く くるみのケーキの大ファンです。

世界にたったひとつの家具

あこがれの アイアン ガーデンテーブル

洋書を パラパラと めくっただけで、必ず目にとまる すてきなガーデンテーブル。
欲しいなあ と思っている方も多いはずです。 バラ日記でも紹介した貝瀬さんもそんな中の一人。
いろんな所を探しまわったけれど、やっぱり “コレッ” と思えるアイアンにめぐり会えずにいました。
貝瀬宅の それはそれは すばらしいバラにふさわしいものを見つけるのは相当難しいはずです。
こだわりも人一倍なので、他の人と同じはやっぱりイヤなのです。
その気持ちが よ・お・く わかる私たちが制作することになりました。 いつもの家具作りとは違う
けれど、やっぱりクリエイティブな物作りは考えるだけで ワクワク します。
今は、鉄棒の曲げ加工やイスの座面・テーブル天板の鉄板の切断、レイアウトした模様をドリルで
穴あけ作業中。 いつもの木材加工と違い、けっこう全身に力の入る作業です。
慎重に ひとつひとつ穴をあけていきます。

鉄板切断加工

穴あけ加工

溶接

仕上がりは、ヨーロッパの雰囲気漂うセットになりそうです。 これは大きなガゼボの中におさまる
予定です。 同時に、そのかたわらに飾るサインボードも作ることになっています。 木のボードに
アイアンのふちどりをイメージしています。 どんなサインがいいか 思案中。

やっぱり “フランス語がいいよね”と、すてきなフレーズを見つけています。

日常のこと

バラ日記・・・part 3

イングリッシュ・ローズの“マサコ”・”グラミス・キャッスル”・”ワイフ・オブ・バス”が、咲き始めました。
2月に入ってから主人に手伝ってもらい、大きな鉢から抜き出し根をカットして土を入れ替えました。
今までは、鉢まわりの土を削りとりそこへ新しい土を入れてあげる程度だったのですが、花つきが
だんだんと悪くなり気になっていたので、初めてでちょっと不安だったのですが、挑戦しました。
ワイフ・オブ・バスは古い土中にコガネ虫の幼虫がたくさんいて株も弱っていたので、このまま枯れて
しまうの?というくらい心配しましたが、たくさんのいい芽がつき久々に花がいっぱい咲きました。
それとは反対に、ロココはほんの数輪しか花がつきませんでした。 これはこの夏新しいシュートが
出るか様子をみて、ダメなら冬に違う苗に変えようと思っています。

グラミス・キャッスル

マサコ

ワイフ・オブ・バス

ピエール・ド・ロンサール

そうそう先日、あのロサの彼女が電話をくれて、彼女のお母さんの家のバラを見せていただきに
伺いました。 丹精こめたバラたちが出迎えてくれて、それはそれは至福の時をすごしました。
大きな木のパーゴラが2か所と庭の角にはガゼボがあり、これらがこの庭を引き立てるポイントと
なりそのまわりにも数えきれないほどのバラたちが、よく手入れをされ咲き誇っていました。

バラ5

ロココ

バラ7

バラだけでなく他の植物との調和もすばらしく、庭中がバラの香りに包まれていました。
バラをみながらお茶をいただき、楽しい話に時の経つのを忘れてしまいました。
お母さんの手も私と同じようにバラのとげで傷だらけでした。 “これはバラを育てた人じゃないと
わからないよね”と共感しあい笑いました。
帰りにはおみやげにと、大切に育てたバラを惜しげもなくたくさん切って持たせてくれました。
とてもすてきな時間をありがとうございました。 お母さんの庭をお手本に私もバラ作りがんばります。

おみやげのバラ

世界にたったひとつの家具

自分スタイルの家作り

これから家を建てようと考えている方に、ハウス・メーカーと私たちが協力しあいトータル的に、
ハウスデザインをしています。 今回は8月に完成予定の山路さんのお宅をコーディネイトさせて
いただきます。
家のデザインは“サンタフェ”をベースにしたものということなので、キッチンまわりの家具と、

家具デザイン

ダイニングセット・リビングのTVボードをそれに合わせてデザインしました。
今までの家作りは、家を建てることばかりに気持ちをとられ、その中に置く家具は後回しになり
ステキな家が完成したものの、今までの家具を使い続ける結果になる方が多いようです。
できれば家を建てる時に、自分たちがその家でどんな生活スタイルで暮らしたいのか、しっかり
考えてほしいなと思います。 きっと建ちあがるまでは、それぞれにそこで暮らす自分たちを
イメージしているのだと思うのですが、いつのまにか見失ってしまうのでしょう。
家中全て新しくなんて無理かもしれませんが、せめてメインになるスペースだけでも気に入った
家具に囲まれて暮らすことができたら、きっとそこから新しい自分の生活スタイルが生まれるはず
です。 自分にとって心地よいと感じるものたちと暮らすことで、心豊かになれることを知っていただ
けたら、私たちがお手伝いする事が初めて意味をもつのです。
山路さんも、そんな暮らしを大切にしたいと思っている方です。 何度も打ち合わせをしながら、
最終デザインを決定しました。 どんな家になるのか楽しみです。

カップボード

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