La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

5台 同時制作

ほぼ 同時期に ご注文頂いた家具 5台分を 部材準備から 同時進行で制作しています。
まったく違ったタイプの家具だと そううまくいかないのですが、今回はキャビネット タイプの
バリエーションなので 比較的スムーズに作業できています。
埼玉の萩島さんと 板橋区の廣田さんは、キッチン家電の収納キャビネット・・等々。
吉祥寺の高倉さんは お子様のランドセルや学用品を収納するためのキャビネットの依頼です。

デザイン画

キッチン家電は 放熱や蒸気などの問題もあり、みなさん 収納キャビネットに悩むところです。
でも、 その中でも おしゃれなキャビネットで それらしくコーディネイトしたいという思いは
強くもっていらして その想いを どうにか形にしょうと ・・ デザインしました。

制作の様子1

制作の様子2

制作の様子3

一方 ランドセル収納も・・ 初めての制作になりますが、いくら 素敵なインテリアでも
ランドセルって ・・・   わかります。
インテリアに 違和感を与えず、さりげなく 収納してしまいましょう。
外見からは それとわからず インテリアに溶け込んで
それが お部屋の雰囲気を より盛り上げるものであれば 理想的だと思います。

制作の様子4

制作の様子5

アトリエには それぞれのデザイン画が “めずらしく” きれいに貼りつけられており、
主人の気合も 伝わってきます。

早いものは ペイント作業が始まるものもあり、私の出番も多くなってきます。
箱庭の バラたちを気にしつつも  作業頑張ります。

世界にたったひとつの家具

PONDEROSA PINE

年明けに発注していた 用材・ポンデロサパインが 通関し、到着しました。
北米・オレゴンからのシッピングです。
アメリカでは最も蓄積量の豊富な針葉樹のひとつでもあり
樹高40m以上、直径2m以上になる木もあるほどの大高・大径木です。
このため材には幅広材や無欠点(節無)の長材になっていて 圧巻です。

ポンデロサパイン1

長さ 5m、幅 40/60cmの用材ですが 作業に入ると もったいないな と 思いつつ 切り刻んで
しまうのですから ・・・

ポンデロサパイン2

今でこそ ルートを確立できていますが、グレードの高い材を確実に送ってもらえるまでの関係を
築くのには 随分時間を要しました。 一般市場には無く、見かけることもありませんので
とても貴重ですよ !

おすすめの雑貨

petite maisons (1)

それは もう20年前の事。
初めての 南仏の旅は 10日間のツアー旅行でした。

南仏の街1

南仏の街2

南仏の街3

NICE 旧市街 サレヤ広場で行われる 朝市。 わずかな フリータイムの中で
ふらりと入った 土産物店の片隅に ホコリをかぶって置かれていた 小さな家々 ・・・
まさに provence の かわいいお家を そのまま ギュッと 小さくした感じです。
きっと 売れ残りだったのでしょう。 10数個しか ありません。 1個1個は 高価なものでは
なかったので あるだけ全部買ってきました。

プティメゾン1

プティメゾン村役場2

プティメゾン村役場3
MAIRIE (村役場)

プティメゾン郵便局1

プティメゾン郵便局2
postes (郵便局)

よぉく 見ると なかなか良く出来ていて、MAIRIE (村役場) の 階段や 壁につたう花たちにも
奥行きがあります。 postes (郵便局) だって こんなに可愛かったら、毎日だって 手紙を出しに
行きたくなります。
長い年月の中で 欠けてしまった所もありますが、初めての旅の 大切な 大切な 思い出に
なっています。

こんな petite maisons が わが家には そこかしこに 置かれていて、
シリーズで お見せして いこうと考えています。

今では もう 行く先々で 気に止めているけど 出会えない petite maisons ………..
St.paul に行けば「GAULT」の ツルピカの高価な maison は手に入るけれど、求めている物とは
ちょっと違うのです。

セントポール ゴー
St.paul ・GAULT

もっと 素朴で あたたかい provence の 太陽のような maison に 出会いたいなぁと
心から思います。

プティメゾン2

世界にたったひとつの家具

遊び心 いっぱいの ラック

知らぬ間に たまってしまう CD・DVD・ビデオたち。
そして ありがちなのが、プラスチック製の CDラック。
まあ 少し良くて、合板で できたラックの類。
それらは インテリアとしては 何となく チープなイメージ ……. 。
せっかくなら・・・と、 インテリアの一部になり得る こんなラックを創ってみました。

作業風景1

縦横交差する個所は全て深さ2mm・幅16mmの溝を彫っています。
あらかじめ 型枠を作っておき、それを 記したところに置き トリマーを前後させるだけで
簡単に 同じ溝がアッと言う間に 正確に出来上がります。

デザイン画

作業風景2

板の厚み・間隔などの計算を きちんとしていれば、あとは組み立てるだけの作業です。

作業風景3

先端1mmのビットを使い 深さ5mm位のラインを引いて 扉正面の造作をしています。
途中、息をすると 微妙にラインに現れる為 1線ごと呼吸を止めて行うのは大変です。

完成品1

完成品2

完成品3

完成品4

扉を閉じると それは まるで 小引き出しが並ぶ 小ぶりのチェストのようですが、
扉をそっと開くと それ自体が収納に・・・
奥行きは ジャストサイズにデザインしているので 見たい時、聴きたい時に すぐに
探し出せるように なっています。
扉部分の収納は 開いた時 CD が飛び出さないよう 入口を少しだけ高くして
ストッパーにしています。

こんなラックには 自分だけの とっておきの CD を たくさん入れて 楽しんで下さい。

サイズ / 高さ1040 × 幅660 × 奥行き350 ( cm)

世界にたったひとつの家具

アンティークに 変わる その日まで

前日までの暖かさに すっかり油断して、雨降りだけれど 大丈夫だろうと 高速に乗りこみ
いざ出発 !  時刻はpm6時 自慢ではないが、タイヤはノーマル・・・・・
走るにつれ 雲行きが怪しくなり始め、とうとう雪がチラチラと そして アッと言う間に
雪景色へ・・    おまけに除雪車まで出動しているではないか ・・・ !!!!!
これ以上は無理というか、不可能。 “超”徐行しながらインターで Uターン。
降り積もった雪のもと、下りあり 登りありで それはそれは大変  !!!!!
ようやく出発地点にたどり着き、改めて出発です。
今度は国道52号で 太平洋側の清水ICを目指します。 計 4時間のロスで清水到着。
韮崎IC と清水IC からの 目的地までの距離はほとんど同じですから ……………….

そんな こんなで   予定時間を過ぎて、ようやく大阪・吹田の富澤さんのマンションへ到着。
立派な 新築マンションの最上階16Fが 富澤さんの新居です。

マンション

お迎えに出てこられた彼女は ブログやメールの中でイメージしていた通りの方でした。
会った瞬間…….. 何か心通じるものを感じました。
私たちは いつも 感覚的に物を見たり、人を見たり 感じたりするタイプの人間なので ( 笑)
勝手に そう 思い込んでしまいました。

ご主人の手を借りて お部屋の中に運び入れ、
最後のふき上げをしながら これから この家で この家具が重ねていく月日に想いをはせます。

旅立つこの日まで 主人と2人で 毎日毎日手をかけ 愛情をかけ、つくり上げた この家具が
それを望まれた方の手で これから 成長してゆきます。
きっと、少々傷ついたって へこたれないと思います。
いつも そこに居て 富澤さんの家族を 見守ってくれることでしょう。
大事に 大事に 育ててやって下さいね。

テレビボード

インテリア

この家具が アンティークになるのを 生まれ変わって 見てみたいとまで おっしゃって
下さいました。 作り手としては この上ない喜びです。
でも フレンチシックな そのお部屋で 日々手をかけることで、素敵なアンティーク色に
変わってゆく その変化を楽しんで下さい。
一緒に歳月を積み重ねてこそ 家具も 輝きを増してゆくのですから ・・・

お部屋
photo   Shizuka Tomizawa

もう すでに、この家具の記事を ブログアップ して下さっている 富澤さんですが ………
私たちよりも より詳細に 紹介してくれています。 どうぞ お読み下さい。

「フレンチシックな家づくり」の Rinlin ブログファンとして これからも 楽しみにしています。

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