La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

テーブル天板の修復

アトリエで 長年使っていたテーブルの天板。 波打つような変形と湾曲。
修復を頼まれトライしました。 自分らが作ったものではない事と 材質に多少の不安を
もちながらの作業になりました。

テーブルの天板1

全体が大きく湾曲しているので クランプを使い強制的にフラットにしています。
波打って 盛り上がっている部分が削れますが 根気よくX状にカンナを動かします。
形状が整ってくると スケールで細かなチェックをしながら仕上げていきます。

テーブルの天板2

テーブルの天板3

裏面も 同じような作業ですが クランプで 常に矯正した状態での削りです。
最終的にはサンダーで仕上げます。
要望で ペイント仕様になっています。

テーブルの天板4

テーブルの天板5

すっかり 見違えるようになりました。

世界にたったひとつの家具

アトリエ リノベーション 終了

アトリエ1

アトリエ2

まるで 別のアトリエに足を踏み入れたように
すっかり 変わってしまいました。

アロマの蒸留器やら それに伴う さまざまな ガラスの小瓶たちが
今までだって ちゃんと ディスプレイされていたはずなのに …………
リノベーションされた このボードの中に並べられた途端に
生き生きと 主張しはじめました。

このリノベーションのプロセスは ・・・

アトリエ3

アトリエ4
リノベーション前

まず 既存の収納部と その間にある2段のステップの撤去作業から始まりました。
作りつけだった収納部の為 思った以上の手間です。
塗り壁と接している部分は 慎重に 傷つけないように進めていきます。

アトリエ5

アトリエ6

アトリエ7

アトリエ8

用意していた ステップの1段目を設置。 全ての基準になるので 位置合わせは
丁寧に・確実にし 固定します。
その上に デスプレイボードが シンメトリーに並ぶようなデザインになっており
間に 2段目のステップを設けています。
1段目全部と 2段目ステップ下が引出しという スペース活用としては
画期的構造になっており その容積は 大きなチェスト2台分に相当します。

アトリエ9

アトリエ10
引出しの奥行きは50センチあり スライドレールで容易に引き出せます。

アトリエ11

アトリエ12

アトリエ13

ボードの最上部 モールディングは それぞれをつなぐシェルフの役割を果たしており
それにより バラバラだった3つのボードが一体化しています。
高さによる圧迫感を感じさせぬよう ボード上部は 奥行き浅めにし
デスプレイが より映えるようになりました。

イメージアップした空間で
新らしい “ サロン・デ・テ ” の物語が
紡がれてゆくのでしょう。

作り手として そして 友人として
それを 楽しみにしています。

世界にたったひとつの家具

キッチン シェルフ

S 宅から キッチン シェルフのお話しがあってから 随分時間が経ってしまいました。

全体の作業の流れを見ながら 思い切って着手しました。
デザインは 以前から 機会があれば形にしたいと 心に温めていたものです。
気持ちの中では イメージが出来あがっていたので “アッ” という間に完成。
多くの場合は 創りながら工夫を加えて行くものだから 途中から思わぬ展開となり
想定している倍の時間がかかったりもしますが 事前のデザインが明確に準備されていると
短時間に完成するものです。

キッチンシェルフ1

キッチンシェルフ2

イメージ通りに 各部材を創ります。 組立てる前にペイントし 組立てた後に
仕上げのペイントすると きれいに出来上がります。

キッチンシェルフ3

フック
プロヴァンスで買ったフック

キッチン
S 宅 キッチン

タイル面に穴をあけ アンカーを打ち込み ネジで固定しています。

世界にたったひとつの家具

立水栓も センスアップ

Sさん宅の お庭作りの 延長で
ちょっと 味気なかった立水栓を 目隠ししてセンスアップしました。

蛇口も 南仏ニース近郊のVALBONNE(ヴァルボンヌ)という街で もう 16年以上前に
私たちの 私物として購入したものです。
その頃は まだ日本に こういったタイプの蛇口を見かけることが無く
思わず 手にしたものの 長い間 お蔵入りしていた一品です。

いい具合に 青銅がかった色合いが 古い枕木と一体化し
これで どこから見ても 違和感のないお庭になりました。

蛇口1

枕木の用材は ナラ・クヌギ・カシ等 硬い材質で さらに防腐剤を
たっぷり使い 長い年月使ったものですから 細かな加工をするのは 容易ではありません。
立水栓のカバーが 60×60 サイズで それがピタッと収まるようにしています。

木材1

木材2

枕木も その形状は様々ですので 印象深いものを選びます。

枕木

隙間なく ピッタリサイズになっているので クランプを使って収めます。
蛇口の配管も 穴あけ位置が正確で 修正なしで取り付ける事が出来ました。

蛇口2

蛇口3

蛇口4

不凍栓構造の為 コックの開閉が必要です。
見た目 どうすれば良いか 悩んだ創り個所です。
縦割れしないよう アンカーを打ち込んでいます。

世界にたったひとつの家具

手づくりの Knob

あわただしい毎日で blogアップもなかなか出来ないでいます。

アンティークスタイルのカップボード制作中ですが あくまでも忠実に再現する為にも
創るしかないということで 奮闘しました。
たかが取っ手と言えど イメージに合わせた創りを仕上げるには手間がかかるものです。

木工旋盤を使い 4個のKnobを創ります。

Knob 1

Knob 2

4個の削り具合を デザイン通り均一に …………
切り離した後は ヤスリ等を使い形を整え仕上げます。

Knob 3

Knob 4

Knob の用材は 天然木ポンデロサパインで 木目はきれいです。
引出しの表面がカーブしたデザインの為に Knob を受ける為の加工です。

Knob 5

Knob 6

制作は続いています。

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