La Maison avec du coeur

フランスの友人夫妻が HEART&HOMEを「La maison avec du cœur」と 素敵に表現してくれました。
彼らの 私たちに対する想いに 感謝の意を込めて Blogタイトルにしました。

世界にたったひとつの家具

フレンチ デスク トップ

庭作りの仕事をさせて頂いている
S さん宅の愛娘2人の デスクトップを創りました。

デスクトップ1

我が家の娘たちも そうだったように 小学生のうちは リビングのテーブルを占領して
宿題をしたものです。
自分の机は と いえば ランドセルやら 何やらの 物置 ? みたいになって
せっかく作った机だというのに 置き去り状態でした。

S さん宅も やはり 同じようで ……  リビング脇の PCスペースを片づけ
しばし 子供たちの お勉強スペースにするそうです。
お母さんや お父さんの 気配や声が聞こえる場所が やっぱり 落ち着くのでしょう。
親の立場から見ても 視界の中に子供の姿が見える方が 何かと 安心できるものです。

と いうことで  娘さんの入学に間に合わせようと 他の大型家具制作の 合間をぬう様にして
創り上げました。

デスクトップ2

デスクトップ3

デスクトップ4

すっきりとしたフォルムは 甘すぎず  長く愛用してもらえそうな仕上がりに なっています。
引出しも たくさんあって こまごました物たちの整理に役立ちそうです。
仕切りも 用途にあわせて 取り外し可能にしてみました。
この デスクトップ・・ 小さいくせに しっかりモールディングが施されていて
フレンチ テイスト たっぷりです。

かわいい 2人の娘さんたちの 笑顔を 思い浮かべながら 創りました。

日常のこと

忙しすぎて …………………..

「ブログ 更新しなきゃ」と 毎日 仕事に追われながら
口ぐせのように 言い続けています。

猫

ゆっくり 書いている心の余裕がなく
今回は
“ UZES ”の アンティークShop の中庭で
の~んびり 昼寝中の 猫ちゃんの画像で 失礼します。

待っていてくれている たくさんの方たち ………………

がんばってますよぉ

世界にたったひとつの家具

仕事の 山 …….. です。

いったい 今  何台の家具を “ 同時制作 ”しているでしょう ?

部材の山と 組立て始めたばかりの 家具と ペイント途中の 物と ・・・・・

決して広くない 工房の中は 大変な事になっています。

部材の山1

部材の山2

部材の山3

部材の山4

部材の山5

部材の山6

部材の山7

部材の山8

私が 勝手に 片づけることのできない聖域なので 物を移動する度に
お伺いを たてながら しないとなりません。
それが とても 面倒なので
今では “ さわらぬ神に ・・ 何とか ” と 決めこんで 部材には・・
その上に 木くずがたまっていようと 決して さわらないようにしています。

世界にたったひとつの家具

大雪の日

工房の外灯

45年ぶりという 今回の大雪に 工房の外灯には 大量の雪が積もり
その姿が あまりに かわいかったので 記念の1枚を カメラにおさめました。

この雪を見ながら 前回の 雪のプロヴァンスを思い出し 家族で しばし 思い出話しに
時を過ごしました。
あの時の プロヴァンスも 数10年ぶりに南仏を襲った豪雪と タイミングがぴったりと合って
しまい 思いがけず 貴重なプロヴァンスの雪景色を 見ることになってしまったのでした。

自動車

雪だるま

今となっては それも 大切な思い出のひとつです。

そして この 大雪の日に わが工房内では 外仕事をあきらめ
“ ガーデン小屋 ”の 扉を制作をしていました。

金具1

金具2

金具3

金具4

用材

湾曲・歪み等が発生しないように 向い合せに張り合わせた用材を作り
制作しています。

この ロングヒンジ、ハンドルは デュルフィ ( Dieulefit )という村で 買ってきたものです。
フランスでは 最もポピュラーな金具です。
もう ブログで 何度も紹介した ROUX さん夫妻の陶房がある村です。

ROUXさん夫妻の陶房がある村
デュルフィー ( Diulefit ) centre de la ville

村に ひとつしかない 金物屋さんに ROUX さんに連れていってもらいました。

「ROUX さん 元気かなぁ? 」
そんな 言葉が 自然に口から出てきます。

扉は これから ペイントに入ります。

世界にたったひとつの家具

アンティーク レースを 敷きつめたように ………

思い立って ショーケースを創りました。

ガラス部分には 繊細なアンティークレースを敷きつめたように したくて・・・
エッチングすることにしました。

エッチング1

エッチング2

アンティークレースの本の中から いくつかのモチーフを選び出し エッチング用の
片面が シールになっているシートに 型を起こします。
ここで 役に立つのが ステンシルで培った手法です。
ただ 大きく違うのは ステンシルの場合 これだけ細かな型になると 何枚かの型に
分けるのですが 一版のみで型を作るため レースの持つ雰囲気を損なわぬよう
型の起こし方にも センスを求められます。

エッチング3

型を起こし終え カッターで切り抜く作業も その繊細さゆえ 神経を使いながら
慎重に カットしてゆきます。
気の遠くなるような 張り詰めた時間が流れます。
でも それだけ 細かなカッティングをした型は 絶対に 思った以上の出来映えになって
返ってくることをわかっているから 頑張れるのです。
型切りが終り 台紙からはがしたシートを ガラス部に貼りつけ しっかり空気を抜き
切り取って穴のあいた部分に エッチングクリームを塗布します。
それから 20分ほど放置し クリームを流し取り シートをはがすと ・・・
あの苦労の末 切り抜いたレース模様が 白く浮き上がっています。
この瞬間  苦労が “む・く・わ・れ・る”のです。

エッチング4

~ そして やっと 本体と合体して ひとつの作品が出来上がります。 ~

ショーケース1

バターミルクペイントを混色し 色をつくりました。

ショーケース2

ショーケース3

ハンドル

今回 使用したハンドルは 20年前 provence 旅行したときに Avignon で買って来たもの。
ある意味 Brocante です。 浅めの引出しに ピッタリ サイズで 付けた途端 輝き出しました。
きっと ここに つけられるために 長い時を 工房の片隅で 待ち焦がれていたのでしょう。
なんだか うれしそうです。

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